新規作成  ソース  BlueRose Wiki  ページ一覧  検索  更新履歴  RSS  ログイン

東イングランド

東イングランド ひがしイングランド (East England) 暫定版

記事内容追加調査中の暫定版です

PCが予め知ってていい情報

 「東イングランド」は、 イングランド?の広域行政区の1つとして、2005年現在、整備再編に取り組まれている地域。通例、中部イングランド地域(行政実体はない)の1部とみなされる。

 領域は、グレイター・ロンドン?の北に広がり、北海の南部に面して対岸のオランダ?領に臨む。東端では、テムズ川?河口部を挟んで、南東イングランド地域のケント?県とも対面している。

 2005年現在、東イングランドは、以下の6地域から成るとされることが多い。
ノーフォーク?、ケンブリッヂシャー? 、サフォーク?、ベッドフォードシャー?、ハートフォードシャー?、エセックス?

 中世初期の東イングランド地域は、いわゆる「アングロ・サクソン7王国」の内の東アングリア王国(イースト・アングリア王国)所縁の土地。現在はやや小規模になっている東アングリア?地方の沼沢と、すでに失われてしまったエセックスの森林とにより、イングランド南部から隔たっていた。現在でも、ノーフォーク、サフォーク、及びケンブリッヂシャーの東部は、歴史的地域名で「イースト・アングリア」地方とも呼ばれる。

 中世の後期から近世の初期にかけては、毛織物の手工業と交易とで栄えた。その後の産業革命からは取り残され、現在は、「田園地帯や沼沢地帯の広がる地方」とイメージされることが多い。しかし、現在も、主要海港だけで7つ、域内の国際空港4つを数え、U.K.のコンテナ貨物物流の50%以上が扱われている。

追加情報

 東イングランドでは、多くの地域で農業が主産業。ただし、グレイター・ロンドン?に隣接したハートフォードシャー?、エセックス?では、機械産業、製紙業、食品加工などの製造業も営まれる。

 これらの地域では、近年、情報通信機器、コンピュータ・ソフトウェア、通信機器などの産業も盛んになってきている。他にケンブリッヂシャー?の県都ケンブリッヂ?市とその近傍でも、電子機器、コンピュータ・ソフトウェアの産業は盛ん。

 また、エセックス県は、グレイター・ロンドンに近い日帰りリゾート地にもなっていて、観光スポットとして再開発されている町が多い。

 なお、ケンブリッヂシャー?とノーフォーク?との北に隣接するリンカンシャー?を東イングランドに含める場合がある。(多くの場合、リンカンシャーは、イースト・ミッドランズ?に含まれる)

 また、エセックス?南東イングランドに含める場合もある。

GM向け参考情報

基礎データ

  • 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可
面積
およそ19,100平方km
面積対比
U.K.(連合王国)“本土領”の8%弱。日本国の5%ほど。
人口
540万人ほど(統計準拠年不明)
人口対比
U.K.(連合王国)“本土領”人口の9%弱。日本国の4%強。
(対比した統計の年度が異なる、あくまで目安として)
平均人口密度(概算)
 1平方kmにつき、282人程度。
平均人口密度の対比
U.K.(連合王国)の1.1倍ほど。日本国の8割強。
(対比した統計の年度が異なるので、あくまで目安)
政治体制
 2005年現在、広域行政区としては再編過程にある、と想定。
民族事情
 アングロ系のブリッツ(ブリティッシュ)が多数派。
言語事情
 英語が事実上の公用語になっている(明文規定はない)。
宗教事情
 国教会が主流。
GDP
 818億UKポンド(統計準拠年不明)。概算で1,470億米ドル。
GDPの対比
 概算値に基づく対比なので、あくまで目安として。
 U.K.(連合王国)の9%弱。日本国の4%ほど。
住民1人あたりGDP
 15,148UKポンド。概算で27,239米ドル程度。
国民1人あたりGDPの対比
 概算値に基づく対比なので、あくまで目安として。
 U.K.(連合王国)“本土領”平均の98%ほど。日本国平均の97%ほど。
通貨単位
UKポンド。
首都
――
  • 基礎データ内の数値は「民族事情」「宗教事情」以外の数値を、ウィキペディア、及び、UK Trade & Investiment地域別ガイドなどから参照し、端数を丸めるなどの処理をしました。
  • 「民族事情」や「宗教事情」の記述も、複数のソースを相互参照して整理したものです。

用途

 東イングランド地域は、基本的には、冒険のメイン舞台には向かない地味な地域が多いです。派手な戦闘に向くとは思えません

 例外としていくつかの遺跡があります。また、ストレートなアクション向けの舞台とは言えませんが、学術都市ケンブリッヂ?や、グレイター・ロンドン?至近の観光地、リゾート地としてのエセクッス?などをうまくシナリオに組み込むこともできるでしょう。

 あるいは、東イングランド地域の港湾を、あえて地味めな入出国ルートや遺物の移送ルートとして使う手も考えられるかもしれません。

 幽霊譚など怪談話が多い土地柄の、イースト・アングリア地方を題材に使って、渋めのシナリオを狙う手もあります。

 域内では、グレイター・ロンドンに隣接したハートフォードシャー?、エセックス?、及び、ベッドフォードシャー?の平均人口密度が高くなっています。

 その他の地域の人口密度はやや低めですが、それでも派手な戦闘には向くとも思えません。

 総じて、東イングランドは、カー・チィエス程度のアクションや、情報収集を主にした探索、「ちょっとしたアクションに発展するかもしれない調査行」に適したスポットが多い地域です。

地勢と環境

 地勢は、ほとんど平坦で、東傾の微傾斜を示す土地が多い。

 極、緩やかな起伏を示す地形に田園風景や水路、沼沢が連なり、その間に中世の景観を留める都市が散在、と言うのが、典型的な東イングランドの景観になっている。

 特に「イースト・アングリア」地方には「フェンズ」と呼ばれる沼沢地帯が広がっている。多数の沼沢や小池が、ほとんど流れを感じさせない程度にゆったりとたゆたう地域河川に結ばれている。

地域区分

 東イングランドの地域は、「沿岸部」「西部(内陸部)」に2大別すると把握し易い。

 沿岸部では、北から南にノーフォーク?、サフォーク?、エセックス?の3県が並んでいる。エセックスの南西にはグレイター・ロンドン?が隣接し、エセックスの南方には、テムズ川?の下流域を挟んで南東イングランドのケント?が存在。

 内陸部では、グレイター・ロンドンのすぐ北にハートフォードシャー?が隣接。ハートフォードシャーの北にはケンブリッヂシャー?が続く。ベッドフォードシャー?は、ハートフォードシャーの北西、ケンブリッヂシャーの南西にて、東部を両県に挟まれるような型で存在。

人口分布

 やや古い数値(1991年)になるが、次のようなデータを挙げることはできる。

領域面積人口(概算)平均人口密度(1平方kmあたり)
ノーフォーク?5,372平方km746,000人138人程度
サフォーク?3,798平方km623,000人164人程度
ケンブリッヂシャー?3,409平方km645,000人189人程度
エセックス?3,675平方km1,529,000人416人程度
ベッドフォードシャー?1,236平方km524,000人423人程度
ハートフォードシャー?1,639平方km976,000人595人程度

主要都市

 エセックス?県のバジルドン、サウスエンド?それぞれの周辺が人口が多い。他に、サフォーク?県県都のイプスウィッチ?、ハートフォードシャー?中部のルートン、ケンブリッヂシャー?のピーターバラ?、ベッドフォードシャー?県都のベッドフォード?も人口が多い。

 他に、人口は10万6千人(1991)と、さほどでもないが、歴史的由来の古い文教都市としてケンブリッヂ?がある。

正規の出入国ゲイト

スカイ・ゲイト
 ノーフォーク?県県都のノリッチ?、サフォーク?県県都のイプスウィッチ?、ケンブリッヂシャー?県都のケンブリッヂ?市、それぞれの近傍に国際空港が存在。他にエセックス?県にも、スタンステッド空港が存在。
 いずれの空港も、大規模なハブ空港ではないが、近隣諸国からの国際便は発着。
海港
 ノーフォーク?県、サフォーク?県、エセックス?県、それぞれの沿岸部に港湾都市が点在。主要な港湾は7港と言われる。
 いずれも、旅客便寄港する大きな港湾ではないが、貨物便船員向けの税関は存在。

主要交通路

地方空港
 地域の国際線空港は、国内便の発着も扱ってる。
沿岸海路
 旅客便の通航はない。
主要鉄路
 域内ではロンドンから、複数の基幹鉄路が布設されている。
 ロンドンに起点を持つ路線は、4〜5本。
 まず、ハートフォードシャー?中部のルートン、ベッドフォードシャー?県県都のベッドフォード?を経由し、北に向かう路線が1本。ケンブリッヂシャー?のピーターバラ?を経由し、北に向かう路線が1本。
 また、ケンブリッヂシャー県都のケンブリッヂ?を経由し、ノーフォーク?県北西部の港湾都市キングスリン?まで至る路線が1本。サフォーク?県県都のイプスウィッチ?を経由し、ノーフォーク?県県都のノリッチ?まで至る路線が1本。この2路線の間には、地方路線の連絡が1路線ある。
 他に、ロンドンを基点にハートフォードシャー?の東縁を通過して、ウェスト・ミッドランズ?のノーサンプトン?からバーミンガム方面に向かう基幹路線もある。
道路網
 グレイター・ロンドン?を環状に取り囲む高速自動車道M25から、M1、M11の2本の高速道が域内を通っている。ただし、M1はハートフォードシャー?の東縁を通過して、ウェスト・ミッドランズ?のノーサンプトン?を経由して北に続いている。M11の方は、ケンブリッヂ?市近郊まで至った後、国道A1に連絡しピーターバラ?方面に続いている。
 地域内の主要都市は、主にAナンバーの国道で結ばれている。

活用や検討

活用

検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)