イシュタル女神
追加情報
GM向け参考情報
- 呼称
- イシュタル
- 別称類
- イナンナ女神同様「天の女主人」と呼ばれた。
- 「月の娘(神)」とも呼ばれた。
- 表象(シンボル)
- イナンナ女神同様、藁の束を先の細った円柱状に編み、先端に輪と吹き流しを付けたものが、表象とされた。
- 図像
- 3対の牡牛の角で飾られた冠を被った、有翼の女性が一般的な図像。
- 開いた両の翼の背後に、複数の長柄武器(ポール・ウェポン)が浮遊して付き従っているような図像もよく描かれた。
- ただし、着衣のイシュタル女神は生命に満ちた冬の女神で、裸体の女神像は冥界にある極暑の季節の女神だとも言う。
- 聖域
- ニネヴェ?のイシュタル神殿、バビロン?にあったイシュタル神殿、及び、イシュタル門?が有名。
- 主要祭儀
- イナンナ女神同様に、女神に扮した高位の女神官が、王と性交する聖婚儀式を含んだ祭儀が執りおこなわれた。
- 関連キャラクター
- 天空神アン?または、月神ナンナル神?が、イシュタル女神の父神と言われる。
- 「冥界の女主人」エレシュキガル女神は、イシュタル女神の姉神とされる。『イシュタルの冥界降り』では、冥界に降ったイシュタルを60の病に侵させる。「タンムズ神話」では、イシュタルの愛人タンムズ神を奪おうと、冥界にさらった、とも言われる。
- タンムズ神は、イシュタル女神の愛人とされている。女神の力で冥界から救出されるタンムズは、女神の子供として再生し、短期間に成長すると再度愛人となるが、次の極暑の季節、再び冥界に赴くことになる。
- ギルガメシュは、『ギルガメシュ叙事詩』で、イシュタル女神に求婚されるが、女神が過去の愛人たちに加えた仕打ちを非難し、女神の怒りをかう。
キーワード:
参照:[神話、伝説のキャラクター] [タンムズ神話] [ギルガメシュ叙事詩] [イナンナの冥界降り] [ギルガメシュ] [アドニス] [エサルハッドン] [イナンナ女神] [イシュタルの冥界降り]