ブーベ島
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ブーベ島(ブゥヴェ・アィランド)は、アフリカ大陸南端、喜望峰?の南南西に位置する、南大西洋(サズァン・アトレァンティク・オゥシァン)の無人島。
南極圏?の間際に位置する、ノルウェー王国(キングドァム・オブ・ノォルウェイ)の海外属領。南極条約の対象外だが、1971年以降、周辺海域を含めて自然保護区が設定されている。
【参照イメージ】
(ブーベ島南東岸島影,1898年,Wikimedia Commons)
【参照地図】
やや詳しい情報
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ブーベ島(ブゥヴェ・アィランド)は、喜望峰?の南南西2,400kmほど、南極大陸?の北方1,600kmほどに位置。面積49平方kmほどの島は、9割以上が氷河で覆われている。
主に黒色溶岩からなる。現在の最高点である、オラヴトッペン(Olavtoppen)は、島の東西中ほど北寄り内陸に、1955年〜1958年に形成された溶岩ドーム。2007年現在は、氷河に覆われ、海鳥の群棲地になっている。
ウミツバメ、ペンギン、アザラシなどが棲息。植物はコケ類のみ。
周辺海域海底では、大西洋中央海嶺が大西洋インド洋海嶺に交わり、概ね東西方向に広がっている。
島の北西端部には、1977年から、無人の気象観測センターが設営されている。
海岸にあたる外縁部は、割れた氷河が海に崩落した断崖を成している。港湾も投錨適地もない。島に上陸する、最も簡単な方法は、近海に停泊した船からヘリコプターを使う方法。
ブーベ島は、1739年に、フランス人のシャルル・ブーヴィェが発見した。ただし、ブーヴィェは島の位置も測定しなければ、周囲を周回することもしなかったので、この時点では、「島」であるのか、大陸の1部であるのかも定かにはされなかった。
ブーベ島の位置が、測定されたのは、1808年のこと。初上陸は、1822年のことになる。
1825年、U.K.(連合王国)の捕鯨船船長らが上陸し、リバプール島と命名し、U.K.領であると宣言。
1927年、ノルウェー船の船員が、1ヶ月ほど滞留。ノルウェー領であると宣言。翌、1928年、連合王国は、ノルェー王国からの要求を入れ、領有権を放棄。ノルウェーの海外属領であることが、国際的に確定された。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
ブーベ島(ブゥヴェ・アィランド)を巡るミステリー
- 謎の無人ボート
- 1964年、島の沿海で、多数の装備を搭載したままの救命ボートが、無人で発見された。しかし、ボートに乗ってきたはずの乗員の遺体などは発見されていない。
- ベラ事件の謎
- 1979年9月22日、人工衛星の記録画像に、ブーベ島(ブゥヴェ・アィランド)と、プリンス・エドワード島?との間の海域で、大きな閃光が録画されていた。
- この閃光は、「公海上の核兵器の爆発だった」とも、「大きな隕石の墜落」とも言われているが、真相は定かに解明されていない。しばしば「ベラ事件(Vela Incident)」と呼ばれている。
リンク
関連項目
資料リンク
- Atlas of Bouvet Island(Wikimedia Commons)
ブーベ島に関連した、地図のフリー・ファイル集アーガイブ。 - Wikipedia英語版:Bouvet_Island
- Bouvet Island(Infoplease)
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キーワード:
参照:[ランド・マーク] [大西洋のランド・マーク] [大西洋中央海嶺] [アイデア・フック] [南極圏のランド・マーク] [大西洋インド洋海嶺]