オーパーツとのリンク

• ルール関連の補助解説項目。

オーパーツとのリンクとは−−

　「オーパーツとのリンク」については、ルールブックの限定情報にて、関連ルール、及び、付随したマスタリング処理法が記されています。

　限定情報なので、セッションに、いつ導入されるかは、ＧＭに委ねられます。

　作り立てのＰＣを扱うプレイヤーには、ＰＣ同様「オーパーツが秘めている超常パワー?とはどんなものだろう？」と、ドキドキするスリルを演出する、疑似体験の楽しみの一環として扱うことをお勧めします。

　すでに、別セッションで、「オーパーツとのリンク」を理解しているプレイヤーも、担当ＰＣが未経験である場合、「ＰＣは知らないもの」としてプレイできると、望ましいでしょう。もちろん、どんなプレイが妥当かは、ＧＭの裁量が優先されます。

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど

　ルールブックでは、限定情報の第20章（「オーパーツ」）の内に「オーパーツとのリンク」、と題された単元があります。

　ルールブック記事の階層構成に不審もありますが。おそらく、続く「オーパーツ側の束縛」の単元も、一括して読むと、把握し易いことでしょう。

概略

• オーパーツの内には、特定のキャラクターが、特定の条件を身につけたうえで関わった場合にのみ、超常パワーを発動させる物もある（と、設定して構わない）。
  特定条件を前提に、特定キャラと、特定オーパーツとの間に結ばれた「関わり」を「オーパーツとのリンク」と呼び、ルールに沿った処理と、適したマスタリング演出をしていく。
• 「オーパーツとのリンク」には、「精神リンク」、「物理リンク」、「代償リンク」の３タイプがある。
• 特定のオーパーツがリンクを結べるキャラクターの人数は、限られている。
  ルールブックには、「限られている」と、書かれているだけで、オーパーツ側のルール処理は明示規定が見当たらない。
  とりあえず、「シナリオの都合で、（オーパーツ側の）リンク上限を設定していいけど、無制限にリンクを結べるとは考えないこと」程度の意味にとって構わないだろう。

精神リンク

　比較的、キャラクターに対する影響が緩やかなリンク。

補足　「比較的、影響が緩やか」とは、「リンクの影響がキャラクターの精神面に及ぶのみで、物理リンクや代償リンクのような影響は及ぼさないし、パワー発動の前提として必要ともしない」といった意味だろう。

処理　リンクの有無は、関連する縁故の有無で表現され、縁故ルールに即して処理される。

　「要求される縁故（縁故値）が低下した場合、オーパーツの能力が使用できなくなる」

　「複数の機能を持つオーパーツの場合、割り振っている縁故の値によって、使える機能が限られている場合もある」

物理リンク

　リンクの有無を示す縁故の取得に加え、オーパーツとキャラクターとの物理的接触が無いと、パワー発動に至らないリンク。強度の高い物理リンクでは、「キャラクターの肉体と、オーパーツとの物理的融合」といった事態が起きなければ、超常パワーが発動しないものもある。

補足　肉体との物理的融合を果たした後、関連縁故の縁故値がゼロになった場合、「融合」がどうなるかの規定は見当たらない。

　おそらく、ＧＭがシナリオの狙いに即して自由設定して構わないのだろう。つまり「縁故がゼロになれば、融合が解けるオーパーツ」も考えられれば、｢縁故値がゼロになっても、超常パワーを発揮できなくなった物品（オーパーツ）が融合したまま」といった、オーパーツも考えることはできる。

（後者は、「考えることはできる」が、キャンペーンでの処理は難しくなるだろう。凝ったシナリオ向けか？）

代償リンク

　一旦、精神リンクを形成すると、《夢と希望》の上限値を永久に低下させるリンク。低下した《夢と希望》上限値は、対象オーパーツが失われても、回復することはない。

　火星・水瓶座の運命で獲得される《剣》が典型例。

補足　代償リンクは、超常パワーの発動条件として、物理リンクを要することもあるが、常に前提条件となるわけではない。

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ワールド編
  ⇔ アーティファクツやオーパーツ・ソース

関連項目

• オーパーツ

活用

• このページの記事を踏まえた、アイデア・フック、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど

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