オーストラレーシア
PCが予め知ってていい情報
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オーストラレーシアは、オーストラリア大陸、及びニュー・ジーランド島?を含んだ、南太平洋?西部海域一縁を指す。
古い地域名で、場合によって、あるいは分野に応じて、指す範囲にかなり異同がある。
狭義には、オーストラリア領とニュージーランド領のみを指す。例えば、左記地域の合同スポーツ・チームなどが、チーム名にオーストラレーシアの名を冠すことがある。ニュージーランドが含まれるのだから、ポリネシアの西域と重なっていることになる。
広義には、メラネシアの南域から東南アジア?の海洋部を含むことがある。
WWF(世界自然基金)が採用しているエコゾーンの1つ(オーストラレーシア・エコゾーン)も通例の範囲の内に含まれている。狭義の用法の1種と言っても、間違いとは言い難い。
【参照地図】
やや詳しい情報
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「オーストラレーシア」は、元は「アジアの南方」を意味した言葉で、18世紀中頃から用いられはじめた。
一説に、「17世紀頃までかなり真剣に探索されていた架空大陸『テラ=アウストラリス・インコグニタ(未知の南方大陸)』の呼称を継承した地域名」とも言われるが、この説はあまり信憑性がない。
普通は、「隣接するミクロネシアや、ポリネシア、インドシナ?(東南アジアにたる当時の広域地域名)から、明瞭に区分される地域」を意味して「オーストラレーシア」が唱えられた、とされる。
その後、19世紀前半に、「オーストラレーシアや、他の隣接地域と比較して、特徴的な地域」として「北域のメラネシア(メラネィジア)」を区分することもはじめられた。(オーストラレーシアとメラネシアの関係は、オーストラレーシアが上位区分で、北部のメラネシアが含まれる関係、と思えば、概ね間違いではない)。
オーストラレーシアは、20世紀半ば頃は、ワールド・ワイドにはあまり用いられなくなっていた(現地地域での使用は続いた)。が、1980年代頃からの東南アジアの経済的台頭、その後の経済グローバル化に伴って、近年、用いられる頻度が増してきているようだ。
(さらに、オーストラレーシア、東南アジア、北アジアの沿海部を一括して「アジア-パシフィック」という広域地域区分が用いられる例も出ている)
生態系?の面ではオーストラレーシアは、他地域に見られない生物種、植物種が多数棲息している。特に「オーストラレーシア・エコゾーン」と呼ばれることもあるが、範囲は通例のオーストラレーシアの範囲よりやや狭い。
「オーストラレーシア・エコゾーン」の範囲は、オーストラリア大陸、ニュー・ジーランド島と近隣の島々、及び近海海域で、狭義のオーストラレーシアに近い。ロンボク海峡?以東のインドネシア諸島も含まれる。
さらに詳しい情報
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オーストラレーシアの地域は、そのほとんどがインド-オーストラリア・プレート?上の南域にあたる。
GM向け参考情報
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「増補待ち」。
別称類
- 日本語別表記=オーストララシア
主要国の言語
- 英語名=Australasia
- フランス語名=Australasie
- スペイン語名=Australasia
- アラビア語名の音=(調査中)
- ロシア語表記=Австралазия
- 中国語表記=澳大拉西亞
その他
活用や検討
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キーワード:
参照:[太平洋のランド・マーク] [オセアニア州のランド・マーク] [メラネシア] [ミクロネシア] [オセアニア] [サウス・アイランド,ニュージーランドの〜] [ポリネシア] [ランド・マーク] [ノース・アイランド,ニュージーランドの〜]