ブリヤート共和国
- ブリヤート共和国 ブリヤートきょうわこく (Buryat Republic) 簡易版
- 簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
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PCが予め知ってていい情報
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「ブリヤート共和国」は、ロシア連邦の連邦構成共和国?の1つ。英語名正が「ブリヤート共和国(ブリヤート・リパブリック)」。英語名略称が、「ブリヤーティア」。ロシア語名正称は、「リスプーブリカ・ブリャーチヤ」。
モンゴル高原?の北東方向、中央シベリア高原の南東方向で、バイカル湖周辺の山地地帯東域に位置。ロシア連邦のシベリア連邦管区に属している。
地域は、1922年からソヴィエト政権の支配下に入り、1923年に「ブリヤート=モンゴル自治共和国」が、ソヴィエト連邦構成共和国として創設された。1958年に「ブリヤート自治共和国」に、旧ソ連末期の1990年に主権宣言を採択、崩壊後の1991年より、現行の「ブリヤート共和国」に改称。
領域は、南縁がロシア連邦とモンゴリア共和国?との国境。他の方向では、シベリア連邦管区の下位行政区と接している。東ではチタ州と、北ではイルクーツク州?と隣接。ブリヤーティアとイルクーツクとの境界部にはバイカル湖が位置。西では、トゥーヴァー共和国?と接している。
首都は、バイカル湖中東部の南方に位置するウラン・ウデ?。
【参照イメージ】
【参照地図】
- Map of Federal Okrugs
(連邦管区のクリッカブル・マップ)
Siberian Okrug Map
(シベリア連邦管区の地図)
(NTI) - The Republic of Buryatia(map.rin.ru)
やや詳しい情報
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ブリヤート共和国の領域は、およそ351,300平方km。比較的広い北東部の国土が、西のイルクーツク州と東のチタ州とに挟まれている形。南部は、東西方向が南北方向より長く、国土全域の中部以西が、北でイルクーツク州に、南でモンゴリア共和国に接している。トゥーヴァ共和国とは、南西部にて短い国境が接している。
バイカル湖は、領域の北側で、中部から北東部にかけて、南東方向が膨らんだ緩いカーブを示しつつ、概ね、南西 〜 北東方向に存在。湖は、西端と北端とが、イルクーツク州の州域に飛び出し、南岸のほとんどが、ブリヤート共和国側。北東部の比較的狭い湖岸も、ブリヤート領で、領内の湖岸線は、6割ほどがブリヤート側に属している。
領域は山がちで、国土の8割以上が山地に占められている。バイカル湖を取り巻くように山並みが複雑に入り組んでいる。国内各所に山間隘地や大小の盆地が散在。比較的大きな山脈は、共和国西端にかかっている東サヤン山脈、南部にセレンゲ山系を構成する幾つかの山並みが走る。東部には、準高原化したヴィチム高原が存在。
最高点は、東サヤン山脈内にあり、標高3,491m。
山の間を大小多数の河川が流れるが、ほとんどは、バイカル湖を含んだエニセイ水系?と、レナ水系?とに大別される。主要河川は、セレンゲ川、バルグジン川、上アンガラ川、イルクート川、キトイ川、オカ川、ヴィチム川など。
首都ウラン・ウデは、ウデ川がセレンゲ川に合流する地域に存在。
人口は、2002年の統計で、981,238人。内、4割弱が、首都ウラン・ウデに居住。行政上首都に付随している町の住人にも含めると、ほぼ4割になる。
平均人口密度を単純計算すると、1平方kmあたり2人ほど。シベリア連邦管区の7%ほどの土地に、5%ほどの人口が居住している見当になる。平均人口密度を比較しても、連邦管区全域の3人ほどに対し、2人ほど、とやや低い。
環境は大陸性気候と高山性気候が入り混じり、厳しい。長く寒冷な冬期は少雪。温暖な夏季は短い。1月の平均気温は−24℃ほど。7月の平均気温は+17℃ほど。年間降水量は、およそ300mm。
埋蔵資源としては、タングステン、モリブデン、金、鉄鉱石、黒鉛、ボーキサイト、石炭、ウラン鉱、燐灰石、アスベスト、などを産出。
国民の民族構成を、2002年の国勢調査で見ると、モンゴル系のブリヤート?が、28%弱。ロシア系が68%弱で、ウクライナ系が1%ほど。少数派では、タタール人の0.7%が多めで、他は、チュルク系ソヨン人(トゥーヴァ)、ツングース系エヴェンキが、それぞれ0.3%。その他少数派エスニック・グループの総計は、2%ほど。
ブリヤート人、ソヨン人などの間では、チベット系仏教が多数派だが、北方シャーマニズムの民間信仰も見られる。ロシア系、ウクライナ系の間では、ロシア正教他の東方正教の信徒が目立つ。
共和国の主力産業は、非鉄金属を含む鉱業、冶金業、機械工業、と農牧業。これらの産業の生産額は、共和国の総生産の84%ほどになっている。
エネルギー産業の生産額は、共和国の工業生産の3割ほど。エネルギー供給は水力発電が主だが、ウラン・ウデ近傍には火力発電所も設けられている。他に、木材加工などの軽工業も営まれる。
農牧業では、伝統的に牧羊が盛ん。農作物では、春小麦、大麦、オートムギ、テンサイなどが主作物。
他に、東サヤン山脈の山麓部にて、スパなどを主力にしたリゾート産業も営まれている。アラシャンや、ゴルヤチンスクなどがリゾート地として知られている。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど
基礎データ
- 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可
- 面積
- およそ351,300平方km
- 面積対比
- U.K.(連合王国)の1.4倍強。日本国の93%ほど 。
- 人口
- 981,238人(2002年)
- 人口対比
- 対比する統計の準拠年度が異なるため、あくまで目安として
- U.K.の1.6%ほど。日本国の0.8%弱。
- 平均人口密度
- 1平方kmにつき、2人程度。
- 平均人口密度の対比
- 対比する統計の年度が違うので、目安として。
- U.K.の0.8%ほど。日本国の0.6%ほど。
- 政治体制
- 2007年現在、ロシア連邦大統領に推薦された人物が、共和国議会の信任投票を経て、行政首長位に就く形式。
- 議会の議員は、地域住民による選挙で選任される。
- 民族事情
- 2002年の統計で、ロシア系(68%弱)ウクライナ系(1%)ほどの、スラブ系が多数派。モンゴル系のブリヤート?が、28%弱。少数派では、タタール人の0.7%が多めで、他は、チュルク系ソヨン人(トゥーヴァ)、ツングース系エヴェンキが、それぞれ0.3%。その他少数派エスニック・グループの総計は、2%ほど。
- 言語事情
- ブリヤート語とロシア語とが公用語に指定されている。
- 宗教事情
- ブリヤート人、ソヨン人などの間では、チベット系仏教が多数派だが、北方シャーマニズムの民間信仰も見られる。ロシア系、ウクライナ系の間では、ロシア正教他の東方正教の信徒が目立つ。
- GDP
- 12億5800万U.S.$相当。
- GDPの対比
- 対比する統計の年度が違うので、目安として。
- U.K.(連合王国)の0.7%ほど。日本国の0.03%強 。
- 住民1人あたりGDP
- 1,282U.S.$相当。
- 住民1人あたりGDPの対比
- 対比する統計の準拠年度が異なるため、あくまで目安として
- U.K.の4%強。日本国の4%強。
- 通貨単位
- ルーブル(略号 RUB)
- 首都
- ウラン・ウデ?
- 基礎データ内の数値は「民族事情」「宗教事情」以外の数値を、Wikipedia英語版:Buryatia他から参照し、端数を丸めました。
- 民族事情、宗教事情の数値は、二宮健二(編、発行)『データ ブック オブ ザ ワールド 2006年版』二宮書店、他、複数のソースを相互参照しました。必ずしも二宮書店の前掲書と同じ記述ではありません。
地勢と環境(再整理)
領域は山がちで、国土の8割以上が山地に占められている。バイカル湖を取り巻くように山並みが複雑に入り組んでいる。国内各所に山間隘地や大小の盆地が散在。比較的大きな山脈は、共和国西端にかかっている東サヤン山脈、南部にセレンゲ山系を構成する幾つかの山並みが走る。東部には、準高原化したヴィチム高原が存在。
最高点は、東サヤン山脈内にあり、標高3,491m。
山の間を大小多数の河川が流れるが、ほとんどは、バイカル湖を含んだエニセイ水系?と、レナ水系?とに大別される。主要河川は、セレンゲ川、バルグジン川、上アンガラ川、イルクート川、キトイ川、オカ川、ヴィチム川など。
首都、ウラン・ウダは、ウダ川がセレンゲ川に合流する地域に存在。
環境は大陸性気候と高山性気候が入り混じり、厳しい。長く寒冷な冬期は少雪。温暖な夏季は短い。1月の平均気温は−24℃ほど。7月の平均気温は+17℃ほど。年間降水量は、およそ300mm。
地域区分
調査中
人口分布
統計に基づいた人口分布は調査中。
2002年現在で、6都市23町と、611の集落を数える。内、首都ウラン・ウデの行政区と、セヴェロバイカリスク市とが共和国直轄都市区。
共和国直轄都市区を除く国土は、21の行政区に行政区分されている。町の内には、行政上、近傍の都市に付随した行政区に含まれている所もある。
主要都市
- ウラン・ウデ(首都)
- バイカル湖中東部の南方で、バイカル湖に流入していくセレンゲ川に、ウデ川が合流する地域に存在。行政上は、近傍の町2つも含む。
正規の出入国ゲート
調査中。
活用や検討
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参照:[小辞典ワールド編] [バイカル湖] [ロシア連邦のシベリア連邦管区] [ザバイカリエ地方] [現存国家] [ウダ川] [アジア州のランド・マーク] [ユネスコ世界遺産] [サヤン山脈] [ヤブロノヴィ山地] [グシノエ湖] [アジア州の現存国家] [ウダ川,ブリヤート共和国の〜]