タンムズ神話
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「タンムズ神話」は、アッカド?系の神話物語。イシュタル女神の愛人で、牧畜の神とも、植物神ともされるタンムズ神?が、極暑の季節に死して冥界に降り、子供として再生する経緯を語った物語。
「タンムズ神話」にはバリエーションが多い。その多くは『イシュタルの冥界降り』に類した内容の物語になっている。
追加情報
- 小事典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値=8〜10」「魔術+知性 目標値=10〜12」
- 簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
- 「タンムズ神話」の多くのバリエーションでは、イシュタル女神が冥界に降るのは、愛人タンムズ神を取り戻すためであり、タンムズ神が死んだのも、イシュタル女神の姉神にして冥界の女主人エレシュキガル女神?が、タンムズ神を我がものにしようとしたため、と語られる。『イシュタルの冥界降り』の基本形では、こうした事情は語られていない。
- また、タンムズ神を救出するため冥界に降ったのは、イシュタル女神ではなく、タンムズの妹神であるベリト・シェリ女神である、とする物語も伝えられている。
- 小辞典版推奨判定
- 「表現+知性 目標値10〜12」「魔術+知性 目標値12〜14」
- やや詳しい情報 「タンムズ神話」が、『イナンナの冥界降り』と比較して物語のバリエーションが多いのは、『イナンナの冥界降り』が神官や書記官など、もっぱら知識階層の間で伝えられた物語だったのに対し、「タンムズ神話」の方は、少なくとも何通りかの物語は主に民間で語られたためではないか? とする意見がある。
- 「タンムズ神話」の多くのバリエーションでは、女神によって冥界から救出されたタンムズ神は、女神の赤子として再生し、短期間で成人、再び女神の愛人となるが、次の極暑の季節にはまた死んで冥界に赴く。
- イシュタル女神は、シュメール系のイナンナ女神と比べると、少なくとも公的祭儀では戦争に関る生死を司る面が強調されたが、多くのタンムズ神話では、豊穣と再生を司る多情な太地母神としての性格が色濃く語られている。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
補足説明
「タンムズ神話」は古代エジプトの「オシリス神話?」や、古代ギリシア神話の「アドニス神話?」との関連が唱えられることがあります。
「オシリス神話」との関連は、充分論証されているとも言えませんが、直接的な影響関係も可能性としては考えられる、と言われます。
「アドニス神話」の方は、現在伝えられているギリシア神話の物語構成自体は「タンムズ神話」とはかなり異なったものになっています。アドニスも神格ではなく、人間として語られていています。(⇒ アドニス)
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[イシュタル女神] [アドニス] [イシュタルの冥界降り] [イナンナの冥界降り] [イナンナ女神]