トーンガット山脈
- トーンガット山脈 トーンガットさんみゃく (Torngat Mountains) 簡易版
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PCが予め知ってていい情報
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「トーンガット山脈(Torngat Mountains)」は、北アメリカ大陸の北部、東寄りで、ラブラドール半島の北部、東西中ほどに位置してる山地。
最北端に位置するキリニク島は、ハドソン海峡とラブラドール海との境界に面していて、バフィン島?の南端部を望んでいる。西方にはアンガヴァ湾?が近接。
山域は、カナダ領の北東部にて、ラブラドール地方(ニューファンドランド・アンド・ラブラドール州?)と、ケベック州北東部との境界の東西に渡っている。
トーンガット山脈国立公園保護区?が設けられている。
- 【参照地図】
- ラブラドール半島の概略図(Wikimedia Commons)
(地図中赤色の彩色部がラブラドール半島のエリア概略。陸地内に記された線は、カナダで現行の州境) - ラブラドール海、及び周辺の略地図(Wikimedia Commons)
- ケベック州?とラブラドール地方の地形図(A Tale from the Map Vault By Jeffrey Murray,Library and Archives Canada)
やや詳しい情報
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トーンガット山脈の最高点は、カウブヴィック山?(別称ディベルヴィユ山)で、標高1,652m。
地形は、氷河によって、深く刻まれた峡谷や、切り立った断崖に囲まれた細長い水域が、幾つか連接した山間湖(フィンガー・レイク?)が多く、複雑。細かく入り組んだ山列の実態は、「山脈」と言うより「山域」と思った方が相応しい。
ローレンシア分水嶺の北端部にあたるが、普通の「山脈」の脊梁線にあたるものは存在しない。山域の南北の長さは、300kmほど。カウブヴィック山を含め、1,500m超の峰が10座ある。
主要部分の標高は、300m以上。外周部にあたる山裾近くの斜面も含めた山域は、30,067平方km。南北の長さに比べて、東西幅が広い山域になっている。
山域の56%ほどがケベック州のノール・デュ・ケベック地区?に、44%ほどがラブラドール地方に属している。最北端は、極、狭い海峡で隔てられたキリニク島になっている。キリニク島は、そのほとんどがヌナブト準州?に属し、南西部がニューファンドランド・アンド・ラブラドール州の州域になっている。
トーンガット山脈の山域は、樹木限界より北にあって、ほとんどが岩の荒地。植生は、北極圏特有の草花や、コケ、シダの類。野生のトナカイ、ハヤブサなどが棲息。沿海部では、ホッキョクグマも見られる。
現在も高度の高い山域には、70以上の氷河が見られるが、現状はいずれも小規模な氷河になっていて、分散している。
山裾の低地帯には永久凍土地帯が広い。特に、ケベック側に永久凍土が広く連なる。ラブラドール側の永久凍土地帯も広いが、こちらは、岩地や小湾の間で断続的に続いている。
地名の「トーンガット」は、北米先住民?のイヌクティトゥット語?で「たましい」を意味する言葉。
トーンガット山脈の地質は、主に、地球上でも最も古い岩石からなっている。起源は39億年以上前に遡る、と測定されていて、同質の地質は、北方のエルズミーア島?、デヴォン島?、バフィン島?と、断続。
断続している一連の岩地性の山地は、地質学では、北極圏連山?と呼ばれている。トーンガット山脈は、この北極圏連山の最南部にあたる。
- 【参照地図】
GM向け参考情報
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「増補待ち」。
GM向け補足資料
別称類
主要国の言語
- 英語表記=Torngat Mountains
- フランス語表記=Monts Torngat
- スペイン語名=(調査中)
- ロシア語表記=(調査中)
- アラビア語名=(調査中)
- 中文表記=(調査中)
リンク
活用や検討
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キーワード:
参照:[ラブラドール地方] [ランド・マーク] [ラブラドール半島] [北アメリカ州のランド・マーク] [ローレンシア分水嶺] [大西洋のランド・マーク] [キリニク島] [小辞典ワールド編]