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シリア=アラブ共和国

シリア=アラブ共和国 
シリア=アラブきょうわこく

アラビア語?(音写)
Al-Jumhuriyah al-Arabiyah as-Suriyah
アラビア語名略称(音写) Suriyah
(アラビア語?は、シリア=アラブ共和国の国定公用語
フランス語名
R?publique arabe syrienne
フランス語名略称 Syrie
英語名
Syrian Arab Republic
英語名略称 Syria

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 「シリア=アラブ共和国」は、西アジア西南アジア)の地中海東岸北部で、やや狭い沿岸部と、広い内陸部とを領土にしている国家。

 社会主義の人民民主主義国家とされている。事実上バース党の一党独裁に近いアラブ的社会主義国。イスラエルの国家生存権を否定する、強硬な反イスラエル主義の国でもある。軍の発言力、警察の権力が強い、軍事国家、警察国家としても知られる。

 1990年まで、隣国、レバノン共和国で続いた内戦に介入した派兵をきっかけに、国際的孤立に陥った。レバノンを属国化している、との批判を各国から被ったためだ。派兵されたシリアの部隊は、2005年に撤兵し、国際監視団によって撤収完了も確認された。

 2006年夏、ヒズボラ?のイスラエルに対するロケット弾攻撃をきっかけにした、イスラエル軍のレバノン侵攻後、レバノン国内での親シリア派の政治的主張が盛り返してきている。2006年年末現在、国際的孤立から完全に脱したとは言えないが、混迷するイラク情勢への関与を求める国も増えていて、国際的発言力回復の兆し、と見る意見もある。

近隣諸国
 北でトルコ共和国と、東でイラク共和国と、南ではヨルダン=ハシミテ王国と国境を接し、西南でレバノン共和国イスラエル国と接している。イスラエル国に占領されているゴラン高原(イスラエル側は併合を宣言)の領有を主張している。
 東地中海北部の島、キプロス島とは、97kmの距離で対面。
国名
 「シリア」の略称は、英語、他で国際的に通用しているが、アラブ語による自称国名は「エッシャアム」、正式国名は「アル-ジュムフーリーヤ・アル-アラビーヤ・アッ-スーリィヤ」。国民にも、歴史的地域名でもある「シリア」に誇りを持つ人が珍しくない。
 英語による国家名正称は、“Syrian Arab Republic(スィリァン・エァレァブ・リェパブリク)”。
国際関係
 国連をはじめとした国際機関のほとんどに加盟している。
 アラブ連盟加盟国だが、隣国イラクとは、フセイン政権以前から対立していた。隣国トルコはアラブ諸国ではないが、こちらとも、ユーフラテス川の水利などで対立。
 対イスラエル強硬派で、イスラエル国の国家生存権を認めていない。1967年以降、ゴラン高原イスラエルに占拠されている。イスラエル側は1981年に同地の併合を宣言し実効支配を続けている。当事国シリアはこの併合を承認していないし、現在に至るまで、国際的にも認められていない。
 隣国レバノンへのイスラエル侵攻をきっかけとして激化したレバノン内戦に介入するため、1976年に派兵。その後、軍の駐留を続け、レバノンを属国化したとされる。これがきっかけとなり、国際的な孤立を深めた。レバノンに派兵された軍は、2005年に撤収したが、その後、レバノン国内で起きた反シリア派元首相暗殺事件への、国家関与が疑われている。2006年2月、シリアの大統領は、「レバノンの元首相暗殺事件の調査で、シリアは国際社会の圧力に屈服しない」と述べた、と報じられた。
 レバノンの対イスラエル政策も絡んで、政治対立は複雑化。国際的な注目が集まっている内、シリア当局もレバノンの内政への直接的な関与は抑制しているようだ。しかし、シリア当局の政治家などは、きっかけがあれば、レバノンの親シリア派を側面援護するような、外交的発言を繰り返している。
 そんな内、2007年9月、イスラエル軍がシリア東部に位置する「戦略施設」を空爆する事件が起きた。空爆されたのが、核開発施設だとの疑惑が浮上し、シリアを巡る国際関係は一挙に複雑化している。
地域
 シリア国土は、まず、南西部で南北に細長く比較的狭い地中海沿岸部と広い内陸部とに大別される。地中海沿岸部と内陸部との間は、トルコ領にもまたがるヌサイリーヤ山脈?レバノン領にまたがるレバノン山脈?、及びアンチ・レバノン山脈?に隔てられている。
 内陸部は、ユーフラテス川が流れる北部、シリア沙漠を擁す中部と南部に大別することができる。
国情
 形式的に多党制の体制をとってはいるが、政権は連立政権の形態で、実態は事実上、社会主義的な一党独裁体制と目されている。2006年現在、バース党?への権力集中が憲法にも明記されている。有効な野党が国政に参与していないが、民間の民主化を求める運動は根強い。
 憲法には、「社会主義の人民民主主義国家」とも規定されている。大統領府と軍部、秘密警察の結びつきは強く、軍政国家とも、警察国家とも言われている。
 大統領の権限はきわめて強いが、2000年に父親の大統領位を継いだ(諸外国からは、世襲と言われた)、現大統領は、これまでのところ強い権限を行使しないでいる。バース党幹部の発言力が強いため、とも、大統領を出した一族の門閥が実権を握っているからとも、党と軍部の対立を現大統領がバランスを採ってコントロールしているため、とも様々に言われている。いずれにしても、政治的意思決定の過程が、たいへん不透明な体制とは言える。
 現大統領は、中国をモデルにした市場経済の導入を試み、付随して以前は禁止されてた衛星放送TVの受信とインターネットの使用とを解禁。以降、社会体制の改革を求める民間の運動が活発化してきている。
歴史
 1918年にオスマン=トルコ帝国?から独立、第1次世界大戦?の戦後処理で、1920年以降フランス共和国の委託統治領とされた。第2次世界大戦中、連合軍が進駐、大戦後の1946年に独立。
 1958年から短期間、エジプトと合邦しアラブ連合共和国をなしたが、これに反対する軍部のクーデタで、シリア側は1961年に合邦を撤回。その後、バース党急進派と同党穏健派の抗争を中心にした内紛が続いた。
 1970年当時の国防相が指揮した軍事クーデタを経て、現在に至る体制がはじまる。1971年、国防相は大統領に就任、29年間の長期間大統領位にあったが、2000年に死亡。国民投票を経て、前大統領の次男が大統領に就任し現在に至る。
近況
 2006年11月に、U.S.A.(合衆国)の中間選挙で、共和党が大敗した。イラク政策などの方向修正を迫られたU.S.A.政府は、シリア共和国にも、「国際協調をした上でのイラクへの関与」を求め始めた。
 レバノンでの、元首相暗殺事件への、シリアの国家関与疑惑が晴れたわけではない。それどころか、「国際協調をした上でのイラクへの関与」とは、暗に「イスラエルの国家承認」を促す、外交駆け引きとも思える。
 シリアが国際的孤立を脱するきっかけは、生じている情勢だが、シリア国内の政治バランスを考えると、シリア側に選択可能な政治路線がそう多いとも思えない。同時に、シリア当局の選択次第では、さらに国際関係が混迷する可能性も少なくない、と思われる。レバノン情勢に関わる諸問題も懸念される。
考古学関係
 「文明の十字路」と呼ばれるシリア・パレスティナ地域?の北部と、メソポタミア地域の北西部とを占め、遺跡は重要なものだけでも多数ある。
 伝統的に、フランスによる考古調査の蓄積が多い。またイタリアの調査団も、長年調査を断続させている。
 国民には、古い歴史を誇る風潮が共有されていて、当局も各国の考古調査には概ね協力的。しかし、それだけに遺跡出土遺物に対する国家管理も厳格。
 社会主義体制の国でもあり、調査に対する干渉なども、過去に見られる。

シリア=アラブ共和国の地図

シリア=アラブ共和国の参照画像

追加情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「情報+知性 目標値8〜10」、「陰謀+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 イラク戦争の前後から、U.S.A.(合衆国)政府当局は、シリアを「テロ支援国家」として、激しく批判していた。しかし、2006年年末、U.S.A.を含む諸国の、シリアに対する関心は、レバノンでの暗殺事件の真相解明と、イラク情勢への対処という、矛盾の多い課題に分散してきた。
 従来、現シリア政府による、イラクの抵抗勢力への支援疑惑は濃厚と言われていた。この件について、シリア当局の国家関与が証明されたわけではないが、にも関わらず、イラクへのシリアの関与が期待されるほど、イラク情勢は混迷を続けている。
 2006年5月以降、シリア政府は、イラクから脱出したものの、ヨルダンに入国を拒否されたパレスティナ難民の受け入れてきている。
小辞典版推奨判定
「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 シリアは、対イスラエル政策について、アラブ諸国の内でも一貫した強硬派。エジプトヨルダンのように、イスラエルと国交を樹立したアラブ国家もある内で、一貫して、イスラエルの国家生存権を認めていない。
 「イスラエルを地図から抹殺する」と言った挑発的発言は、公には聞かれないが、シリアで発行されている地図には、イスラエルの領土が記載されていないのは、よく知られた話だ。
 イスラエル側は、生存権を認めていない相手に、ゴラン高原のような戦略拠点を返還することはできない、としてきている。

  • 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
小辞典版推奨判定
「情報/分析+知性 目標値12〜14」
さらに詳しい情報 シリアは、バース党?に権力が集中した事実上の一党独裁国家で、アラブ的社会主義の国。しかし、政権中枢を占めている一派はアラウィ派?が多く、内部ではスンナ派勢力との権力闘争が続いている、との観測が有力。
 近年、中国をモデルにしたと言われる市場経済の導入、インターネットとCS受信の解禁など、解放政策が進められた。多党制と普通選挙への移行も取り沙汰され、同国国民も各国も注目している。
 現大統領は、多党制への移行に積極的とも言われるが、アサド一族と言われるアラウィ派門閥、及びバース党守旧派に抵抗が強いようだ。国内では、バース党改革派、党外改革派などが入り乱れた政争や政治的論戦が続いている。
小辞典版推奨判定
「陰謀/分析+知性 目標値12〜14」
さらに詳しい情報 「シリアは、バース党独裁の社会主義国ってことになってるわよね。でも、実際は政権内部の権力を巡る駆け引きがあるのよ。旧ソ連もそうだったし、今の中国もそうでしょ。一党独裁とか言ってる国ほど、表立たない権力闘争が裏にこもるものよ。
 特に社会主義国では、面白みも無い“理論闘争”って奴が、実は権力闘争の表れになってるのよね。屁理屈の言い合いみたいなやりとりを見せられてる非党員の国民は、おもしろいはずないわよね。政策について発言する道が閉ざされてるんだもの。
 権力は大統領に集中してることになってる。私の見るところ、今の大統領は、政権内部のパワー・バランスの上で、調整役になってるように思えるな。軍部との結びつきが後ろ盾になってるからできることでしょうね。つまり、大統領も軍部の意向を抑えるのは、大変なはずと思うわけ。独裁者って言ってもそんなもんよ。
 軍部の影響力も強いけど、あの国は秘密警察も景気いいわよ。外国人は、旅行者でも尾行や電話盗聴かけられるから。これ、イリーガル?の間では、常識」−−財団にヘッド・ハントされた元イリーガル
小辞典版推奨判定
「歴史+知性 目標値12〜14」
さらに詳しい情報 歴史学的には、「シリア(地域)」は、メソポタミア地域より西で、タウロス山脈より南の地域を指す。シリア地域の諸国には、「欧米諸国による第1次大戦後の戦後処理で分割された大シリアの復活を目指すべき」とする政治的主張(大シリア主義)もある。そのため、研究者には古代のシリア地域を指す用語として「歴史的シリア」を用いる者が多い。「シリア・パレスティナ地域?」の地域名で、さらに広い地域を一括把握することもよくなされる。
小辞典版推奨判定
「歴史+直観 目標値12〜14」
インスピレーション シリアの地域名は、歴史的には、アッシリア?が語源、とする説がある。
注:「説がある」のは事実だが、反対する説や疑問視する説も多い)

GM向け参考情報

位置(再整理)

 シリア=アラブ共和国(アル-ジュムフーリーヤ・アル-アラビーヤ・アッ-スーリィヤ)は、西アジア西南アジア)の地中海東岸北部で、やや狭い沿岸部と、広い内陸部とを領土にしている国家。

近隣諸国
 北でトルコ共和国と、東でイラク共和国と、南ではヨルダン=ハシミテ王国と国境を接し、西南でレバノン共和国イスラエル国と接している。イスラエル国に占領されているゴラン高原(イスラエル側は併合を宣言)の領有を主張している。
 東地中海北部の島、キプロス島とは、97kmの距離で対面。

基本情報

  • 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可。

シリア=アラブ共和国の基本情報 2009年版
(別ウィンドウで並べて見ると、多分便利)

用途

 シリアは、シナリオの狙いに応じて、様々な料理法で扱えるありがたい舞台です。

 「文明の十字路」と呼ばれた地域に位置していて、古代遺跡や、化石人類の遺跡、新石器時代の遺跡、中世イスラムの遺跡など、シナリオの材料には困りません。

 それだけに、シナリオの狙いを絞って、適した料理法を工夫することをお勧めします。この件に関しては、このページの「トピック:いくつかのシナリオ路線」を参考にしてみてください。

アイデア・フック

 2006年現在の情勢では、PCの行動にもある程度の制約が加わった方が、もっともらしい国です。例えば、次のような料理法が考えられます。

向いているミッション
 NPC調査隊の警護、行方不明になった研究者の探索、謎めいた出土遺物を研究者NPCから受け取り財団関連研究施設に海外移送する(このミッションでは、海外持ち出しについて、財団とシリア政府との申し合わせの処理を考慮するといい)。あるいは、謎めいた古文書に関連した域内探索(名目的には事前予備調査)、など。
 2006年現在では、次のようなミッションも考えられる。
 イラク国境部に近い遺跡(マリの遺跡など)の短期集中再調査(情報記録主体)の調査隊警護。
 イラク国境部に近い遺跡から、重要遺物を一時緊急国外退去する。このミッションは、シリア政府からローズ財団に依頼があった、とするといいだろう。国際的影響も考え、極秘ではないが、できるだけ目立たないように処理する、とする。緊急退去は、「財団による高度な精査分析のため」と名目をたてれば、なおいいだろう。
登場しても唐突でないNPC
 様々なシリア国民、政府関係者、研究者(特に考古学関係と古人類関係、地質学者や地球物理の研究者でもいい)、ジャーナリスト、旅行者――およそ基本的なNPCは、シリア風のアレンジさえすれば、たいてい登場可能。
 NPCについては、シリア沙漠の項も参照されたし。
地域感情の運用
 現在のシリアのように複雑な国情の国で、地域感情を狭く定めることは得策ではない。地域によっても社会階層によっても、帰属する民族集団によっても様々だろう。基本的に、対U.K.感情はよくない、としておく。対英感情だけでなく欧米諸国に対する感情は基本的によくないだろう。場合によっては、最悪、というNPCがいてもおかしくない。
主要な遺跡スポット
 ウガリットの遺跡エブラの遺跡(テル・マルディック)、マリの遺跡(テル・ハリリ)、ユネスコ世界遺産に登録されているパルミラの遺跡?、他など遺跡は多い。さらに、化石人類や、石器時代の遺跡スポットも多い。

地勢と地域

地勢と環境

 シリア領は、北緯35度から37度の中緯度地方に位置。地勢は、地中海沿岸部、地中海近くで概ね南北に走る山地帯、山地帯よりも東方の内陸部に大別できる。

 上記の地域ごとに気候も環境もかなり異なる。内陸部では、沙漠地帯が広い面積を占めているが、内陸部でも北部のユーフラテス川流域部は、他の内陸部とは異なった環境を保っている。

 地勢を再整理しながら大観してみよう。

 まず、地中海東岸に東西幅の狭い海岸平地を持ち、その東には南北に走るいくつかの山脈と、渓谷、地溝帯がほぼ並行に並んでいる。東部ではシリア沙漠や岩地性の丘陵地が広がり、メソポタミア地域やアラビア半島?ネフド沙漠に連なる。

 国土北部の中ほどでトルコ共和国領からユーフラテス川が流入、南流に転じると北部を経てイラク共和国領へ流れている。ユーフラテス川がシリア領に流入する地点の東寄りで、やはりトルコ領に水源を持つカーブル川が流入。概ね南流すると、ユーフラテス川に合流している。

 シリアの気候には四季があり、山地地帯では冬季に降雪も見る。

 ただし、日本のような四季とは異なり、春と秋がたいへん短い。西部の山地は肥沃な三日月地帯?に含まれ、年間200伉供⊂貊蠅砲茲辰討400侈にの降水量を得る。また、山地地帯以東では、夏と冬との温度差が大きい。春になっても寒さが続き、かなり唐突に暑い夏になる。秋から冬への変化も同様。これに加えて、山地地帯と沙漠とでは、昼夜の気温差も大きい。

 沙漠地帯では、適当な装備なしに屋外宿営する場合は、「生存+耐久」判定をおこなうことを推奨。

【参照データ】

地域区分

 2006年現在、シリアの国土は13の行政区に区分されています。

 シリアに限らず、国内の行政区まで意識しないといけないのは、(一部の特殊な事情を抱えた国を除けば)凝ったシナリオの場合だけでしょう。

 シリアの場合も、まず、舞台にする地域がすでに地勢大観で上げた地域4大別(地中海沿岸部、山地地帯、ユーフラテス川流域、沙漠地帯)のどの辺に位置するか、から意識していくでしょう。

 シリアの地域行政区分についての話題は「シリア=アラブ共和国の諸地域」の項を参照されたし。(⇒ シリア=アラブ共和国の諸地域

人口分布

【参照データ】

 シリアでは、地域によって人口の集中度が大きく異なる。

 第1に、地中海沿岸部と、その後背地に人口が多い。南部では、首都周辺に人口が集中。

 他は、ユーフラテス川流域に人口が多い。

 内陸中部、ことにシリア沙漠などの人口は過疎。都市部への人口集中度が高い、だろうと想定。(沙漠は、比較的アクションの舞台に向いています。ただし国境周辺は除外)

 詳細は、「シリア=アラブ共和国の諸地域」の項を参照されたし。(⇒ シリア=アラブ共和国の諸地域

主要都市

西部の山地地帯(とその周辺)
ダマスカス?(首都)、アレッポ?(ハラブ、シリア第2の都市で北の要都、商都)、ハマーホムス
ユーフラテス川流域部
デーレッゾール、ラッカ?
地中海沿岸部
ラタキア?(ラージキーヤ、シリア第1の港湾都市、ウガリットの遺跡を擁す)

 詳細は、「シリア=アラブ共和国の諸地域」の項を参照されたし。(⇒ シリア=アラブ共和国の諸地域

正規の出入国ゲート

スカイ・ゲート
 首都ダマスカスの南西にダマスカス国際空港が位置。
 他に、アレッポ、ラタキアの近傍に国際空港が位置。
海港
 北西部のラタキア?が、シリア最大の港湾都市で、海の玄関。地中海沿岸部には、他にも中小の港湾都市が連なる。
国際鉄路
 アレッポ、ホムス、ダマスカスを結ぶ基幹鉄路が、国際鉄路につながっている。
 特に、アレッポから、サウディ=アラビア?に至る路線は「巡礼ルート」と呼ばれる路線。メッカ?やメディナ?へ巡礼するため、各地から集まるイスラム教徒が利用する。巡礼に飛行機敏な多用されるようになってから、かつてのような混雑はなくなった、と言われるが、宗教的に重要な時期が近づくと、今でも利用者が増える。
 基幹鉄路は、アレッポから2方向に別れ、一方は北上しトルコ領内へ、一方は、シリア - トルコ国境に沿うように走った後、トルコ領南東部の国境の町ヌサインを経由。シリア領北東辺を斜めに横切った後、イラク領に入ってモスル?に至る。
 また、アレッポからは、西に延びラージキーヤに至る国内鉄路と、東に延び、アサド湖?の東でユーフラテス川を横切ってトルコ領国境のヌサインへ至る国際鉄路も通じている。
 さらに、ホムスからは、西方に延びる鉄路が、地中海沿岸部に至った後、レバノン領に伸びる国際路線と、東部に延び、パルミラの遺跡?近傍のタドモル?に至る国内支線とが広がる。
 ダマスカスからは南方へ延び、ヨルダン首都アンマン?に至る、他に、西方に分岐し、レバノン首都ベイルート?に至る路線もある。
国際自動車道
 自動車道は、西寄りに密に張り巡らされているが、東方には、いくつかの国際自動車道が敷設されている。(東方と連絡する国際自動車道については、シリア沙漠の項を参照されたし)
 国土西部では、北の要都アレッポ?(ハラブ)、中ほどに位置するホムス(ヒムス)、首都ダマスカス?を南北に結ぶ道路があり、各都市をセンターにして、地中海沿岸部や、レバノン共和国方面に通じる道路網が広がっている。
水運
 ユーフラテス川を利用した国際水運については「ユーフラテス川」の項を、オロンテス川については「オロンテス川」の項を参照のこと。(⇒ オロンテス川ユーフラテス川

主要な国内交通路

空港
 北東辺で、トルコとの国境に接す地方都市カミシュリー?の西に国内線空港が位置。
主要鉄路
 このページの記事の「正規の出入国ゲイト」の記述を参考にされたし。
主要自動車道
 このページの記事の「正規の出入国ゲイト」の記述と「シリア=アラブ共和国の地域や都市など?」とを参考にさんれたし。
河川水運
 ユーフラテス川を利用した国際水運については「ユーフラテス川」の項を、オロンテス川については「オロンテス川」の項を参照のこと。(⇒ オロンテス川ユーフラテス川

別称類

主要国の言語

  • アラビア語名(音写)=Al-Jumhuriyah al-Arabiyah as-Suriyah(アル-ジュムフーリーヤ・アル-アラビーヤ・アッ-スーリィヤ)
    略称=Suriyah(スーリィヤ)
    (アラビア語?は、シリア=アラブ共和国の国定公用語
  • フランス語名=R?publique arabe syrienne
    略称=Syrie
  • 英語名=Syrian Arab Republic(スィリァン・エァレァブ・リェパブリク)
    略称=Syria(スィリァ)
  • スペイン語表記=Rep?blica ?rabe de Siria
    略称=Siria
  • ロシア語表記=Сирийская Арабская Республика
    略称=Сирия
  • 中国語名=阿拉伯叙利〓共和國
    略称=叙利〓
    (〓は表示できない漢字)

その他

  • 現代ヘブライ語名=「アラム」

トピック:いくつかのシナリオ路線

注記

 このトピックは、このページにある「用途」の項の「共通要素」の節を前提としたもの、と意図しています。

シンプルな冒険の舞台として

 シリア=アラブ共和国をシンプルな冒険の舞台に使うなら、シリア沙漠へ直行することをお勧めする。

 もちろん「直行」と言っても、高速移動やブレイク中の移動を活用。

 セッションで扱うのが煩わしい要素を「ないことにする」のではなく、「背景にはあるけど、冒険には絡めない」でいく省略の手法を、うまく使おう。

 例えば、予めローズ財団とシリア政府当局とが合意したオープン・ミッションを設定する。

 合意内容によっては、噂で悪名が広まっている、シリア秘密警察の外国人旅行者尾行や盗聴といった事態をセッション中に再現しなくても、シームレス・ワールドのリアリティを損ねることはない。

 少々の味付け程度に、現在のシリアらしさも加えたければ、政府の文化政策担当部局から、案内人という名目で派遣された監視人のNPCを、公然とPCチームに同行させてく手もある。

シームレス・ワールドに拘った冒険の舞台として

 国家に分断され尽し、情報ネットと経済システムに覆われつくされた観のある21世紀シームレス・ワールドで、理屈で考えればあり得ない秘境を巡る冒険。

 そう、例えば、船戸与一の『猛き箱船』や、夢枕獏の『神々の山嶺』のような、現代ならではの冒険物語のフレーバーを、セッションで演出したいなら、シリアはかなり向いている舞台の1つだ。

 何より、海岸平野部、山岳部、砂漠地帯と、地勢から、くっきりと区別される環境が揃っているのがありがたい。

 この路線は、シナリオ・メイクの難易度も高めだし、プレイヤーたちの趣味嗜好にあうような味付けにも工夫を要す。

 念のために書いておくと、「現代らしい冒険」と言っても、『チーム・アメリカ★ワールド・ポリス』みたいな、一般社会でも悪者と認知され易い相手(テロリストなど)を向こうに廻して、バンバン戦ってく、ってタイプの冒険は、「ブルーローズ」のゲーム・コンセプトとちょっと違うと思う。

 『チーム・アメリカ』タイプの冒険だって扱えなくはないが、「ブルーローズ」は、戦闘だけでは決着がつかない物語の方に適してる。

 その辺も考え合わせると、シームレス・ワールドに拘った冒険のメイン舞台としてシリアを使う路線では、まず、ミッションの焦点になるオーパーツのネタの選別に注意するといいだろう。

 現今のシリア国情や国際関係と、ストレートに関るのではなく、脇から斜めに絡むようなネタが扱い易い。ワールド・ワイドとの絡みも考慮したい。

 例えば、クルド人?関係、ゴラン高原関係、あるいは十字軍?関係、この辺が候補に上がってくると思う。探せばきっとまだあるだろう。

歴史ロマンに拘った冒険の舞台として

 歴史ロマンに拘った冒険では、シリアを舞台にすれば材料に困ることはない。

 古代ヒッタイト、アッシリア、ローマ、アルメニア王国、ファーティマ朝、モンゴル軍、十字軍、暗殺教団、etc。題材に迷うくらいだ。

 この路線では、まず古代ロマンの題材を絞り込むことをお勧めする。最初から決め込んでも行き詰ることはあるので、2〜3の候補を脳内で遊ばせながら、シナリオ・メイクに取り組むといいだろう。

 陰謀組織との関係で、古代や中世のシャドウ・ウォーズを絡ませたくなったときは、思いきって、大作りにこしらえた方が、マスタリングは楽だろう。過去のシャドウ・ウォーズは、歴史好きのシナリオ作者にとってはおもしろい材料だが、PCが情報収集、分析の勘所を外すと、混迷し易いからだ。

 それに、PCの任務は、超古代文明研究の支援(としてのオーパーツ確保など)が本道で、シャドウ・ウォーズの解明は、本来の使命とも言えない。

 つまり、過去のシャドウ・ウォーズは、あくまでオーパーツの素性解明に絡める程度が適当、ということになるだろう。

 とは言っても、過去のシャド・ウォーズで、どうしても扱いたくなるネタを思いついてしまうこともあると思う。その場合は、思い切って、2回か3回のショート・キャンペーンで納まるような料理法も検討してみることをお勧めしたい。

リンク

関連項目

周辺地域、諸国

資料リンク

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
  • 2006-12-24 (日) 16:27:31 鍼原神無 : 2006年後半の情勢に併せて、改訂しました。
  • 2007-11-18 (日) 06:53:10 鍼原神無 : 2007年後半の情勢に併せて、増補しました。
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検討

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更新日時:2009/09/28 18:59:13
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