ハウス・ルール:「言語+直観判定」及び付随する判定について
関連ルール
「言語+直観」の判定方式について(ルールブック、p.60)
あまり詳しくない言語の細かいニュアンスを拾う。
ハウスルール提案A
狙い
言語技能を使った判定方式の種類を若干増やしながら、謎の古代文字などに関連する判定にも、柔軟な運用ができる余地を増やす、との狙いでハウス・ルールを提案します。
前提
ここで提案するハウス・ルールは、「言語技能の取得数値が高いキャラクターが『すらすら読める』古代文字は、既知で解読済みのものに限る」とのハウス運用をGM裁量で選択している場合に有効です。
つまり、インダス文字?や線文字A?はいくら言語技能が高くても読めないし、アトランティス文字や宇宙人の文字も普通は読めない、という運用が前提です。
ハウス・ルール
「言語+直観」による読み取りを、「あまり一般的ではなく、キャラクターが慣れ親しんでいない言語(文章)について、細かなニュアンスはともかく、話題(主題)を推測する判定」とする。
大成功すれば「大筋程度は推測できる」かもしれない。あるいは、「全体の意味は推測程度だが、ある一部の意味は、確信を持って直観できる」としてもいい。この辺は、プレイヤーの行為申告、及び、物語内の状況に併せてGMが裁量していくといいだろう。
このハウス・ルールでは、聴き取りについても、読み取りに準じて処理。
付随する処理
オフィシャル・ルール通りの「言語+知性」、及び、上で提案したハウス・ルールの「言語+直観」の判定について。
GMは、特殊すぎる言語は「判定自体に挑めない」としてもいい。「言語が特殊すぎるかどうか」は、現在知られている言語との類縁関係の設定によるものとする。
例えば、GMがキャンペーン・プランなどを睨んで、「ムー帝国の言語が、古代に華南地方で使われていた言語の祖型と関係している」と設定していたとする。この場合、例えば、最初に「関係していることに気づく」判定を誘導し、これに成功した後は、目標値15を最低値として、18〜20程度の判定から開始。何度か、異なる文書(あるいは同じ文書の異なる箇所)の読解に成功すると、目標値が徐々に下がる、との運用を提案しておく。
「ムー大陸の言語は、宇宙人がもたらしたもので、現在地上で使われている諸言語と、ほとんどまったく系譜関係がない」と設定している場合、及び、キャンペーン・プレイで、あまり深く設定を詰めていない段階については、アトランティス文字や宇宙人の遺した文字は、「言語技能で解読の判定に挑むことすらできない」、とする。
この類の推測判定は、「魔術+直観」や「共感+直観」の領域だろう、との考え方も提案しておく。
以上の処理も、聴き取りについては、文書読み取りに準じて処理。
「そう特殊ではないが、あまり一般的でもなく、キャラクターが慣れ親しんでいない言語」について、「細かなニュアンスまで拾う判定」は、「言語/表現+直観」を提案しておく。
あるいは、GMの趣味に応じて「言語/分析+知性」をハウス・ルールの基本形として採用してもいいかもしれない。
用例
「増補待ち」
キーワード:
参照:[言語技能]