オンタリオ州(カナダ)
- オンタリオ州(カナダ) オンタリオしゅう (Ontario) 簡易版
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「オンタリオ州(Ontario)」は、カナダ南部の東寄りの州。北で、ハドソン湾?ジェィムズ湾?と、南で5大湖?に面している。
カナダ南部で、マニトバ州の東、ケベック州の南西に隣接。東部カナダに属す州、とされている。南縁は、カナダとU.S.A.(合衆国)との国境になっている。
州都のトロント市?は、州域東部の南寄りで、オンタリオ湖北西湖岸に隣接。カナダ連邦政府の首都オタワ市?は、州域東部の北縁で、ケベック州に隣接。ケベック州に渡る大都市圏を構成している。
- 【参照地図】
- オンタリオ州州域の略地図(Wikimedia Commons)
(地図中赤色に彩色されたエリアが、マニトバ州の州域) - Ontario(Canada,HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS)
- Ontario, Canada - Map(Canada,Greenwich Mean Time)
やや詳しい情報
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オンタリオ州は、カナダ領内では、西で、マニトバ州と、北から東にかけてケベック州と隣接。
南縁では、東から西へ、U.S.A.の次の諸州と隣接している。オンタリオ湖、セント・ローレンス川などを挟んでニューヨーク州?に隣接。エリー湖、ヒューロン湖などを挟んでミシガン州?に隣接。スペリオル湖を挟んでウィスコンシン州?と隣接。スペリオール湖の西では、ミネソタ州?と隣接。ミネソタとの州境にも大小の湖沼が断続している。
オンタリオ州の州域面積は、1,076,395平方km。湖沼や河川が多く、土地面積は917,741平方km。
「オンタリオ」は、北米先住民のイロクォイ族?の言語で、「美しい湖(湖水)」または「輝く水」を意味。オンタリオ州には湖沼がおよそ25万ヵ所あり、河川の総延長も10万kmに渡る。
州域エリアのアウトラインも、多数の湾や湖沼に接していて不定形。南北よりも東西の方が幅広い。州域の最高点は、東西中ほどで、ヒューロン湖の北方に位置しているイシュパティーナ尾根(Ishpatina Ridge)。標高693m。
5大湖の北、州域の南部にが標高500m超の山地が多く、特にヒューロン湖の北部から以西には連続。山地の裾からは、ハドソン湾とジェイムズ湾に向かう微傾斜地が広く。多数の河川が流れている。南部の低地、5大湖沿岸や、セント・ローレンス川流域には、人口が集中し、農業や工業も盛んに営まれている。
北部のハドソン湾沿いには、沼地と湿原が多い。北西部から中部にかけては、鉱物資源が豊富。いずれのエリアも樹林が多い。
オンタリオ州の州域は、気候の面では、3種のエリアに大別することができる。
「亜寒帯気候?の特徴を示す州域北部」、「典型的な大陸性気候?で乾燥気味な中部から東部」、「比較的湿潤な大陸性気候?と呼べる州域南西部」の3大別だ。
州域の北部は、概ね北緯50度より以北にあたる。寒冷な冬季が長く、冷涼な夏季は短い。山地がないので、北極圏からの寒気団が、季節の巡りに応じて、妨げられることなく上空に南下してくる。気温が−40℃以下を記録することも珍しくない。
年間降水量は、例年70cm以下程度だが、年間の半分ほどの間、積雪が残る年は珍しくない。
州域の中部から東部にかけても、冬季は夏季よりも長い。しかし、年によっては夏季が、かなり温暖になる年もある。基本的には、乾燥気味のエリアだが、スペリオル湖やヒューロン湖北岸のさらに北で、年によっては気流の関係で、ドカ雪に見舞われることもある。
州域南西部は、山地が主になってる地勢と、5大湖の近い関係で、年間降水量が75cm〜100cmと、内陸部にしてはやや多い。このエリアの降水は、基本的には夏季にピークを迎えるが、1部地域では気流の関係で、冬季にドカ雪に見舞われる年もある。
州域の広い範囲、概ね、中部以南では、夏季に雷を伴う嵐が発生しがちだ。より、頻度は少ないが、冬季に雪嵐に見舞われるこもある。
州の人口は、2009年の推計で13,150,000人。これは、同年のカナダの総人口の39%程度。州別の人口では、第1位。内、州都トロントの大都市圏に550万人ほどが居住。首都オタワの大都市圏(ケベック州にも渡っている)には、140万人ほどが居住。
州の平均人口密度は、1平方kmあたり13人程度の計算になるが、あきらかに州域の南部に偏っている。(都市の集住率も高いものと、想定)
2006年の国勢調査によると、自己申告による民族出自は、ブリティッシュ系が24.7%で最も多い。次いで、カナダ人との回答者が23%とこれも高い。以下、スコット人が17.5%、アイルランド系が16.5%、フランス系11.2%、ゲルマン系9.5%、イタリア系7.2%、中国系5.4%、北米先住民の系統が4.8%と続く。
住民の7割以上がクリスチャン。プロテスタント諸派の信徒系が、34.9%、ローマン・カソリックの信徒が34.7%、東方正教会の信徒が2.3%、その他キリスト教系諸派の信徒が2.7%。
「無宗教」と回答する人の比率は、16.3%と比較的高い。イスラム信徒が35万人ほど(3.1%)、ヒンドゥー教徒(1.9%)、ユダヤ教徒(1.7%)がそれぞれ20万人前後。仏教徒(1.1%)、シク教徒(0.9%)がそれぞれ10万人超。
州の基幹産業は造船業を含む機械工業。鉄鋼業、化学工業、製紙業なども盛ん。水力発電による供給電力が豊富なことが、強みと言えるだろう。
農業も盛んだが、就労人口は減っている。天然ガスの採掘を含む鉱業も盛ん。
- 【参照地図】
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど。
補足情報
- 州の面積(1,076,395平方km)は、カナダの領土面積(9,984,670平方km)の、10.8%ほど。
日本国の国土面積(377,873平方km)のおよそ2.85倍。
U.K.(連合王国)“本国領”面積(244,820平方km)の4.4倍弱。 - 2009年の州の人口推計は13,150,000人。
これは、同年推計のカナダの総人口の39%程度。
同年推計のU.K.“本国領”人口(61,612,300人)の、21%強。
2007年推計の日本国人口(127,433,494人)の10%強。 - 2009年の州の平均人口密度は、1平方kmあたり13人程度。
これを、2009年推計のカナダの平均人口密度(1平方kmあたり3人程度、都市集住率79%)と比較すると、4倍強にあたる。
ただし、州域の人口は、南部に偏っている。
平均人口密度を、2009年のU.K.“本国領”(246人)と比べると、5%強(U.K.の都市集住率は、90%ほど)。
2007年の日本国(377人)と比べると4%弱(日本国の都市集住率は、79%程度)。
別称類
主要国の言語
- 英語表記=Ontario
- フランス語表記=Ontario
- スペイン語表記=Ontario
- ロシア語表記=Онтарио
- アラビア語名=(調査中)
- 中文表記=安大略省
参考資料
参考地図
リンク
関連項目
- U.S.A.(合衆国)
- 5大湖,北アメリカの〜?
- 亜寒帯気候?
- イロクォイ族?
- ウィスコンシン州(U.S.A.)?
- エリー湖
- オタワ市(カナダ)?
- オンタリオ湖
- カナダ
- ケベック州(カナダ)
- ジェィムズ湾?
- スペリオル湖
- セント・ローレンス川
- 大陸性気候?
- 東部カナダ
- トロント市,オンタリオ州(カナダ)の〜?
- ニューヨーク州(U.S.A.)?
- ハドソン湾?
- ヒューロン湖
- マニトバ州(カナダ)
- ミシガン州(U.S.A.)?
- ミネソタ州(U.S.A.)?
資料リンク
- Wikitravel日本語版:オンタリオ州
Wikitravel日本語版:カナダ - Wikitravel英語版:Ontario
Wikitravel英語版:Canada - Ontario(Lonely Planet)
- Wikipedia英語版:Ontario
Wikipedia英語版:Geography_of_Ontario
Wikipedia英語版:Category:Ontario
Wikipedia英語版:Category:Provinces and territories of Canada - Ontario(Provinces & Territories,The Canadian Encyclopedia)
- Wikipedia英語版:Portal:Ontario
Wikipedia英語版:Portal:Eastern Ontario - Wikimedia Commons:Category:Ontario
「マニトバ」関連のファイル集アーガイブ。
Wikimedia Commons:Category:Provinces and territories of Canada
「カナダの諸地域」関連のファイル集アーガイブ。 - Government of Ontario
オンタリオ州政府の公式サイト。 - Ministry of Tourism
州観光局の公式サイト。 - オンタリオ州観光局
州観光局の公式日本語サイト。
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参照:[マニトバ州(カナダ)] [ケベック州(カナダ)] [エリー湖] [デトロイト川] [スペリオル湖] [セント・クレア湖,5大湖水系(北アメリカ)の〜] [ヒューロン湖] [セント・ローレンス川] [セント・メリーズ川,スペリオル湖下流の〜] [オンタリオ湖] [U.K.領ケベック(植民地)] [東部カナダ] [ナイアガラ断崖] [セントラル・カナダ] [ナイアガラ川] [ウィニペグ湖] [北アメリカ州のランド・マーク] [セント・クレア川]