バルト盆地
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
- 英語名
- Baltic basin(バールティク・ベイスン)
「バルト盆地(バールティク・ベイスン)」とは、「バルト海(バールティク・シー)を内側に囲むように取り囲んでいる広域で、海域の海底地形を底地と見て、周辺の傾斜地を含んだ地域全域」を指す。
日常的にはあまり使われない言葉。環境研究や、古地理学、地球研究などでは、用語のように用いられる。
「バルト海に河川を流入させている傾斜地の全域に、バルト海海域も併せた広域」とイメージすると、把握し易い。“Baltic Sea drainage basin”(バールティク・シー・ドレイニヂ・ベイスン)とも。
【参照地図】
やや詳しい情報
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バルト盆地(バールティク盆地)の領域には、次の諸国の領土が、部分的にであれ、含まれている。エストニア共和国、スウェーデン王国、ノルウェー王国(ノールウェイ王国)、フィンランド共和国、デンマーク王国(デーンマルク王国)、ドイツ連邦共和国、ポーランド共和国、ラトヴィア共和国?、リトアニア共和国、ロシア連邦。
以上の国は、いずれも、多かれ少なかれ、バルト海の環境保全に関わりを持っていることになる。
バルト盆地の地形は、より広い視野で見ると「バルト楯状地(バールティク・シールド)?の内部に形成されている窪地」とも言える。(随分大きな窪地だが)
バルト盆地は、氷河時代?の末期、北ヨーロッパ?の広域を覆った氷床に覆われていたが、未だ最終氷期?の末だった12,600年前頃から、後氷期?に入った10,300年前頃までは氷床の溶融、後退に伴って大きな淡水湖(バールティク・アイス・レイク)を成していた。
この氷湖に蓄えられていた膨大な淡水は、10,300年前頃、現在のノルウェイ領に中南部にあたる地域を通って流出。「それまでヨーロッパ大陸と地続きだったブリテン島が海峡で切り離されたのは、この時だ」とも言われている。
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キーワード:
参照:[地理関連の用語] [バルト海] [小辞典ワールド編] [スカンジナビア山脈]