ヴィシェグラード・グループ
やや詳しい情報
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1991年に、ハンガリー首都ブダ=ペシュト?から遠くない古い町ヴィシェグラード?にて、チェコ=スロバキア?(当時)、ハンガリー、ポーランド3カ国の首脳が会合を持ち結成された。その後、チェコ=スロバキアは、チェコとスロバキアとに分離したが、両国ともグループへの加盟を継続。「ヴィシェグラード4」の通称も生まれた。
毎年6月に交代する輪番制で議長国を持ちまわり、大学院での研究者を対象にした奨学金基金運営、エネルギー問題の専門家による共同政策検討グループの常設、などをおこなっている。
常設事務局は、スロバキアの首都ブラティスラヴァ?に置かれている。
経済協力同盟とは言っても、エネルギー開発、効率的な活用、エネルギー安全保障などの面での協力関係に重点が置かれている。
結成当時、ヴィシェグラード・グループの加盟国はいずれもEU(欧州連合)?への加盟予定が決まっていた状態だったので、グループは「EUの待合室」と、からかい半分の通称で呼ばれもした。
皮肉めいた表現はともかく、隣接国で協力しあって、市場経済への転換を、より少ないトラブルで進めよう、との意図、EU諸国との経済関係、外交関係を連携して強めていこう、との意図はあったようだ。
その後、4ヶ国は2004年5月にEUに同時加盟している。
ちなみに、チェコ、ハンガリー、ポーランドは1999年にNATO(北大西洋条約機構)?に加盟、スロバキアも2004年に加盟している。
さらに詳しい情報
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ハンガリーのヴィシグラードは、さほど大きな町ではないが、14世紀に王宮が置かれたこともある古い町。「地上の楽園」とも呼ばれる。
実は、“ヴェシグラード・グループ”は、14世紀なかばに、当時のボヘミア王国、ハンガリー王国、ポーランド王国、さらにルクセンブルクの宮廷の間で持たれた会議があった。オーストリアのウィーンを経由しない新たな通商交易路の開発と保護とが合議された。1335年の会議では、同盟のようなものは結成されなかったが、1339年には2度めの会議も持たれた。
現在のグループの名は、この歴史上の会議から名を採った、と言われている。
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