サウジ=アラビア王国の基本情報 2009年版
サウジ=アラビア王国の基本情報 2009年版
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概略
サウジ=アラビア王国は、西アジア(西南アジア)で、アラビア半島?北部の概ね(4/5ほど)を占めている広い国。西では紅海に、東ではペルシャ湾?に面している。
- 国家体制
- 絶対君主制のイスラム王朝国。政教一致体制。「部族的な首長支配の面もある」と評されることも。
- 立法権、行政権は、国家元首である国王に集中し、サウド家内で継承される慣例。立法権、行政権が、国王の任免する内閣に分掌されることは多い。しかし、この「内閣」は、3権分立などを前提にした現代的な内閣ではないので、実権は、制度上は国王に集中していることになる。ただし、国王が代替わりしても、先代からの実力者や、名望家が、閣僚が留任する事が多い。
- 立法府(国会)は存在しない。シャリア法?(運用が厳格なイスラム法)が、憲法のように見なされることも多い。西欧式の憲法に近い国家基本法を求める動きもあるが、反対も含めた議論が多い。
- 王都(事実上の首都)
- リヤド?
近隣諸国
北縁の西部でヨルダン=ハシミテ王国と、中部から東部の概ねでイラク共和国と、北東縁の一角でクウェート国と、地上国境を接して隣接。北西縁では、イスラエル国とも遠くない。
東縁の南寄りではカタール国、アラブ首長国連邦に国境を接し隣接。バーレーン王国とは、領海を接して近接し、海上橋で結ばれている。また、東部沿海部はペルシャ湾を介してイラン=イスラム共和国と対面。
南縁では、東部でオマーン=スルタン国に、西部でイエメン共和国に隣接。
西縁の沿海部は、紅海を介して、北から南へ以下の国々と対面している。
エジプト=アラブ共和国、スーダン共和国、エリトリア国。
国土
- 土地面積
- 2,149,690平方km
- 領土面積
- 2,149,690平方km
- 土地面積対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の9倍弱。(日本国の6倍弱)
- 最低点
- 海抜0m
- 最高点
- 海抜3,133m
- 海岸線
- 2,640km
- 地上国境
- 4,431km
アラブ首長国連邦との国境=457km(10%強)、イエメン共和国との国境=1,458km(33%ほど)、イラク共和国との国境=814km(18%強)、オマーン=スルタン国との国境=676km(15%強)、カタール国との国境=(1%強)、クウェート国との国境=222km(5%ほど)、ヨルダン=ハシミテ王国との国境=744km(17%弱)、 - 都市エリア
- 2%(2000年)
人口
- 人口
- 2009年の推計で28,686,633人
- 人口対比
- U.K.“本国領”人口の47%弱。
- 日本国人口の23%弱(対比する数値の年度が異なるので目安として)。
- 平均寿命(2005年)
- 71.6(♂=69.8,♀=74.0)
- 出生率(2004年)
- 22.2‰
- 死亡率(2004年)
- 3.3‰
- 乳児死亡率(2005年)
- 22.4‰
- 年齢別人口比率(2005年)
- 0〜14=37.3%,15〜64=59.8%,65以上=2.9%
- 平均人口密度
- 1平方kmあたり12人程度
地域による偏りは大きい。 - 平均人口密度の対比
- U.K.(連合王国)“本国領”の5%弱。
- 日本国の4%強(対比する数値の年度が異なるので目安として)。
- 都市集住率
- 87%(2001年)
民族事情
- 民族事情
- アラブ系族90%、少数派には、アラブ人とアフリカ系黒人との混血や南アジア系が目立つ。
- 言語事情
- アラビア語?が、事実上の公用語に定めらている。(明文規定は無いと思われるが、未確認)。上層の富裕層では、英語?もかなり通用(と、想定)。
- 宗教事情
- ほとんど全員がイスラム教徒。政教一致が国是として掲げられているので、イスラム教は国教になたる。
- スンナ派を自認する信徒が85%ほど。ただし、サウジ=アラビアは王国建国直前から、ワッハーブ主義者との繋がりが強い事が特徴。ワッハーブ主義者の内には、復古主義的な主張が多い点が特徴。シーア派諸派の信徒が15%ほど。
- 識字率(1995年推計)
- 62.8%(♂=72%,♀=50%)
経済事情
- 通貨単位
- サウジ・アラビア・リヤル(略号=SAR)
- GDP(PPP修正値)
- 2008年の推計値で、5,933億8,500万U.S.ドル相当
- GDPの対比
- U.K.(連合王国)の27%弱。
- 日本国の14%弱。
- 国民1人あたりGDP(PPP修正値)
- 2008年の推計値で、23,834U.S.ドル相当
- 国民1人あたりGDPの対比
- U.K.(連合王国)の68%弱。
- 日本国の数値の70%ほど。
- Gini係数?
- 未詳
- 国民1人あたりのエネルギー消費量(石油換算)
- 6,020kg(2004年)
- 国民1人あたりエネルギー消費量の対比
- U.K.の数値の1.6倍ほど。
- 日本国の数値の1.7倍強。
- 産業別労働人口比率(2002年)
- 1次=4.7%,2次=19.8%,3次=75.5%
(ただし、統計数値に、アラブ諸国、南アジアから多いと言われる出稼ぎ労働者が含まれているかは未確認) - 輸出(2004年)
- 1,257億U.S.ドル相当
- 主要輸出先国(2003年)
- U.S.A.(合衆国)、日本国、大韓民国、インド共和国、シンガポール共和国
- 輸入(2004年)
- 445億U.S.ドル相当
- 主要輸入元国(2003年)
- U.S.A.、日本国、ドイツ連邦共和国、中華人民共和国、U.K.(連合王国)
- 貿易依存率(2004年)
- 輸出=50.3%,輸入=17.8%
- 観光客(2005年)
- およそ、910万人
- 観光業収入(2005年)
- 61億U.S.ドル相当
(GDPの1%ほど,対比する数値の年度が異なるので、目安として)
政治関係
- 政治体制
- 絶対君主制のイスラム王朝国。政教一致体制。「部族的な首長支配の面もある」と評されることも。
- 立法権、行政権は、国家元首である国王に集中し、サウド家内で継承される慣例。立法権、行政権が、国王の任免する内閣に分掌されることは多い。しかし、この「内閣」は、3権分立などを前提にした現代的な内閣ではないので、実権は、制度上は国王に集中していることになる。
- ただし、国王が代替わりしても、先代からの実力者や、名望家が、閣僚が留任する事が多い。こうした点が、「部族的統治」とも評される理由の1つになっている。
- 立法府(国会)は存在しない。シャリア法?(運用が厳格なイスラム法)が、憲法のように見なされることも多い。西欧式の憲法に近い国家基本法を求める動きもあるが、反対も含めた議論が多い。
- 兵員概数(2007年)
- 総数=22万5千人,陸軍=7万5千人,海軍=1万6千人,空軍=1万8千人,防空軍=1万6千人,国家警備隊=10万人
- 軍事支出(2005年)
- 254億U.S.ドル相当(GDPの4.3%弱,対比する数値の年度が異なるので、目安として)
- 国民1人あたりの軍事支出(2005年)
- 960U.S.ドル相当
ソース
以下のソースを相互参照しました。必ずしも、各ソースのデータ、そのままではありません。一部の数値に端数を丸めるなどの処理もしています。
- Saudi Arabia(THE WORLD FACTBOOK)
- Country profile: Saudi Arabia(Country Profiles - BBC NEWS)
- Saudi Arabia(Gridded Population of the World, version3)
- Saudi Arabia(HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS)
- Saudi Arabia,Almanacs(Infoplease)
- Wikipedia英語版:Saudi_Arabia
Wikipedia英語版:Politics_of_Saudi_Arabia
Wikipedia英語版:Human_rights_in_Saudi_Arabia - 『データブック オブ ザ ワールド 2008年版』
『データブック オブ ザ ワールド 2009年版』
(二宮健二 編、発行,二宮書店) - 『最新 世界各国要覧 12訂版』(東京書籍編集部 編,東京書籍)
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参照:[国別基本情報のインデックス] [サウジ=アラビア王国の基本情報] [サウジ=アラビア王国]