シャーリーの遺跡
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小事典版推奨判定
- 「情報+知性 目標値=8〜10」「交流+知性 目標値=10〜12」
- 簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
- 「シャーリーの遺跡(遺構)」は、スィーワ・オアシス中心街区にある矩形の広場の西に隣接。周囲は、銀行、インターネット・カフェ、長距離バスの発着所、観光案内所などが集まったエリア。広場の東側にも、ホテルや観光客向けレストランの多い地区が近接している。
- 一見、日干しにした泥で築き上げられた城砦のようにも見えるが、実際は集合住居だった。
- 外見からはかなりの高層に見え、周辺の地上から見上げると、60mほどの高さに見える。しかし、実際は、2つほどある岩の小山の周囲を、建材である日干しの泥がほぼ覆っているそうだ。
- つまり、もし内部に立ち入ることがあっても、外見から想像されるほどの多層建造物ではない、ということ。
- 上層部ほど崩壊が激しく、普通の観光客は立ち入りなど許可されていない(と、想定)。
- なお、遺構の裾部に連なっている泥作りの住居には、現在も住民が居住しているものが少数ある。
- シャーリーの遺構は、夜になるとライト・アップされ、幻想的な景観を観光客に提供している。
- 【参照イメージ】
- シャーリーの遺構の遠景写真(Wikimedia Commons)
- 小事典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値=10〜12」
- やや詳しい情報 過去の記録に基づけば、シャーリーが集合住居として用いられていた時期は、13世紀頃までは遡れるようだ。
- 1926年に、沙漠では異例な豪雨が3日間降り続け、かなりの部分が溶解。集団住居としての使用は放棄された。
- 建材は、泥と塩を混ぜて日干しにしたものなので、雨が降れば溶解してしまうのだ。小山を覆うように建造されたシャーリーの遺構は、特殊な形態、用途で築かれたマウンド遺構と言えるかもしれない。
- 遺構の1部に、ヤシの木の木材を組んだ通り抜け用の遊歩道が遺っている。外見だけは、まるで欧米の現代都市にある高架下の路地のように見える。
- 現存する遺構は、1926年の放棄以降も、何度か修繕が重ねられたもの。しかも現在見られるような形状にまで作りあげられたのは、20世紀に入ってから、どれだけ遡っても19世紀末だとされている。
- こうした性質の遺跡なので、現存する上部の遺構や構造の調査をするとしても、考古学的な発見はあまり期待できない(民族学や社会学の研究には役立つかもしれない)。
- もし、考古学的に意味がある調査をするとしたら、覆われていると言う岩山に至るまで、現存する遺構をすべて掘り崩す、といった無茶をするか、あるいは、なんらかの手だてで、上部の遺構が崩れないようにしながら、岩山の周辺部までトンネル状の掘削孔をうがちながら調査するなどする必要があるだろう。
- 例えば液体窒素で遺構を固定しながら掘削調査をする、といった方法は、机上のプランとしては考えられる。果たして、そこまでの手間をかけるコストと、調査に期待される発見のバランスがどうかと言えば、コスト・パフォーマンスがいいとは言えないだろう。
GM向け参考情報
活用や検討
活用
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キーワード:
参照:[遺跡] [小辞典ワールド編] [スィーワ・オアシス]