ザールブリュッケン
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「ザールブリュッケン市」は、ドイツ連邦共和国の連邦州であるザールラント州の州都。現在は、周辺地域の行政中心地でもある。
州域南西縁で、ザール川がフランスとの国境を越えてきたあたりの流域に立地。フランス側のロレーヌ地域圏に至近で近接している。
中心市街の近隣には、ユネスコの世界遺産に登録されているフェルクリンゲンの製鉄所?(1986年以降閉鎖)がある。また、約60キロ北東に位置するカイザースラウテルン?近傍には、B.C.8000年頃の住居遺跡がある他、B.C.500年頃のケルト系遺物(墓石)が発掘されたこともある。
- 【参照地図】
- ザールブリュッケン市の位置(Wikimedia Commons)
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「ザールブリュッケン市」は、ライン川?を介してフランドル地方?との交易中継点として栄えた。ザール川流域にある地理条件から、東西の諸国の間で、度々帰属が変転。炭鉱業が盛んになるに連れ、争奪も激化。さらに、19世紀に近隣地域一帯での鉄鉱石採掘が活発化して製鉄業も盛んになると、一段と重要度が増した。
現在は、鉱工業は斜陽になり、衰退している。近年は、ザーロルックス地域のセンターの1つとして、ハイテク機器の製造業やサービス業、金融業などが主力産業になってきている。
市域は、郡に相当する「ザールブリュッケン地域連合」 (あるいは、都市連合“Stadtverband Saarbr?cken”) 内で、ディリンゲン(Dillingen)とノインキルヒェン(Neunkirchen)とに縁取られた大都市圏の、概ね中ほどに位置。市域の面積は167.07平方kmで、平均標高230mほど。居住人口は、およそ18万人ほど(2006年)。
自由都市だったザールブリュッケン市と周辺地域とは、1874年に行政的な区分としてまとめられた。その後、1974年に合併して、ザールブリュッケン地域連合が発足され、現在に至っている。
- 【参照地図】
- ザールブリュッケン郡(地域連合)の領域(Wikimedia Commons)
下方(南部)の濃色部が、ザールブリュッケン“郡”。周囲は、ザールラント州の他の“郡”。
ザールラント州は、第1次世界大戦の戦後処理で、フランスの国際連盟委任統治サール地域として編成された。1920年〜1935年までフランスの統治下に置かれた後、地域住民の住民投票でドイツへの帰属が選択された。
第2次世界大戦の戦後処理でも、ザールラントは、1945年〜1956年の間フランスの占領統治下に置かれた。1954年、ザールラントを独立領とするプランも策定されたが、1957年に実施された住民投票で、地域はドイツ側への帰属を選択し現在に至っている。
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14世紀後半から、18世紀末までは、ナッサウ=ヴァイベルク家の影響力が強かった。16世紀頃からフランスに従属的になり、1680年代からは、本格的にフランス領に組み込まれた。
18世紀末頃から、フランスに対して自律的になり、1815年以降プロシア王国領のライン地方に。その後、北ドイツ連邦、ドイツ帝国と帰属が変転。この間、19世紀に入った頃から、周辺も含めた鉄鉱石資源が、注目されるようになった。
フランス・プロシア戦争(普仏戦争)がはじまると、フランス側の軍事目標とされ占領されたが、戦後、ドイツ帝国に返還された。
第1次世界大戦後?、フランスの国際連盟委任統治サール地域が編成され、1935年までフランスの統治下に置かれていた。同年、サール地域の住民は住民投票でドイツへの帰属を選択。
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別称類
主要国の言語
- フランス語名=Sarrebruck(サールブリュク)
- 英語表記=Saarbrucken
- スペイン語表記=Saarbr?cken
- アラビア語名の音=(調査中)
- ロシア語表記=Саарбрюккен
- 中国語表記=〓〓布〓肯
(〓はそれぞれ表示できない漢字)
その他
- ドイツ語?名=Saarbr?cken(ザールブリュッケン)
リンク
関連項目
資料リンク
- Wikipedia英語版:Saarbr?cken
Wikipedia英語版:Saarbr?cken (district)
Wikipedia英語版:Saarland - Wikimedia Commons:Category:Saarbr?cken
(ザールブリュッケン市関連のフリー・ファイル集アーガイブ)
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参照:[ザールラント州] [カイザースラウルテン] [サール川]