エーリゥ女神
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エーリゥ女神は、トゥアター・デ・ダナンのマク・グレーネ?を夫にしていた。フォモリ族の王子エラーサ?との間にブレスをもうけた。
エーリゥ女神にまつわる神話的なエピソードでは、アイルランド(エーラ)の島名の起源譚が有名だ。
11世紀頃、神話的な歴史譚を再編したと思える編者不明の『アイルランド来寇の書?』によれば、ミールの息子たちがイベリア半島からアイルランドに来寇した際、タラの丘に侵攻する息子たちの前に、3姉妹神が姿を顕した、とされている。
エーリゥ女神ら3女神が、それぞれに自分の名を、島の名、国の名として残すように願い、ミールの息子たちはその願いを聞き入れた、という物語だ。
バンバ女神(Banba)、フォードラ女神(Fodla)の神名は、それぞれ、中世の詩歌などで、アイルランドを意味する雅称の1つとして用いられていた。
3女神が関わる「エーラ(アイルランド)」の由来譚には、「ミールの息子たちの来寇に際して、3姉妹神は、詩人のアワルギン・グルーンゲン?から、将来、3女神の名が島(あるいは国)の名として伝えられるだろう、との予言を受けた」とのエピソードも伝えられている。
『アイルランド来寇の書』の物語では、エーリゥ女神と姉妹神は、ミールの息子たちとトゥアター・デ・ダナンとの合戦で倒れる。
エーリゥ女神は、アーンマス女神?の娘神と伝えられている。当然のように、姉妹神とされたバドバ女神とフォドゥラ女神もアーンマス女神の娘神と伝えられている。ただ、「バドバ女神は、本来はエーリゥ女神と同体の神格だった」とみる説も聞かれる。
17世紀のケルト研究では、エーリゥ女神と3女神として崇拝された姉妹神が、本来はマハ女神とモリガン?だった、とする説が唱えられたこともある。
現在の言語研究では、「エーリゥ」の神名はゴイデル語、あるいはさらに古い語形で「豊饒」のような意味を持った単語から派生した、と推定されている。おそらくは、地母神の類だったのだろう、との推測もされている。
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参照:[小辞典ワールド編] [美しきブレス] [神話、伝説のキャラクター]