アバダーン
やや詳しい情報
湿地帯の内にて、地元で「アバダーン島」と呼ばれる乾地に立地。東方にアバダーン国際空港を擁す。
一帯のフーゼスタン平野は、1980年に開戦し1988年に停戦になったイラン・イラク戦争?の主戦場となった。アバダーンの製油所も、空爆で破壊されたが、1993年頃に復興。市街も戦災から復興したとは言え、未だ被害の傷痕は残っている。
詳しい情報
第2次大戦後、石油精製業が発展。
ザクロス山脈?山麓部に位置する、マスジェド・スレイマーンなどの油田とパイプラインで結ばれている。石油精製、輸出の一大拠点。
一帯は、イスラム諸国からの出稼ぎ労働者が多く、イラン国内では、アラブ系住民の比率が高い。人口35万人(1991)。
GM向け参考情報
油田地帯を後背に持つ石油精製、及び、輸出港の1つ。
気候帯としては、ステップ性気候だが、ペルシア湾に面していて降水は多く、一帯には低湿地が広がっている。
交通路
鉄路
鉄路はアバダーンには通じていない。至近の鉄道駅は、北方でカールーン川?の対岸に位置するホラムシャハルに位置。
自動車道
他に東方の低湿地帯を通る地方道が敷設され、アフワーズ方面へ至るルートと、東方でペルシア湾に接すバンダル・ホメイニ?に至るルート、南方のペルシア湾湾岸の小さな町アルヴァンドケナール(人口不詳、1万人未満級)に至るルートなどがある。
水運
アバダーンには、シー・エクスプローラー級の舟もシャッタル・アラブ川を遡行しての寄港が可能と想定。
空港
東方にアバダーン国際空港が位置。
キーワード:
参照:[ユーフラテス川] [ホラムシャハル] [アジア州の現存国家]