アル-ワディ・アル-ジャディッド県
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
アル-ワディ・アル-ジャディッド県は、エジプト=アラブ共和国の県の1つ。エジプトの西方沙漠の北部を占めている。領域のほとんどは、沙漠だが、現行のエジプトの県では、最も県域面積が広い。
大きなオアシス地帯を3つ擁している他、小オアシスも散在している。
英語名は、「ニュー・ヴァレイ県(New Valley)」。アラビア語でも、英語名に対応した「ワディ・アル・ゲデォイーダ」が、非公式な県名として用いられることもある。
【参照イメージ】
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
- 小辞典版推奨判定
- 「交流+知性 目標値8〜10」、「情報+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 アル-ワディ・アル-ジャディッド県は、エジプト領の北西部を占め、西で大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国と、南でスーダン共和国と国境を接している。
- 南では西から北に、マトゥルー県?、ギザ県、ミニヤー県と、エジプトの県3つの南縁と県境を接している。
- 西縁では、北から南にかけ以下の行政区の西縁と境界を接す。アシュート県、ソハーグ県、ケーナ県、ルクソール、アスワン県(いずれもナイル川流域部を占めている行政区)。
- 行政中心地のハルガ市は、エジプトの5大オアシスの1つハルガ・オアシス地帯に位置。ナイル川流域から西に200kmほど離れている。エジプトの他の県同様、大統領に任命された県知事が、中央政庁から派遣され県を統治している。
- 他に、県域内には、ダフラ・オアシス、ファラフラ・オアシス?なども存在。
- 2007年現在、県域北西部では、ハイ・ダム湖?(ナセル湖)から灌漑用水路(運河)を掘削し、トシュカ低地?を一大農耕地に改造しようという、トシュカ・プロジェクト?(ニュー・ヴァレイ・プロジェクト)が進められている。
- 【参照地図】
(アル・ワディ=アル・ジャディッド県の県域,Wikimedia Commons)
- 小辞典版推奨判定
- 「情報+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 アル-ワディ・アル-ジャディッド県の県域は、東縁部が、概ねナイル川西岸の河岸段丘に沿って、東に膨らんでいる。他の、3方(南北と西)は、サハラ沙漠に人工的な直線県域が設定されていて、矩形をなしている。
- 県域面積は、376,505平方kmで、エジプトの領土面積の38%ほど。居住人口は、187,256人(2006年)。大づかみには、エジプトの2.5%弱の人口が居住している見当になる。
- 平均人口密度は、1平方kmあたり1人未満(0.5人弱)になる。平均人口密度の数値は、もちろん、居住適地のほとんどがオアシス地帯か、その周辺に限られているため。
- 県域北部では、北西縁でリビア領キレナイカ地方南東縁と、北縁の概ねでは、リビア領のフェザーン地方東縁と接している。南部は、スーダン領の、北部州と接している。
- 地域の気候は、乾燥気候?。オアシス地帯のみで農業が営まれ、オアシス周辺の草地までを含んだ地域で、牧畜業が営まれている。主作物は、小麦、ナツメヤシ(と、想定)。ツアーを組んでの観光業も営まれている。
- 小辞典版推奨判定
- 「歴史+知性 目標値10〜12」「情報+知性 目標値12〜14」
- やや詳しい情報 アル-ワディ・アル-ジャディッド県内の主な遺跡、史跡には次のようなものが知られている。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
参照地図
(エジプトの行政区区分地図,Asiatravel.com)- Egypt(HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS)
- Al WadiAl Jadid Google Satellite Map(Egypt Google Satellite Map,maplandia)
- 南エジプト 地図(エジプト 地図,Super Travel Net)
- National Geographic Society - Maps
インタラクティブ・マップ。“Egypt”で検索した後、“SATELLITE”や“PHSYCAL”に切り替えていくと、地形なども掴み易い。
人口分布
【参照資料】
- Egypt(Gridded Population of the World, version3)
統計に基づいた人口分布地図が公開されています。(コンテンツの上部に記されている統計準拠年には注意)
2000年の統計に基づく、GPWvr3の人口分布図を見ると、アル-ワディ・アル-ジャディッド県の人口密度は、県域の概ねが、1平方kmあたり1人〜4人の表示。県域東縁の一部で、ナイル渓谷に隣接した1角が無人の表示になっている。
環境も考慮し、人口は、平均人口密度よりも高い数値で、オアシスや都市に集住、と想定。沙漠地帯は事実上の無人地帯とし、往来も国境警備隊くらいしかない、との想定を推奨。遊牧民の生活圏は、通常は、オアシス周辺に限定されている、とみなすといいだろう。
リンク
活用や検討
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キーワード:
参照:[ギザ県] [ファラーフラ・オアシス] [西方沙漠,エジプトの〜] [エジプト=アラブ共和国の諸地域] [トシュカ湖群] [ダフラ・オアシス] [マトルゥーフ県] [アシュート県] [ハルガ市] [エジプトの5大オアシス] [バフレイヤ・オアシス] [ミニヤー県] [小辞典ワールド編] [エル-バハール・エル-アフマル県] [ハルガ・オアシス] [ソハーグ県] [アフリカ州のランド・マーク]