ラファフ国境ゲート
- ラファフ国境ゲート ラファフこっきょうゲート (簡易版)
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ラファフ国境ゲートは、ガザ・ストリップ?からにイスラエル領以外に通じる唯一のゲートだった。ゲートの閉鎖、及び、イスラエル当局が警戒の名目でガザ・ストリップ周囲で続けている包囲については、パレスティナ暫定自治領に対する生活物資供給を阻害し、人道危機を招いているとする批判は少なく無い。
2005年以降、ゲート施設の管理は、エジプト=アラブ共和国、パレスティナ暫定自治府?、EU(欧州連合)?から派遣されたEUラファフ国境支援ミッション(EU BAM Rafah)?の共同でおこなわれ、イスラエル?は、ゲート管理についてはオブザーバーの立場になっていた。
ゲートの通行は、EU BAM Rafah によって監視されていたのだが、2007年6月、EU外交部は同ミッションの中断を、「ハマス?がガザ・ストリップで支配的である間は」との期限付きで公表し、実行した。以降ゲートは全面的に閉鎖されている。2007年現在、EU BAM Rafah は、イスラエル領のアシュケロン?に拠点を移している。
EU側がミッション撤収の理由として公表しているのは「EUはハマスをテロ組織と認定していて、ハマスとの交渉はおこなわない」「2005年に締結された国境ゲートについての合意では、ゲート施設にはパレスティナ側からファタハ?の要員が派遣される旨、明記されている」など。
ラファフ国境ゲートの開設は、1979年に締結されたイスラエル-エジプト間の講和条約に基づくものだった。1982年に完了したシナイ半島からのイスラエル軍撤収に伴って運営がスタートされ、当初はイスラエル側が管理していた。しかし、2005年にイスラエル当局が、ガザ地域からの撤収政策を一方的に実行すると、管理団も引き上げることになり、EUラファフ国境支援ミッション(EU BAM Rafah)が派遣されることになったのだった。
GM向け参考情報
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GMの運用
- 2007年現在、閉鎖されているラファフ国境ゲートのイスラエル側は、警戒の名目でガザ・ストリップの包囲を継続しているイスラエル当局の部隊が臨戦体制で警備している、との状況想定を推奨します。
- 2007年現在、ラファフ国境ゲートのエジプト側にも、エジプトの部隊が待機状態で配備されているとの状況想定をした方が、あるいは、リアルであるかもしれません。
少なくとも、警戒は厳重だ、と想定した方がいいでしょう。
活用や検討
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参照:[シナイ半島] [アリーシュ市] [ラファフ]