ブコヴィナ地方

　「ブコヴィナ地方」は、東ヨーロッパで、現ルーマニア領北東部から、現ウクライナ領の南西部に渡る地域の、歴史的地域名。

小辞典版推奨判定

「歴史＋知性　目標値10〜12」「情報＋知性　目標値12〜14」

やや詳しい情報　現在のルーマニアで、北縁の東側を「ブコヴィナ地方」と呼ぶこともある。これに対して、本来のブコヴィナ地方は「歴史的ブコヴィナ地方」になる。現在のルーマニアのブコヴィナ地方は、歴史的プコヴィナ地方の南部にあたる。

　中世には、モルドヴァ公国?の領域だった。地名は、「ブナの林」を意味する「ブーク」に由来する、と伝えられている

小辞典版推奨判定

「歴史＋知性　目標値12〜14」「情報＋知性　目標値14以上」

詳しい情報　歴史的なブゴヴィナ地方は、東カルパティア山脈北部の東側に連なり、緩やかな丘陵と平地からなる。

　概ね、現在のウクライナのチェルニフツイ?県、及び、現在のルーマニアのスチャバ?県を併せた地域に相当する。

地域の略史

1774年

　オーストリアのハプスブルグ帝国に領有される。

1777年

　一旦、オスマン=トルコ帝国に占領されるが、1849年まで、基本的にはオーストリア領。

1849年

　オスマン=トルコの宗主権下に服属。

1918年

　1940年までルーマニアが領有。

1941年

　1945年まで、ルーマニアと同盟したナチ・ドイツ軍が進駐。

1945年

　北部がソ連軍に占領され、後、ウクライナ領に。南部はルーマニア領として存続。

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関連項目

資料リンク

• Wikipedia英語版:Bukovina

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