ウィンザー家
PCが予め知ってていい情報
「ウィンザー家」は、U.K.(連合王国)の現王室が属す家門。
追加情報
- 小辞典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値10」「情報+知性 目標値12」
- やや詳しい情報 U.K(連語王国)現王室は、1714年に成立したハノーヴァー朝?の系譜。第1次世界大戦以前は「サックス=コーバーク・ゴータ家」と称していた。
- 1714年、アン王女?の死没と共に、ステュアート朝?の王統が途絶えると、1701年に制定されていた「王位継承法」に基づき、ジェイムズ1世?の曾孫、ジョージ1世?がドイツのハノーファ公国から招かれた。ジョージ1世は、ハノーファ選定候妃ソフィアの子で、以降U.K.とハノーファ公国とは同君関係になっていた。(ちなみに、ハノーファは1814年から王国になった)
- 1837年にヴィクトリア女王が即位すると、女性統治者を認めていなかったハノーファ家との同君関係は解消。ヴィクトリア女王の跡を継いだ息子、エドワード7世が、父の家門から「サックス=コーバーク・ゴータ家(ザクセン=コーブルク・ゴータ家)」の家名を採った。
- ザクセン=コーブルク・ゴータ家は、ドイツの貴族ヴェッティン家の支流で、現、ベルギー王国王室の家門。ブルガリア王国?の王を出したこともある。
- 第1次大戦時、王位にあったジョージ5世が、敵国となったドイツ風の家名を改め、1917年に新たに採用した家名が、現行の「ウィンザー家」である。
- ちなみに、ジョージ5世の長男エドワード8世は、1年間で退位した後、ウィンザー公を称したが、これ以前にウィンザーを名乗る貴族の家門はなかった。
- なお、1960年に現女王エリザベス2世が発した勅令で、女王と夫君(エディンバラ公フィリップ)との子孫は「ウィンザー=マウントバッテン家」を称すことが定められている(同じ勅令には、王家の公称は「ウィンザー家」を続ける、ともある)。マウントバッテンはエディンバラ公の母の生家の家名(ドイツ貴族バッテンベルク家)に由来。第一次世界大戦中に改称されたもの。
GM向け参考情報
ハノーヴァ朝の王統
- ジョージ1世
- 在位、1714年〜1727年、ステュアート朝?のジェームズ1世の曾孫。
- ジョージ2世
- 在位、1727年〜1760年、ジョージ1世の息子。
- ジョージ3世
- 在位、1760年〜1820年、ジョージ2世の孫。
- 1801年、グレート・ブリテン王国とアイルランド王国とが合同、グレート・ブリテン及びアイルランド連合王国に。
- ジョージ4世
- 在位、1820年〜1830年、ジョージ3世の息子。
- ウィリアム4世
- 在位、1830年〜1837年、ジョージ3世の息子(3男)。
- ヴィクトリア女王
- 在位、1837年〜1901年、ジョージ3世の孫。
- エドワード7世
- 在位、1901年〜1910年、ヴィクトリア女王の息子。
- エドワード7世は、王家の名称を「サックス・コーバーク・ゴータ家」に改称。
- ジョージ5世
- 在位、1910年〜1936年、エドワード7世の息子(次男)。
- ジョージ5世は、王家の名称を現行の「ウィンザー家」に改称(1917年)。
- 1922年、アイルランド南部26県が、アイルランド自由国として独立。連合王国は、現行の「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」に。
- エドワード8世
- 1936年に即位し、1年で退位)、ジョージ5世の息子。
- ジョージ6世
- 在位、1936年〜1952年、ジョージ5世の息子(次男)。
- エリザベス2世
- 即位、1952年〜、ジョージ6世の娘。現、U.K.元首(2005年現在)。
キーワード:
参照:[イギリス海峡のチャンネル諸島] [U.K.(連合王国)] [U.K.(連合王国)の諸地域] [U.K.(連合王国)の基本情報 2007年版] [カナダの有用地図集] [ヨーロッパ州のランド・マーク] [U.K.(連合王国)の基本情報 2008年版] [歴史上の実在人物] [U.K.(連合王国)の基本情報 2009年版]