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アーネ女神

アーネ女神 
アーネめがみ
簡易版

英語表記
Aine

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 特に無し。

 「アーネ女神」については、「関連技能を持たないPCは、予備知識なし」の処理でも不自然ではないと思われます。

追加情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
小事典版推奨判定
「表現+知性 目標値=8〜10」「魔術+知性 目標値=10〜12」「歴史+知性 目標値10〜12」
簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
 「アーネ女神」は、キリスト教化以前のアイルランドで崇拝されていた、と思われる女神の1柱。
 現在は、むしろ妖精として知られている。マンスター地方のリムリック県?には、「アーンの丘」と呼ばれた丘陵が知られていて、アーンは「妖精女王」の名として民話類に語られている。アルスター地方では、妖精女王アーニァの名で伝えられ、夏至祭の夜に炊かれるかがり火はアーネやアーニァに捧げられる、と伝えられている。
 あるいは、デスモンド伯ジェラルド・フィッツジェラルドの妻になった、との歴史伝承も伝えらている。
小事典版推奨判定
「言語+知性 目標値=8〜10」「交流+知性 目標値=10〜12」
簡単な情報 (必要に応じてゲーム前ブリーフィングブレイクを使いGMから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない)
 「アーネ」は、現在でもアイルランド系の女性名として珍しくない名前。
 ただし、“Aine”と書いて「アーネ」のように読むのは、英語風になった読み方。古いアイルランド・ゲール語では「エィーニァ」や「エウィーナ」のように読まれた。
小事典版推奨判定
「表現+知性 目標値=10〜12」「魔術+知性 目標値=12〜14」
やや詳しい情報 デスモンド伯ジェラルド・フィッツジェラルドにまつわる歴史伝承には異伝も伝わっている。伯爵とアーネとの婚姻は合意によるものではなく強姦だった、とし、アーネは復讐として伯爵を山羊に変えた、と伝えられている。
 実は、この物語には、より古い形と思われる話が知られている。『レンスターの書』に収められている『マグ・ムクラマの戦い』によれば、3世紀頃、マンスター地方の有力者の1人だったアリル・アウロム?は、合戦場で野営している時にアーネを強姦した。この時アーネは、アリル・アウロムの耳を噛み切ったので、王は「耳なしアリル」の名で呼ばれるようになった。この物語にも、様々な異伝が伝わっている。
 現在の研究者の間には、古代ケルト族の部族王が、地母神と聖婚の儀式をおこなったと思えることの、断片的な証拠ではないか(?)、とする意見が聞かれる。
 アーネ女神は、海の神マナナーン・マク・リル神?の妻とも、娘とも、孫娘とも言われ、「オシアン物語群?」では、アーレン神?の兄弟とされた。
 アイルランド神話の、現在の研究者の間には、「アーネ女神」は、アナン女神の別名とする意見もある。が、「別の神格だった」とする反対意見も同程度聞かれ、この件は定かではない
小事典版推奨判定
「表現+知性 目標値=12〜14」
詳しい情報 アーネ女神は、恋愛と成長を司る女神で、牛を守護した、と考えられている。あるいは、太陽の運行と関連付けられた女神だったかもしれない。
 リムリック県の「アーネの丘」の近傍には、11kmほどの位置に「グリアンの丘」と呼ばれた丘陵が知られている。「グリアン」は、アイルランド・ゲール語の詩歌で太陽を指して用いられた言葉で、アーネ女神の姉妹女神だったとも伝えられている。

GM向け参考情報

 「増補待ち」。

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

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検討

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更新日時:2008/09/29 15:31:09
キーワード:
参照:[アナン女神] [+αのワールド用語]
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