ルリー語

• シームレス・ワールドの用語解説。

英語表記

Luri

• 「判定処理なしに、ＰＣが知ってることにしていい」情報とします。

　特に無し。

　「ルリー語」については、「関連技能を持たないＰＣは、予備知識なし」の処理でも不自然ではないと思われます。

• 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

小事典版推奨判定

「言語＋知性　目標値=８〜10」「交流＋知性　目標値=10〜12」「情報＋知性　目標値=10〜12」

簡単な情報　（必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いＧＭから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない）

　「ルリー語（Luri）」は、主に現イラン領のザグロス山脈南部山域を中心に、ルール人らの間で日常使用されている言語。

小事典版推奨判定

「言語＋知性　目標値=10〜12」「歴史＋知性　目標値=12〜14」

やや詳しい情報　ルリー語は、しばしば「イラン系言語の方言」とされるが、「元は系統の異なる言語を使っていた集団が、イラン系言語を受容することで成立した」と、考えられている。

　この点を重視して「イラン系の方言ではあっても、他のイラン系諸語との系統関係は言えない特殊な言語」とされることも少なくない。

　言語の系統関係には議論が多く、通例“Luri language”ではなく“Luri dialects”と呼ばれる。「ロリー語（Lori dialects）」とも。

　言語圏の北部で用いられる「クーチェク方言（ルリー・クーチェク）」と、南部で用いられる「ボゾログ方言（ルリー・ボゾログ）」とに２大別される。総称としては、「ルリー語群」（あるいは「ロリー語群」）と呼んだ方が、より詳しい。

　あるいは、ルリー語を、「[クルド語群|クルド語]]の話者集団が、ペルシア語を受容することで形成された」と、する説もある。（クルド語は、現在通例「北西イラン語派の系統」とされている）

　ただ「言語のより古い層には、クルド語以外の古代山岳民の言語の痕跡が見られる」とか、「ルリー語群に含まれる方言の間でも、ペルシア語の受容経過の違いが推定される」と言った議論は多い。

　議論は多いが「古代ペルシア語?でもメディア語?でもない、イラン系以外の言語がイラン語化した」という見解はかなり強い。

小事典版推奨判定

「言語＋知性　目標値=12〜14」「歴史＋知性　目標値=14以上」

詳しい情報　「ルリー語群」に属す話者コミュニティーは、主に、現在のイラン領南西部で、山岳地帯を中心に広く存在している。

　が、サマー国際言語学財団?の言語分類リストでは、オマーンの北部に話者コミュニティーがあるクムザリ語?（Kumzari）もルリー語群に含め。ルリー語を４つの方言に細分している。

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど。

補足情報

• 「クーチェク方言（ルリー・クーチェク）」と、「ボゾログ方言（ルリー・ボゾログ）」とに２大別されるルリー語だが、サマー国際言語学財団?の言語リストでは、４つの方言に細分されている。
  • クーチェク方言に概ね等しい北方ルリー語（Northern Luri）
  • ボゾログ方言の１部であるバフティァリー語
  • ボゾログ方言の１部である南方ルリー語（Southern Luri）
  • オマーンの北部に話者コミュニティーがあるクムザリ語?（Kumzari）。

参照資料

• イラン領を中心にいた言語圏地図（Wikimedia Commons）
  
  主に、イラン語系統の言語を中心に整理されている。

• ＋αのワールド用語
• 小辞典

関連項目

• イラン=イスラム共和国
• オマーン=スルタン国
• クルド語
• 古代ペルシア語?
• ザグロス山脈
• サマー国際言語学財団?
• メディア語?
• ルール人

資料リンク

• Wikipedia英語版:Lori_dialects
  Wikipedia英語版:Category:Languages of Iran
  Wikipedia英語版:Category:Languages of Oman
  Wikipedia英語版:Iranian_languages

活用

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