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南東イングランド

南東イングランド なんとうイングランド (South-east England) 暫定版

記事内容追加調査中の暫定版です

PCが予め知ってていい情報

 「南東イングランド」は、 イングランド?の広域行政区の1つとして、2005年現在、整備再編に取り組まれている地域。よく、南イングランド地域(行政実体はない)の1部とみなされる。

 領域は、グレイター・ロンドン?の南から西にかけて広がり、南西イングランドの東方に隣接。東端では、テムズ川?河口部を挟んで、東イングランド地域のエセックス?県とも対面している。

 2005年現在、南東イングランドは、以下の9地域から成るとされている。
アイル・オブ・ワイト?オックスフォードシャー 、ケント?、イースト・サセックス?、ウェスト・サセックス?、サリー?、バークシャー?、バッキンガムシャー?、 ハンプシャー?

 ただし、東イングランド地域に含められることが多いエセックス?が、南東イングランドに含められることもある。

 南東イングランドは、イングランド王国?の古い時代からの歴史を有す。かなりの地域は、グレイター・ロンドン?のベッド・タウンを擁し、首都圏の労働人口の大半が、グレイター・ロンドンに隣接する諸県、バッキンガム・シャー、バークシャー、サリー、イースト・サセックス、ケントに居住。平均人口密度もグレイター・ロンドンに次いで高い。

 沿岸部は、U.K.(連合王国)本土領の内では温暖で、古くから避寒地、観光地とのイメージが強い。近年、首都圏に近いリゾート地として再開発が重ねられている地域も多い。

追加情報

 南東イングランドでは、伝統的には、農牧業、漁業、繊維産業などが盛んだった。他に、造船業を中心とした機械産業も営まれていたが、造船業はやや斜陽(ただし、ブライトン?、ポーツマス?、サウザンプトン?などの港湾都市では営まれている)。

 近年、グレイター・ロンドン隣接地域では、エレクトロニクス、コンピュータ機器、ソフトウェア、情報通信機器、などの産業が盛ん。その他の地域では、電気機器、自動車、航空、などの産業も盛ん。

 観光、アウトドア・レジャーを主にしたサーヴィス産業の収益も大きい。

GM向け参考情報

基礎データ

  • 目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可
面積
およそ19,100平方km
面積対比
U.K.(連合王国)“本土領”の8%弱。日本国の5%ほど。
人口
810万人ほど(統計準拠年不明)
人口対比
U.K.(連合王国)“本土領”人口の14%弱。日本国の6%ほど。
(対比した統計の年度が異なる、あくまで目安として)
平均人口密度(概算)
 1平方kmにつき、424人程度。
平均人口密度の対比
U.K.(連合王国)の1.7倍ほど。日本国の1.25倍ほど。
(対比した統計の年度が異なるので、あくまで目安)
政治体制
 2005年現在、広域行政区としては再編過程にある、と想定。
民族事情
 アングロ系のブリッツ?(ブリティッシュ)が多数派だが、各地の大都市には、アジア系、黒人系、アラブ系など、有色人種移民のエスニック・コミュニティも多い。
言語事情
 英語が事実上の公用語になっている(明文規定はない)。
宗教事情
 国教会が主流。
GDP
 1,200億UKポンド(統計準拠年不明)。概算で2,158億米ドル。
GDPの対比
 概算値に基づく対比なので、あくまで目安として。
 U.K.(連合王国)の15%ほど。日本国の6%ほど。
住民1人あたりGDP
 14,814UKポンド。概算で26,687米ドル程度。
国民1人あたりGDPの対比
 概算値に基づく対比なので、あくまで目安として。
 U.K.(連合王国)“本土領”平均の96%ほど。日本国平均の95%ほど。
通貨単位
UKポンド。
首都
――
  • 基礎データ内の数値は「民族事情」「宗教事情」以外の数値を、ウィキペディア、及び、UK Trade & Investiment地域別ガイドなどから参照し、端数を丸めるなどの処理をしました。
  • 「民族事情」や「宗教事情」の記述も、複数のソースを相互参照して整理したものです。

用途

 南東イングランドのケント?、イースト・サセックス?、ウェスト・サセックス? などは、統一イングランド王国?以前のいわゆる「7王国時代?に溯る地域です。

 ローマ時代や、その後のアングロ・サクソン?進出期に関る題材に結び付けることができるでしょう。

 また、ワイト島?は、ケルト時代に大陸側との遠距離中継交易の中継拠点となった島です。ケルト・ネタの探索場面に有望。

 ただし、域内はいずれも人口密度が高く内外の観光客も多い土地柄です。派手な戦闘には向かないでしょう。カー・チィエス程度のアクションや、情報収集を主にした探索、「ちょっとしたアクションに発展するかもしれない調査行」に適したスポットが多い地域です。

地勢と環境

 大局的にみればほぼ平坦な地勢だが、グレイター・ロンドン?を取り囲むように、丘陵地が散在。特に、グレイター・ロンドンの北から南西にかけては、東イングランド地域から、バークシャー?、ハンプシャー?南西イングランド地域のウィルトシャー?、エイヴォン?にかけて丘陵が連なっている。他に、サリー?、イースト・サセックス?、ケント?のそれぞれに散在する丘陵が、ロンドン盆地の外縁を縁取っている。

 気候は、グレイト・ブリテン島内では温暖。

地域区分

 南東イングランドの地域は、「グレイター・ロンドン外縁部」「沿岸部」「西部」に3大別すると把握し易い。

 グレイター・ロンドン?の外縁に位置するのは、北西に隣接するバッキンガム・シャー?、西に隣接するバークシャー?、南西に隣接するサリー?、南東に隣接しドーヴァー海峡に面しているケント?

 沿岸部には、東から西に、ケント、イースト・サセックス?、ウェスト・サセックス?、ハンプシャー?が続く。また、ハンプシャーとの間に狭いソレント海峡を挟んで浮かぶワイト島?もアイル・オブ・ワイト?の行政区を成している。

 西部には北から南にオックスフォードシャー、バークシャー、ハンプシャーの3県が、南西イングランド地域に隣接している。

人口分布

 やや古い数値(1991年)になるが、次のようなデータを挙げることはできる。

領域面積人口(概算)平均人口密度(1平方kmあたり)
サリー?1,677平方km1,018,000人607人程度
バークシャー?1,256平方km734,000人584人程度
アイル・オブ・ワイト?3,779平方km1,542,000人408人程度
ケント?3,735平方km1,509,000人404人程度
イースト・サセックス?1,794平方km691,000人385人程度
ウェスト・サセックス?1,988平方km702,000人353人程度
バッキンガム・シャー?1,877平方km632,000人336人程度
ハンプシャー?381平方km125,000人328人程度
オックスフォードシャー2,583平方km548,000人212人程度

主要都市

 ハンプシャー?県のサウサンプトン?、チチェスター?が人口の多い港湾都市。バークシャー?県の県都レディング?も人口が多い。

 他に、人口はさほどでもないが、歴史的由来の古い都市、学術センターなどに以下がある。

オックスフォードシャー
オックスフォード?(県都)
ケント?
カンタベリー?
ハンプシャー?
ポーツマス?(単独市)

正規の出入国ゲイト

スカイ・ゲイト
 サリー?県に、ガドウィック国際空港?が存在。
海港
 ケント?県のシアネスに、オランダ?との間のフェリー便が周航。ラムズゲイトに、フランスベルギーとの間のフェリー便が周航。ドーヴァー?には、フランスのカレー?との間に、ウォークストンには、フランスのディエップ?との間にフェリー便が周航。
 イースト・サセックス?の、ニュー・ヘヴンには、フランスのディエップ?との間のフェリー便が周航。
 ハンプシャー?のポーツマス|ポーツマス,イングランドの〜?には、U.K.領チャンネル諸島、及び、フランスのルアーブル?、シェルブール?との間にフェリー便が周航。スペイン?北部との間でもフェリー便が周航している。フランスのシェルブールとの間のフェーリー便は、サウサンプトン?にも周航。
国際鉄路
 ユーロ・トンネル?を利用した列車が、グレイター・ロンドン?のターミナル駅まで運航。
国際自動車道
 国際自動車道自体は敷設されていない。ユーロ・トンネルを利用したカー・トレイン(ル・シャトル)を利用すると、沿線のターミナル駅間を、自動車と共に行き来できる。(⇒ ユーロ・トンネル?ル・シャトル

主要交通路

地方空港
 国内線専用の空港は無い。
沿岸海路
 ワイト島]と、対岸の港湾[[サウサンプトン?、リミトンとの間をフェリー便が往来。
主要鉄路
 域内ではロンドンから、四方に鉄道網が布設されている。
 ロンドンに起点を持つ路線は、バッキンガム・シャー?を経由し、北に向かう路線が1本。(もう1本東イングランドのハートフォードシャー?を経由し、バッキンガムシャーを通る路線もある)。
 ロンドンからバークシャー?県都のレディング?に至る鉄路は、レディングからオックスフォードシャー方面と南西イングランド方面の2路線に分岐。
 ロンドンからサリー?県に向かう路線は2系統。西側の路線は、ハンプシャー?方面に向かう路線と、ウェスト・サセックス?方面に向かう路線とに分岐。東側の路線は、ガドウィック国際空港?を経由した後、ウェスト・サセックス沿岸部のブライトンに向かう路線、他の2路線に分岐。
 ロンドンからケント?県に向かう路線は2系統。西側の路線は、ケント県の西部を通った後、ウェスト・サセックス沿岸部のヘイスティングスに向かう。東側の路線は、ドーヴァー?との間に入り組んだ路線網をなした後、ドーヴァーからは、沿岸部を西に向かう路線に通じている。この沿岸部を通る路線には、各所でロンドンから発した路線が連絡。ハンプシャー?のサウサンプトン?の西で、沿岸部をさらに西に向かう路線と、北西に向かう路線とに分岐している。
道路網
 域内ではグレイター・ロンドン?を環状に取り囲む高速自動車道M25、及び、M25南東のバイパス道M26と、M25、26の環状ルートから四方に通じる高速自動車網が基幹ルート。南東イングランドの場合、高速自動車網の間に、Aナンバー国道網も張り巡らされている。
 バッキンガム・シャー?を経由する高速道M40は、オックスフォードシャーに入った後オックスフォード?の手前で北に向かう。(オックスフォード方面に向かう地方道にも連絡)。
 バークシャー?を経由する高速道M4はレディング?の北を西に向かい南西イングランドのブリストル?に向かっている。
 サリー?県に向かう高速道は2系統。西側のM3は、サリー県の西部を短距距離通過した後ハンプシャー?のサウサンプトン?に向かっている。東寄りのM23はガドウィック国際空港?の東近傍を通過した後、A23になって、イースト・サセックス?のブライトン?方面に向かっている。
 ケント?県に向かう路線は北側を東に通じているM2と、M2の南をやはり東に通じているM20の2系統。ちなみにユーロ・トンネル?の自動車道に通じているのはM20。
 オックスフォードシャーでは、高速道はバッキンガム・シャーを通ったM40が、ごく短距離東部を経由しているだけだが、A34が基幹道となり、オックスフォードの西を通過している。他に、沿岸部にAナンバーの国道が各県をまたいで続き、ウェスト・サセックス?のチチェスター?の西でM27になってサウサンプトンに向かっている。

活用や検討

活用

検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)

「重要な改訂」の情報

  • 鉄道専用であるユーロ・トンネル?について事実誤認がありましたので、「国際自動車道」の部分に改訂を加えました。(2006年1月18日)