大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国の基本情報 2009年版
大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国の基本情報 2009年版
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概略
北アフリカで地中海の東部に面している国。第2次世界大戦後の1951年に独立したリビア連邦王国(後、リビア王国)が、軍事クーデタ(1969年)で「リビア=アラブ共和国」に移行し、その後、順次、直接民主制を唱えるアラブ的社会主義体制に移行し、現在に至る。
- 国家体制
- 人民主権と直接民主制を宣言している。アラブ的な社会主義体制の1種と言えるが、整備された成文憲法は有していない。1977年に公布された「人民主権確立宣言」が、憲法のような機能を果たす。イスラム法も、主要法源とされている。現行の政治体制は、1977年の「人民主権確立宣言」公布以降続いている。
- 国家元首の地位は法規で定められていない。「革命指導者」の称号を持っているムアンマル・アル=カッザーフィーが、1969年以降、事実上の元首にあたる。
- 首都
- トリポリ
近隣諸国
北アフリカの地中海沿岸?で、東のエジプト=アラブ共和国と、西のチュニジア共和国、アルジェリア民主人民共和国とに挟まれる位置に存在。南では、南西のニジェール共和国、真南のチャド共和国、南東のスーダン共和国と国境を接している。
北東部のキレナイカ地方から300km強の沖合いに、クレタ島?(現ギリシア領?)が浮かぶ。
国土
- 土地面積
- 1,759,540平方km
- 領土面積
- 1,759,540平方km
- 土地面積対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の7倍ほど。(日本国の5倍弱)
- 都市エリア
- 1%(2000年)
人口
- 人口
- 2009年の統計で6,420,000人
- 人口対比
- U.K.“本国領”人口の10%強。
- 日本国人口の5%ほど(対比する推計の年度が異なるので目安として)。
- 平均寿命(2005年)
- 72.7(♂=70.5,♀=75.7)
- 乳児死亡率(2005年)
- 20.9‰
- 年齢別人口比率(2005年)
- 0〜14=30.1%,15〜64=65.9%,65以上=4.1%
- 平均人口密度
- 1平方kmあたり3人程度
- 平均人口密度の対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の1%ほど。
- 日本国の1%弱(対比する推計の年度が異なるので目安として)。
- 都市集住率
- 88%(2001年)
民族事情
- 民族事情
- アラブ系が多数派でおよそ97%。ただし、この内にはアラブ化したベルベル系部族が多数含まれている。
- 言語事情
- アラビア語?が国定公用語に定められている。北部ではベルベル系の部族後が用いられることも多い。
他に、英語?、イタリア語?も都市部を中心にそれなりに通用(と、想定)。 - 宗教事情
- イスラム教が国教に定められていて信徒は国民の97%ほど。おそらくは全員がスンナ派を自認。
- 識字率(1995年推計)
- 76.2%(♂=88%,♀=63%)
経済事情
- 通貨単位
- リビア・ディナール(略号=LYD)
- GDP
- 881億3,300万U.S.ドル(2008年推計)
- GDPの対比
- U.K.(連合王国)の4%ほど。
- 日本国の2%ほど。
- 国民1人あたりGDP
- 14,192U.S.ドル(2008年推計値)
- 国民1人あたりGDPの対比
- U.K.(連合王国)の40%ほど。
- 日本国の42%弱。
- Gini係数?
- 未詳
- 国民1人あたりのエネルギー消費量(石油換算)
- 2,616kg(2004年)
- 国民1人あたりエネルギー消費量の対比
- U.K.の数値の70%強。
- 日本国の数値の76%弱。
- 産業別労働人口比率
- 未詳
- 輸出(2004年)
- 208億U.S.ドル
- 主要輸出先国(2000年)
- イタリア共和国、ドイツ連邦共和国、スペイン国、トルコ共和国、フランス共和国
- 輸入(2004年)
- 63億U.S.ドル
- 主要輸入元国(2000年)
- イタリア共和国、ドイツ連邦共和国、日本国、大韓民国、U.K.(連合王国)
- 貿易依存率(2005年)
- 輸出=78.2%,輸入=18.56%
- 観光客(2005年)
- およそ、15万人
- 観光業収入(2005年)
- 2億6,000万U.S.ドル
(GDPの0.3%ほど,対比する推計の年度が異なるので目安として)
政治関係
- 政治体制
- 人民主権と直接民主制を宣言している。アラブ的な社会主義体制の1種と言えるが、整備された成文憲法は有していない。1977年に公布された「人民主権確立宣言」が、憲法のような機能を果たす。イスラム法も、主要法源とされている。
- 現行の政治体制は、1977年の「人民主権確立宣言」公布以降続いている。
- 国家元首の地位は法規で定められていない。「革命指導者」の称号を持っているムアンマル・アル=カッザーフィーが、1969年以降、事実上の元首にあたる。
- 他国の立法府(議会)にあたる、全国人民会議が設けられていて、同会議の書記が他国の首相に近い立場で、(事実上の)元首代行とみなせる。他に、全国人民会議には、他国の閣僚にあたる全国人民委員会各書記の地位がある。
- ちなみに、1969年〜1977年は1党独裁体制にあったが、1977年以降、理論上、直接民主主義体制に移行したので政党は不要なった、とされている。実際は、独裁党だったアラブ社会主義連合が国家機構に移行した。
- 兵員概数(2007年)
- 総数=7万6千人,陸軍=4万5千人,海軍=8千人,空軍=2万3千人
- 軍事支出(2005年)
- 7億2,000万U.S.ドル相当(GDPの0.8%ほど,対比する数値の年度が異なるので、目安として)
- 国民1人あたりの軍事支出(2005年)
- 125U.S.ドル相当
- ソース
- 以下のソースを相互参照しました。必ずしも、各ソースのデータ、そのままではありません。一部の数値に端数を丸めるなどの処理もしています。
- Libya(THE WORLD FACTBOOK)
- Country profile: Libya(Country Profiles - BBC NEWS)
- Libyan Arab Jamahiriya(Gridded Population of the World, version3)
- Libya(HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS)
- Myanmar,Almanacs(Infoplease)
- Wikipedia英語版:Libya
Wikipedia英語版:Politics_of_Libya
Wikipedia英語版:Foreign_relations_of_Libya
Wikipedia英語版:Human_rights_in_Libya - 『データブック オブ ザ ワールド 2008年版』
『データブック オブ ザ ワールド 2009年版』
(二宮健二 編、発行,二宮書店) - 『最新 世界各国要覧 12訂版』(東京書籍編集部 編,東京書籍)
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