シュタイエルスカ地方
- シュタイエルスカ地方 シュタイエルスカちほう (Stajerska) 簡易版
- 簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
- PCが予め知ってていい情報
- やや詳しい情報
- さらに詳しい情報
- GM向け参考情報
- リンク
- 活用や検討
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「シュタイエルスカ地方」は、現スロヴェニア領?の北東部で、オーストリア領南東部の、シュタイアーマルク州に隣接している地域の歴史的地域名。行政上の実体はない。
英語では「ロウアー・スティリア(Lower Styria)」。「シュタイエルスカ」の地域名は、スロヴェニア語によるもので、ドイツ語では「ウンターシュタイアーマルク(下シュタイアー地方)」。
地域西縁の南部は、サヴァ川に縁取られている。西縁北部は、アルプス山脈?の支脈の渓谷部とイメージされている。東縁は、ムーラ川に縁取られ、東西中ほど東寄りをドラヴァ川?が貫流している。
【参照地図】
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
シュタイエルスカ地方は、現スロヴェニア領の北東部に位置しているが、ムーラ川を挟んだ対岸(左岸)を占めるプレクムーライェ(Prekmurje)地方が、スロヴェニア領北東端になっている(プレクムーライェは、シュタイエルスカ地方には含まれない)。
地域は、歴史上、神聖ローマ帝国のシュタイアー公領に由来する地域の南部にあたった。オーストリア王国、オーストリア=ハンガリー王国と継承されていたが、第1次世界大戦?の戦後処理で、旧シュタイアーマルクのおよそ1/3ほどが、当時のセルビア=クロアチア=スロベニア王国に割譲された。その後、ユーゴスラヴィア王国に継承され、ユーゴスラヴィア連邦で、スロヴェニア共和国への帰属が確定された。
行政実体のないシュタイエルスカ地方だが、地域に含まれる地方行政区間の親近感や文化面、経済面での結びつきは強い。
旧くは、ドイツ語で「ウンターシュタイアー(下シュタイアー)」と呼ばれた時期が長かった。しかし、この呼び方は、現在のオーストリアでは、日常会話では極マレにしか用いられない。歴史的な呼称になりつつある、と見ていいだろう。(現在のオーストリアでは、日常的には「下シュタイアー」と言うと、シュタイアーマルク州の一部を指すことの方が多い)
地域は、西部が山がち。東部でムーラ川とドラヴァ川に挟まれた地域は、パンノニア平原を縁取る丘陵地が広い。ムーラ川、ドラヴァ川それぞれの流域には、パンノニア平原の一部とみなされる平坦地が、川沿いに奥地まで続いている。
西部の山並みも北ほど険しく、南に移るに連れ、低山地、丘陵地が増えていく。西部でも、サヴァ川流域の南西部には、極狭い地区がパンノニア平原の一部とみなされる平坦地になっている。
気候は、基本的には大陸性気候で、冷涼で軽やかな夏季と、寒冷な冬季で特徴付けられる。降水量は多く、冬季の積雪も多い。高度による気候差も大きく、高山地帯では高山性気候もみられる。伝統的には農牧業が盛んだが、大きめの河川流域では、鉱工業も営まれる。丘陵地、平坦地で生産される白ワインも有名。
地域の主要な都市は、ドラヴァ川流域のスロヴェニア領内中ほどに位置するマリボル、流域南部に位置する、プツゥエ、ムーラ川流域の北部に位置するツェリエ、など。
リンク
活用や検討
活用
重要な改訂の情報
- 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
検討
- このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など
- 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます)
キーワード:
参照:[ランド・マーク] [下シュタイアー地方] [シュタイアーマルク] [ヨーロッパ州のランド・マーク]