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ラッカ県

ラッカ県 ラッカけん 簡易版

簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。

アラビア語名の音
Ar Raqqah(アル・ラックァー)
英語、他
Rakka(ラッカ)

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 ラッカ県(アル・ラックァー)は、シリア=アラブ共和国の行政区の1つ。

【参照イメージ】

やや詳しい情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「交流+知性 目標値8〜10」、「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ラッカ県(アル・ラックァー)は、シリア=アラブ共和国に13区分されている県(に相当する行政区)の1つ。
 シリアの他の県同様、大統領に任命された県知事が、中央政庁から派遣され県を統治している。
 県域は、国土北部の東西中ほどでトルコ共和国の南東部と接している。
 西部では、隣接するアレッポ県?にかけてアサド湖?が広がっている。アサド湖東端に設けられているユーフラテス・ダムダムからユーフラテス川が流出。ユーフラテスは、ラッカ県県域南北の中ほどやや南寄りを、概ね東流して貫流。西に隣接するダイル・アッザウル県?へ流出していく。
 シリア領内では、東方の北寄りでアレッポ県と、南寄りでハマー県?と県境を接している。南ではホムス県?の北東部と接し、西側の概ねではダイル・アッザウル県と接している。北東部では、比較的短い県境がハッサカ県?と接している。
 北縁はトルコとの国境線の一部を挟んで、トルコ側のシャンリウルファ県?と接している。県域北部では、トルコ領南縁の山地から流出したバリク川?(Balikh river)他が概ね南流。灌漑を利用した綿栽培が盛ん。
 行政中心はラッカ市。県域のほぼ中央あたりでユーフラテス川の北岸に位置。バリク水系の下流はラッカ市市域の南部で合流した後、市域東部を通ってユーフラテスに合流していく。
【参照地図】
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値8〜10」、「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ラッカ県の県域内には、古代ラッカの遺跡、やレサフェの遺跡?が知られている。
小辞典版推奨判定
「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ラッカ県の県域県域面積は、19,616平方km。居住人口は、811,000人(2005年推計)。県域は、3つの群に区分されている。内、ラッカ郡が最も広い。
 県域の北部がタル・アブヤド郡、県域の西部がアル・タウラー郡。ラッカ郡の面積は、残りの2郡を併せたよりも広い。
 ラッカ郡の東縁と南縁は、県境を兼ねている。つまり、ラッカ郡の北部にタル・アブヤド郡が隣接し、ラッカ郡の西部には西部がアル・タウラー郡が隣接しているのが、ラッカ県の区分構成になっている。

  • 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値12〜14」
やや詳しい情報 現在のラッカ県の県域は、16世紀には、オスマン=トルコ帝国のイヤラット地方(eyalet province)の行政区に組み込まれていた。ただし、この行政区の行政中心は、現在のウルファ?トルコ領)に設けられていた。ウルファは、現在のラッカ市の北200kmほどにあたる。
 現在のラッカ県の領域は、主にアラブ人やトルクメン人の遊牧民の生活圏になっていた。
 17世紀後半から、現在のラッカ県県域は、オスマン=トルコの政策で、アラブ=ベドゥインやトルクメンなどの遊牧民の定住化を推進するために活用された。さらに19世紀半ば頃には、カフカス地方での戦争から逃れたチェチェン人?など難民集団もオスマン帝国中央の政策で、この地に入植することになった。
 現在のような行政区分が整えられたのは、第1次世界大戦?でオスマン=トルコが滅びた後のフランス統治時代(1920年〜)のこと。フランスの信託委任統治領時代の地域政庁は、現在ラッカ市で、ラッカ博物館?として使用されている。

GM向け参考情報

環境帯

 気候帯としては、ステップ性の乾燥気候に属す。ユーフラテス川流域の植生は、水利を利用した灌漑でかなり豊か。

交通路

 ラッカ市を起点とする型で、ユーフラテス川北岸沿いに、ダイル・アッザウル市?の対岸に至る地方道が東に伸びている。

  • この地方道は、デーレッゾールの対岸で、ダマスカス?〜ダイル・アッザウル〜カミシュリー?を結ぶ主要地方道と交叉。
  • 他に、北北東に転じるルートが、主要地方道のバイバス・ルートをなす。
  • また、ユーフラテス川、北岸沿いに伸びて、イラク国境を越える地方道にも通じる。
  • (ユーフラテス川沿いで、シリアとイラクを結ぶ自動車道は、南岸沿いの道の方が主道。北岸沿いの道は、裏道的な地方道になっている)

 トルコとの国境線に面するシリアの地方都市タッル=アル・アブヤドからクランクしながら南下してきた主要地方道も、ラッカに至っている。

 ユーフラテス川沿いの水運についてはユーフラテス川の項を参照されたし。

 近傍に空港の類はない。

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

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検討

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更新日時:2007/09/08 23:41:45
キーワード:
参照:[ラッカ市]
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