ラダック地方
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「ラダック地方」は、現在、普通はカシミール地域のジャンムー=カシミール州(インド共和国実行支配地)で、地域の中部以東を指す、歴史的地域名になっている。
ただ、インド側では「ラダック地方」に中華人民共和国が実効支配をしている阿克賽欽?も含めることがある。
ジャンムー=カシミール州の州域を3つに大別したときの地域区分の1つ。州域の中部西寄りで、概ね北西 〜 南東に州域を区切るラインの東側にあたる。この区分線は、ヒマラヤ山脈?北西山域西裾のラインになっている。
パキスタン=イスラム共和国、中華人民共和国、それぞれの領有地、及び、実効支配地に隣接。ジャンムー=カシミール州の内で、インド当局が、外国人一般観光客の立ち入りを認めているエリアでもある。
- 【参照地図】
やや詳しい情報
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ラダック地方には、現在は、ジャンムー=カシミール州に属す2つの県が含まれている。西側のカールギル県?と東側のレー県?だ。
歴史的には、1842年まで続いたラダック王国?の主要部だった地域。ラダック王国は、現在のカシミール地方ジャンムー地方と併せてドグラ王国?に併合された。
その後、地域の帰属は何度か変化したが、U.K.(連合王国)統治下のジャンムー=カシミール藩王国?領を経て、現在のように分割されたカシミール地域の状況に至った。
かつてのラダック王国の領域は、現在はインドの実効支配地から、パキスタン=イスラム共和国の実効支配地、中華人民共和国の実効支配地にも渡っている。
ラダック地方は、西縁の北部でカシミール地方と、南部でジャンムー地方と隣接。南縁の概ねでヒマーチャル・プラデーシュ州と隣接している。
南東部から、東縁にかけては、中華人民共和国領の西蔵自治区?や、阿克賽欽?などの実効支配地に隣接。北端部は、新疆維吾爾自治区?に接している。北西縁はパキスタン=イスラム共和国の実行支配地に隣接。
地域は、ヒマラヤ山脈?の北西山域に占められ、たいへん山がち。西寄りのザンスカール山地?、東寄りのラダック山地?、及び、ラダック山地よりも北東で阿克賽欽?に連なるカラコルム山脈東部山域に大別することができる。
地域の住民は、ラダック語の話者が多数派。彼らは、ほとんどが、ラダック王国時代以降のチベット系仏教の信徒が多数派。地域は、しばしば「小チベット」と呼ばれ、「チベット高原よりも古いチベット仏教も伝えられている」と言われる。
少数派住民には、ウルドゥー語?を日常使用するイスラム信徒が多い。彼らの間ではシーア派が多数派。
ラダック語を母語習得しているラダック人の間には「インドの連邦政府は、ラダック地方を、1つの州として再編すべきだ」との主張も聞かれる。
- 【参照地図】
- ラダック地方中部地図(Wikimedia Commons)
- ラダック地方のザンスカール山地?略地図(Wikimedia Commons)
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「増補待ち」。
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参照:[シアチェン氷河] [ランド・マーク] [アジア州のランド・マーク] [ジャンムー地方] [小辞典ワールド編] [ジャンムー=カシミール州] [カシミール地方]