トシュカ湖群
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トシュカ湖群は、エジプト北部で、ナセル湖(ハイダム湖)西方の沙漠に設けられた一群の人造湖の総称。
ナセル湖湖岸に掘削された水路を通った水がワディ・トシュカを通じて流れ、アル-ワディ・アル-ジャディッド県南東部の低地に形成された。
2008年現在、エジプト当局は、トシュカ湖群の周囲に大規模な灌漑農耕地を開拓する計画「ニュー・バレー・プロジェクト」を推し進めている。
- 【参照地図】
- エジプト=アラブ共和国略地図(Wikimedia Commons)
“Lake Nasser”南部の西方にトシュカ湖群も描かれている。
- 【参照イメージ】
- Africa/Egypt/Aswan(Arab republic of egypt,Tago.com)
トシュカ湖群も映っているナセル湖の衛星イメージ(おそらくGoogle mapベースのもの)。
やや詳しい情報
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- 小辞典版推奨判定
- 「情報+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 ナセル湖の湖面は満水時に海抜183mに達する。エジプト当局は、1978年からナセル湖(ハイダム湖)南西湖岸に掘削を開始した水路は、湖面水位が178mを越えると、湖水を導く。
- 石灰岩の岩地に刻まれたワディ(涸谷)を開削した水路は、北西方向に水を導き窪地に人造湖を形成した。人造湖の形成は、1990年代末頃から、衛星軌道からも観測できる規模になっている。
- 湖群は、現在までのところ、概ね1300平方kmほどの面積を示している、と言われる。
- また、2005年の衛星軌道からの観測で、数年前より湖面面積が縮退しているとの報告もなされている。湖面縮退の理由が、周囲で進められている開拓事業によるものなのか、あるいは、ハイダム湖の水量に変動が生じたためなのか、などはまだ整理されていない。
【参照イメージ】
- 湖群形成前のハイダム湖周辺(THE UNIVERSITY OF TEXAS AT DALLAS)
- 1989年〜1999年頃の衛星イメージ(Earth Observatory,NASA)
(2002年12月撮影の衛星イメージ,NASA,Wikimedia Commons)
GM向け参考情報
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キーワード:
参照:[トシュカ湖群] [ランド・マーク] [ナセル湖] [アフリカ州のランド・マーク]