大西洋中央海嶺
- 大西洋中央海嶺 たいせいよう ちゅうおう かいれい 簡易版
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「大西洋中央海嶺(ミッド・アトレァンティク・リィヂ)」は、大西洋(アトレァンティク・オゥシァン)の東西中央部で、南北方向に長く続いている海峰。北大西洋から南大西洋に渡っている。
(日本語では、「中央大西洋海嶺」とも、「大西洋海底山嶺」とも)
【参照イメージ】
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大西洋中央海嶺(ミッド・アトレァンティク・リィヂ)は、北極点?の南方、およそ333kmの海底から、南極圏?間際に位置するブーベ島まで至っている海底山脈。1950年代に、U.S.A.(合衆国)の地質学者、ブルース・ヘーゼン(Bruce Heezen)と、メリー・サープにより発見され、1959年に発表された。
大西洋(アトレァンティク・スィー)の東西中ほどを、概ねS字状に屈曲しながら走っていて、長さおよそ17,000km、幅概ね800km。脊梁部の海深は、およそ1,000m〜2,000m。
北部は、ユーラシア・プレート?と北アメリカ・プレート?とが広がる境界に、南部は、アフリカ・プレート?と南アメリカ・プレート?とが広がる境界に形成されている。この東西にプレートが分離する大きな運動は、およそ1億8千万年前頃からはじまったと推測され、およそ1億年前頃には、比較的幅が狭く、南北に細長いS字状の海峡として、大西洋が生まれていた、と推定されている。
現在、多数の研究者に概ね合意されているモデルでは、まず、北大西洋が生まれ、それを追うように、南大西洋が生まれ、さらにインド洋がテーチス海から分節された、と考えられている。
脊梁部に見える部分には、深さ2,000km内外幅13km〜50kmの地溝帯(裂線)が続いていて、海底山脈の隆起部は、その東西それぞれで、複雑な起伏を持つ階段状斜面をなしている。中央裂線列沿いは、浅発地震帯が連なる。
海嶺全体は、東西の大陸外縁に沿ったような形状で、S字形を示している(正確には、大陸沿海の浅海外縁に沿ったような形状)。海嶺上には、多数の海山が連続。海面上まで続いて島嶼をなしている箇所も多い。大西洋中央海嶺上に位置する最も大きな島はアイスランド島。
赤道?近辺では、中央海嶺南北の中部に、ロマシュ断裂帯?など東西方向の断裂帯、複数が直交している。場合によっては、ロマシュ断裂帯の南北を「北大西洋海嶺」、「南大西洋海嶺」と区分することもある。
南大西洋海嶺は、アフリカ側から延びるウォルヴィス海嶺?、及び、南アメリカ側との間にあるリオグランデ海台?との間の海嶺と接合している。南端のブーベ島の周辺海域海底では、大西洋インド洋海嶺に交わり、さらに南西インド洋海嶺へと断続していく。
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大西洋中央海嶺の中央裂線の下では、マントル対流?が上昇してきて、左右に分かれていると、推定されている。相対的に冷えたマントルは、比重が重くなり、そのほとんどが沈みこんでいくのだが、一部が、新しい海底地殻?を成していく。
こうして、形成されるのが、中央裂線東西の海底山脈だし、同じ運動が、大西洋海底地殻を拡大させ、東西の大陸を動かしている、とするのがプレート・テクトニクス?による整理だ
大西洋の海底面は、現在も年間5cm〜10cm程度の速度で成長を続けていることが測定されている。この成長速度は、時として「爪が伸びるような速度」と、喩えられることがある。
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参照:[大西洋のランド・マーク] [インド洋] [大西洋] [アイスランド] [ランド・マーク] [大西洋インド洋海嶺] [ブーベ島] [マグマ]