ユニット・マーカー
ユニット・マーカー
何に使うか
「ユニット・マーカー」は、マップ上で、キャラクターの位置や方向を示しながら遊んでいくと便利な道具。
ルールブックでは、p.125にて「カウンター」として紹介されている。
どんなものを使うか
カード・ゲームや、ボード・ゲームで使うカウンターには、おはじきのような形状の物が多いが、この類をユニット・マーカーとして使うのはお勧めできない。方向もわかりづらいし、カウンター間の区別もつけづらいからだ
少し長くなるが、ルールブックp.125の説明を引用してみる。
本格的に扱うならば、TRPG専用のメタル・フォギュア〔中略〕。チェスのポーンのようなマーカーを玩具店や文具店で探してみるといよい。またガチャポンのミニ・フィギュアや消しゴム人形などは向いている方向が分かり易いので、カウンターの代用品として使いやすい。
本格的なメタル・フィギュア?は、モア・ディープ級のツールとして、別項目に譲ることにします。
ここでは、より安価なツールを紹介していきます。メタル・フィギュアは、単価が高く管理も面倒。現代ものは、商品種類も扱っている店舗の数も限られる、などなど制約があるので、趣味の領域と思えるのです。
別に悪いわけではありません。メタル・フィギュア・ファンのみなさん他意はありません。
まず、「チェスのポーンのようなマーカー」だが、この類は、町の玩具店や文具店で探しても、まず扱っていない。扱っているとしたら、「人生ゲーム」のようなコンポーネントの部材として同梱されている類だ。値ごろ感はない。ゲームに強いホビー・ショップにいけば、ポーンだけを扱っている。
チェスのポーン自体も、町の玩具店では、チェス・セットとして売られていることの方が多いはずだ。
もちろん、ガチャポンや、消しゴム人形なら、町の玩具店や文具店で扱っている。
他に、色付きダイスで代用(ダイス・ロールしたダイスと混同しないように色付きを使用)する手や、少し単価は高くなるが、メタル・フィギュアほどではないものとして、レゴ・ブロックのフィギュアを玩具店で買う手もある。
店舗によって扱っている扱っていないがあるが、レゴ・フィギュアだけ3体をセットにしている商品などもあるのだ。冒険家のレゴ・フィギュアはブルーローズ向けだろう。
どんなものが向いてるか
用途から言えば――
- セッションで扱うマップのサイズとの関係で手頃な大きさ(小ささ)で、
- 安定がよく、
- できれば方向がわかり、
- できればスケールに概ねの統一感が持てるもの、
――これで安価な類がいい。しかし、すべての条件を満たすものは、実はそうそうはない。
何を買っても、帯に短し襷に長しという感じになる。だから、単価が高くても、メタル・フィギュアを愛好する人もいるわけだ。
検討してみよう。
消しゴム人形は、いい選択だ。
ただ、デフォルメされた形状に違和感を感じる人もいる。メンバーに、そういう人が多い場合は、ガチャポンの方がいいかもしれない。
ところが、ガチャポン類だと、元キャラのイメージに引っ張られる、と言って嫌がる人もいる。
レゴ・ブロックのフィギュアだと、値段は少し高くなるが、元キャラのイメージという問題は生じない。しかし、こちらもキャラがコミカルな感じで気になると言う人もいる。
と言うわけで、帯に短し襷に流しなのだ。
どんなふうに用意するか
ともかく、まずは、セッション・メンバー各自が、自分がいいと思うものを持ちよってマップ上で遊んでみるのが一番だと思える。
すでにメタル・フィギュアを持ってる人は、使えばいい。
デフォルメや元キャライメージの違和感、及び、スケール感の統一などについては、数回遊びながら、メンバーの意向を擦りあわせていけばいいだろう。
用例(どんなふうに使ってくか)
あまりマップを使ってTRPGを遊んだことのないグループの場合
あまりマップを使ってTRPGを遊んだことのないグループだと、GMから「なんでもいいから、ユニット。マーカーを持って来て」と言われても、戸惑うだろう。
最初は、安価なツールで、かつ、使いまわしが効くものから使ってみるといいだろう。
一例にすぎないが、例えば、プレイヤーは、とりあえず消しゴム人形を買っていく。「安定がいいもの」を注意しておけばいいだろう。
GM側でも、NPCやクリチャー用に、消しゴム人形と、色違いや変形のダイスを用意しておく。
変形ダイスは、ゲームに強いホビー・ショップで扱っている(模型専門店だと扱っていないこともある)。あるいはデパートのパーティー・グッズ売り場で、パーティー・ゲームを扱っている場合、置いていることもある。
正3角錐の形状の4面ダイスと、6面ダイスの安定がいい。方向も分かり易い。
GMは、キャスト・レベル2以上の主要NPCに、消しゴム人形を使う。
クリチャーや、キャストLev0、1のその他大勢には、色違いや、サイズ違いの4面ダイス、6面ダイスを使う。
クリーチャー用にはサイズが大きめのダイスを使う、などすると、一目で区別がつき、遊ぶとき快適だ。
プラスチック・ポーンで揃える路線
あるいは、GMさえよければ、プラスチック・ポーンで揃えていく手もある。
プラスチック・ポーンも、変形ダイス同様、ゲームに強いホビー・ショップで扱っている。
長所は、形状が多種類あり、しかも形状ごとに色違いが豊富なので、便利に使えること。安定もいい。
単価が安価で、管理にも気を使わないこと。サイズやスケール統一にも問題は少ない。
欠点は、方向の区別がつく物の種類が少ないこと。これについては、マーカーで正面方向に線を引いたり、シールを貼って正面方向を示したりする手がある。安価な分、手間をかける感じになる。
ともかく、できたら、1度、ホビー・ショップでどんなものがあるか、メタル・フィギュアから、プラスチック・ポーンまでを、値段もあわせて検討してみるのがいいだろう。
活用や検討
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参照:[カウンター] [ベーシックP.O.D.] [マーカー類] [チップス集] [小辞典道具編] [サイコロ]