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黄金の樹の枝(限定情報以上級設定)01

オーパーツ・アーキ:黄金の樹の枝 - 限定情報以上(GM向け)

  • このページに記される情報は、BlueRose Wikiでの、合作オリジナルについて、及び、シナリオ・ソースになります。シナリオとしては半完成品です。適宜、素材として活用していってください。
  • ブルーローズ」のGMをする人向けの、記事です。

公開情報級設定

初期情報

  • 以下の内容は、ゲーム前ブリーフィングでプレイヤーに伝えるといいでしょう。
     
  • ある日財団に召集されたPCたちは、イラク国籍U.K.(連合王国)に留学している若い女性を紹介される。
  • 彼女は、つい最近死んだ祖父から「黄金の樹の枝」を委ねられた正統な継承者だ、と紹介される。「黄金の樹の枝」と、同じく祖父から託されたと言うアラビア語の古文書も、PCたちに見せられる。
  • 古文書には、「黄金の樹の枝は元は、聖地にあった黄金の樹の一部であり、一族は代々これを護り伝えなければならない」と、記されている。
  • 継承者は「(なぜか)聖地を探して、黄金の樹の枝を持っていかなければならない」との強い使命感を持っている。
  • 聞けば、黄金の樹の枝を継承してから、(陰謀組織と思える)怪しげな人物に接触を受けたこともあって、紹介者を介して財団を頼ってきた。
  • 「継承者が聖地を探す旅を支援、随伴して必要に応じてガードする」これが今回PCたちに与えられたミッションだ。

ミッション捕捉

  • プレイヤーが「ブルーローズ」のセッションに不慣れな場合の捕捉
    もちろん、聖地探索の旅の途中の出来事や、結果わかった事は、ゲーム後ブリーフィングにて、PCから財団へ報告?してもらう。
    事後の報告まで含めてミッションだ。
  • 継承者にコンタクトして来た怪しげな人物とは?
    陰謀組織である事は、初期からPCに伝えた方がいいでしょう。どの組織と思えるか、財団の予測を初期から伝えていくかは、シナリオの狙いに併せて調整。
    なお、継承者NPCも財団に接触した後「秘宝を狙う陰謀組織」について聞いているものとします。ただし、財団の話を聞いた後でも、初期段階で彼女に想像できているのは「以前のイラクにあった秘密警察のような組織や、怪しげなカルト団体」といったイメージです。
  • なぜ財団は、無謀とも言える継承者の探査行を止めないのか?
    常識で考えれば、もっともな疑問です。例えば、「黄金の樹の枝を財団が一時預かって、PCチームたちだけで聖地探索に行った方が無難ではないか?」もし、こういう疑問がプレイヤーやPCから出たら、GMは一例、次のように応じるといいでしょう。
    GM=NPC「実は、美蘭から、『正統な継承者でなければ、期日までに導きを得られない』との予言が出ているのだよ。いや、それ以上、詳しいことは私にもわからない」
    ここで予言を使った場合は、ノー・コストとする(ゲーム前のプレイヤーからの優れた質問に対する、特別ボーナスと考えたい)。つまり、プレイヤーが、セッション中に、重ねて美蘭のゾディアック・メンバー・カードを使うなら、もう少しだけ詳しい予言を得られるようにする。
    (逆にゲーム前ブリーフィングで、ノー・コストの予言を使わなければ、同じような予言をゲーム中使うマスタリングでも構わない)

限定情報以上級設定

初期情報捕捉

  • 以下の内容は、全部をセッションで使わなくても構わないかもしれません(シナリオ・メイクの狙いによります)。必要に応じて取捨選択してください。
  • 以下の内容は、ゲーム前ブリーフィングと、ゲーム本編とに分割して処理した方がいいでしょう。マスタリングし易いように分割処理。必要と思える要素はゲーム前ブリーフィングに盛り込んでください。
     
  • 継承者の一族は、古くからアッシリア正教会?の信徒だった。
  • 少なくとも一族が、黄金の樹の枝をオスマン・トルコ帝国時代から隠し伝えていたことは確からしい。それ以前から伝承していた、と語り伝えられているが、あまりに古い事は真偽が定かでなくなっている。
    祖父たちは親族は、「黄金の樹の枝は、スレイマン大王?の宝物庫から流出した物」との伝承を古文書とは別に口承で伝えていた。
    (継承者NPCはイングランド?で考古学を学んでいるので、必ずしも伝承を丸ごと鵜呑みにはしていない)
  • 継承者の死んだ父は「黄金の樹の枝は、元々はエデンの園にあった」と本気で信じていたようだ。
    この考えが元になって、一族と疎遠になった父親は、十数年ほど前、娘を伴って渡英。あれこれ個人的な研究に没頭していた。(継承者を財団に紹介した紹介者も父親の研究仲間)
    継承者も父親の影響を受け、イングランドの大学に入学、留学生になっていたのだった。
  • その後、継承者の父親は、何者かに拉致誘拐されて行方知れずになった。
    イラクに残っていた一族は、“秘宝”の噂を聞いたイラク秘密警察に捕らえられ拷問されて死んだ、と考えていた。
    この件は、イラク戦争の後に確認された。
  • イラク戦争の後、イラクに残っていた一族も散りじりになり、祖父も、孫娘を頼って難民としてU.K.に。つい先日、病死したのだった。
  • 継承者が「黄金の樹の枝を聖地に持っていく」との強い使命感を覚えたのは、正統な継承者として委ねられた後のことだ。
    この関連の詳しい経緯は、「PCたちがNPCから信頼感を得るにつれて語る」処理を推奨。

準公開情報級設定

  • PCたちが、黄金の樹の枝の実物に接したら簡単にわかる情報
判定不要
印象 見た目は、大変リアルな作りで実物の樹の枝と見まがうばかり。(逆に、工芸品としては、あまりデザイン化されていないことが不思議なくらい)
要判定
魔術判定 もし、黄金の樹の枝に魔術判定を試みるプレイヤーがいたら。「魔術+直観 目標値10〜12」で、微かながら魔術が篭ったアイテムだ、と感知できる。
 1段階大成功で「何かの力(実は導きの天使)に護られていて、アイテム自体のパワーはよくわからない」と知れる。
 2段階大成功で、1段階大成功で得る情報に加え、「黄金の樹の枝を加護しているのは天使だ」との直観を得る。「枝を導く天使」の縁故1を獲得。
 この縁故で、導きの天使からの加護を直接に得ることはできない。(加護を直接得られるのは継承者のみ、継承者が天使に祈って通じれば、何かの加護を受けれるかもしれない)
 3段階大成功で、2段階大成功までで得る情報に加え、「黄金の樹の枝自体に宿っているパワーはまだ弱いが、潮が満ちるようにゆっくり強まっている」と感知する。2段階大成功同様「枝を導く天使」の縁故1を獲得。

  • 冒険の過程で、プレイヤーが知るべき情報
黄金の樹の枝の背景
 「黄金の樹の枝」が元は聖地から持ち出されたという伝承は確からしい。
 聖地がどこであったかは、とりあえず継承者NPCの父が残した「エデンの園研究ノート」が手がかりになる。
継承者NPCの動機
 継承者NPCは、祖父から黄金の樹の枝を託された時を境にして、夢で「導きの天使」の姿を見るようになった。
 「導きの天使」が、夢のなかで告げる言葉をNPCは、細かく理解することはできない。しかし、黄金の樹の枝を聖地に持っていかなければならない、と告げられたことは直観している。これが彼女の使命感の理由だ。
 この件は、できるだけ「PCたちがNPCから信頼感を得るにつれて語る」もって行き方を推奨。もちろん、セッションの展開に応じて臨機応変にマスタリング。
 あるいは、「導きの天使」の存在に気づいたPCがうまくNPCに話しかけるなどをきっかけにしてもいい。
黄金の樹の枝のパワー
 継承者のNPCは、「(黄金の樹の枝の)継承者」を、最低値縁故3の条件で、オーパーツとのリンクとして扱う。
 このリンクがあると、「導きの天使」の加護を得る。
 このリンクがあると、黄金の樹の枝を奪われても、アポーツで引き寄せる事ができる。アポーツをおこなうには《夢と希望》1点を消費。
 このリンクがあると、黄金の樹の枝を手に持つ事を条件に、オーパーツからの語りかけを直観できるかもしれない。判定方式は「共感+直観」。
 オーパーツは、継承者が問えば、「聖地への手がかりの所在」、「手がかりらしき物の信頼度」を天体カードや神聖言語カード?を使った場合のような曖昧さで伝える。
 一端、聖地に脚を踏み入れると、オーパーツの側から継承者に「黄金の樹の枝の本来の使い方」「聖地の変化」「聖地に近づく危機」について、明確な情報として伝える(常動)。

純限定情報級設定

  • 冒険の首尾に応じて、プレイヤーに伝えていく情報。
陰謀組織の見解
  • セレスティアル・ゲート
    「黄金の樹の枝は、間違いなくエデンの園の手がかりです。園に生えていた生命の樹?をモデルにしたオーパーツなのでしょう。伝承者NPCには、是非、私たちの『エデン探索プロジェクト』に協力していただきたい」
  • 龍三合
    「いや、黄金の樹の枝は、金毛羊?を養った樹と同種の樹の枝なんですよね。私共としては、なんとか金毛羊を再現したいと思っております。伝承者NPCの方には、黄金の樹の枝を譲っていただいた後も管理はお願いしたい。もちろん管理費もお支払いいたしますよ」
  • 銀の暁
    「ふふ、おそらく継承者しか扱えない秘宝だろうからな。どこの組織も曖昧な勧誘で、継承者を取り込もうとしているな。
    もちろん黄金の樹の枝は、エデンの園と関係している。しかし、園についての、より重大な秘密につながる秘宝なのだよ」
  • シュープリーム
    「黄金の樹の枝は、ソロモン王の財宝の手がかりらしい。今回の任務は、黄金の樹の枝と、財宝の手がかりとなる伝承を知っているだろう少女の確保である。
    他の組織も動いている。アイテムは勿論、伝承者の少女も無傷で確保すること」
黄金の樹の枝のパワー
 もし、継承者のNPCが、聖地以外で死ぬ事があれば、黄金の樹の枝は崩れて砂金の山になってしまう。
 もし、継承者のNPCが継承者の資格を失えば、関連縁故が0になる。そうすると、導きの天使が顕現体で姿を現わし、黄金の樹の枝を伴って姿を消してしまう。
黄金の樹
 黄金の樹の枝を聖地のしかるべき場所に、特定の日時に挿し木すると、半日で「黄金の樹」に育つ。
 「特定の日時」は、一案「春分の日の日の出前」とする。この場合、日の出前に聖地の中央に挿し木する。
 挿し樹された枝に陽光があたると、枝はまず、全体が黄金色の光の塊のようになり、その状態のまま徐々に成長していく。
 半日かけて、樹木のように見える形状に成長した光の塊は、もう半日間、光の塊のような状態を保つ。最初に挿し木をした後1日すぎた時点で、樹は光の塊の状態から実体化、黄金製の樹木になるが、見る見る崩壊。1、2分で砂金の山と、最初に挿し木した黄金の樹の枝に戻ってしまう。
 黄金の樹は、光の塊の状態の間は実体を持たず、あらゆる攻撃を素通しさせて無効化される。
 黄金の樹が育ちきってから崩れるまでの半日間、樹の両脇には、守護の天使2体が現れ、人間が樹に触れる事を全力で防ぐ。黄金の樹の枝の継承者であっても樹に触れることは許されない。
聖地と園
 挿し木され、光の塊になった黄金の樹の枝が育つにつれ、空中に「園」のイメージが蜃気楼のように現れる。はじめはピントのボケた映像のようなイメージだが、徐々にイメージがシャープになり、実在感をましながらゆっくり高度を下げてくる。半日後、黄金の樹が育ちきる頃には、聖地のエリアに「園」が重なり合い、あたりは楽園に変じる。
 例えば、聖地がザクロス山脈山中の岩沙漠でも、オーバーラップした園のイメージが実体化する。
 「園」が聖地に重なっていく間、不規則にやや強めの地震が断続する。
 聖地の土地に「園」が重なり合っている時間は半日。半日がすぎると、楽園の様子(外見)は元の状況に戻り、黄金の樹も数分で枯れるように崩れてしまう。後には、黄金の樹の枝が残る。守護の天使は、大樹が黄金の樹に変じた時点で、2体とも姿を消してしまう。
 実は、聖地の土地に「園」が重なり合っている半日間、聖地の土地は一時的にポケット・ユニバース化して周囲の土地との間を行き来できない閉鎖空間になってしまう。(ただし、ゾディアック・メンバーの呼び出しだけは、なぜか可能とする)
 「園」が聖地に重なっていくはじめの半日間は、聖地に出入りできるルートが、徐々に狭まっていく。
 聖地の様子が以前どおりになった時点で、閉鎖空間は通常状態に戻る。

準秘匿情報級設定

  • プレイヤーに優れたプレイがあったら、伝えてもいい情報。(キャンペーン向け題材)
オーパーツの背景
 アーキタイプとして設定しておくのは、以下のポイントだけにします。GMをする人は、シナリオの都合や、キャンペーン・プランに応じて、補足したり、アレンジしたりしてください。
  • 黄金の樹の枝や、黄金の樹が崩れた砂金を科学的な手法で年代測定しても、超古代や古代を示す測定値は得られない。(元々示さない。測定値は、最後に光の塊が黄金に戻った時点の数値を示す)
  • 黄金の木の枝や砂金を成分分析しても、あまりに純度が高く、原産地を特定する事はできない。
継承者NPCの見解(ミッションがかなりうまく展開された場合)
 「幻の園は、やはりエデンの園のイメージ・ソースだったのだろうと思います。
 けれど、幻の園が教会(キリスト教)が教えてきたようなものとは限りませんね。
 もしかしたら、古代に地上に一時現れた楽園の一つが『エデンの園』として語り継がれたのでしょうか? 今の私にはわかりません」

シナリオの秘匿情報

  • ルールブックの秘匿情報に準じた扱いを希望します。
    もし、真相に近い線を言い当てたプレイヤーさんがいても、GMさんは「そうかもしれないねぇ」「その件は、いつかまた別の冒険で真相がわかるかもしれない」と応じていくといいでしょう。
    もちろん、真相に近い線が報告されれば、基本的には高得点になります。ただし、推測であっても、セッション中PCが得た手がかりに基づいたものであった方が好ましい。

 ここでは、一案として、次のような“真相”を想定しておきます。GMをする人は、シナリオの狙いやキャンペーン・プランを念頭に置いて“真相”を補足したり、アレンジしたりしてください。

 黄金の樹の枝は、実は超古代文明がアストラル・システムを利用した環境改良用ツールだった。
 現実世界側の限定された地域(聖地)を、一時的にアストラル・システム内でシミュレートされた楽園の状態に変化させる。
 一時的にしか変化させないのは、直接的な環境改造ではなく、進化を促す遺伝子を拡散させる事が狙いらしい(単なる実験程度の意味しかないのかもしれない)。
 一時的な楽園化のイベントは、オーパーツを継承した者によって、超古代から断続的に、繰り返されてきたのかもしれない。
 聖地で黄金の樹が育つ「特定の日」は、毎年起こるようなものではない。短くても数十年に一度しか起きないし、地上の同じ聖地で繰り返されるとは限らない。
 むしろ、同じ場所で聖地が楽園化するイベントは、数世代〜十数世代に一度くらいしか巡ってこない。

アイデア・メモ

 このページで記したシナリオ・ソースは、例えば次のようなタイプのシナリオを想定しています。
 参考までにアイデアを記して起きますので、必要に応じてアレンジしてください。

  • セッション本編序盤では、PCチームは、エデンの園の候補地をワールド・ワイドに回っていく。
    その過程で、PCチームと継承者NPCは陰謀組織からの接触を受ける。PCたちがうまく応じれば、手がかり情報を手に入れ、オーパーツのパワー、NPCが得ているパワーなどについて知っていく。
    (エデンの園この候補地については「エデンの園」の項を参照してください。リアル・ワールドで聞かないような奇説をフィクション設定して交えても、もちろん構いません)
  • 最終的には、エデンの園の候補地の一つが、「今回の聖地」になる。
    PCチームは、今回の聖地にたどり着くまでに、陰謀組織の内から共闘関係を組める相手をうまく作れば作るほど、ミッション達成が楽になる。
    原則として、継承者NPCは、共闘関係を組む相手については判断を保留。PCたちの方針を尊重。
  • ただし、陰謀組織の内ではシュープリームが最も強引で、共闘の余地が無い、というのが今回の想定されるシナリオの方向性。
  • クライマックスでは、聖地が完全な閉鎖空間になるまでの間、襲撃してくる敵対勢力の聖地侵入を阻止する。
    これをクライマックスにして、聖地と園との合体などは、簡単に流したり、エピローグで処理してもいい。
  • もう少し複雑なシナリオでは、聖地と園とが合体した後、守護の天使とキャラが会話したりして、「オーパーツや聖地の真相」についての手がかり情報を得るようにしてもいい。
    この場合、「聖地と園の真相に近づく手がかりを得ること」がヒドゥン・ミッションに準じた使命になるはずだ。
    黄金の樹の枝の素性を調べて報告する、とのオープン・ミッションの延長とも言ます。シナリオを準備する時は、ヒドゥン・ミッションまで想定したシナリオかどうかは、よく検討しておくべきでしょう。ヒドゥン・ミッションを想定していないシナリオで、真相について鋭い推測が報告されたら、それはエクストラ評価点にすべきです。
陰謀組織の見解
 どの陰謀組織の見解が、真相に最も近いかで、バリエーションの異なるシナリオを幾つか作れるでしょう。
  • セレスティアル・ゲート
    「黄金の樹の枝は、汎銀河連盟が、地球の環境改良と人類の霊的進化を促すために贈ってくれたツールなのですな。地上のあちこちに散在する聖地で、波動が高まると、現実世界とアヌ・アガスとを一時的にアクセスすることが可能になるのです」
  • 龍三合
    「黄金の樹こそ、シュメール=アッカド人が描いた生命の樹。ゾロアスター?が伝えたハオマの樹?であり、金毛羊を養った聖なる樹なのです」
  • 銀の暁
    「エデンの園とは、地上の場所の名前ではない、アストラル・システムの内にしつらえられた異界こそが真の『園』なのだ。
    黄金の樹の枝が変化した光の樹は、『園』へと到るルートを暗示している。あれこそが生命の樹?の原形だ。しかし、生身の人間が真実の『園』へ到るには、まだ何かが足りないようだ」
  • シュープリーム
    「黄金の樹の枝は、無から黄金を生み出すアイテムだった。中世の錬金術とは異なるのかもしれないが、やはりソロモン王の財宝の一部ではあったのだろう。残念ながら、今回の任務では『黄金の樹の枝が、失われたソロモン王の財宝を再発見する手がかり』との予測は間違いだったと、判断せざるを得ない。少なくない量とは言え、砂金の山を手に入れられたとしても、コスト・パフォーマンスが余りに悪い作戦だった。
    もし、将来、他の組織が黄金の樹の枝絡みで動いたとしても、その時は、アイテムなどの確保ではなく、観察、調査を目的とした作戦を立案すべきだと上申する」

マスタリング・チップス

NPC

継承者NPC
  • 継承者のNPCは、キャスト・レベルLev2のキャラが好ましい。
    セッション展開に応じて異常との遭遇判定をおこなってもいいので、Lev2はほしい。(NPCの異常との遭遇はGMが自由に演出していいが、山場では判定を交えると盛り上がるかもしれない。例えばPCから応援があるかもしれない)
    Lev3以上だと、「PCに支援されるキャラ」としては強くなりすぎるかもしれない。
  • 一案としては次のようなキャラがお勧め。
    「月・魚座」の運命で専門分野を考古学に、これに土星の運命か、又は金星の運命を加えて作成。
    例えば「土星・乙女座」「土星・牡羊座」「金星・蟹座」「金星・乙女座」など。
    セッションでうまく活用できるなら「土星・射手座」「金星・射手座」などもいいかもしれない。
  • このNPCは、サンプルPCの「学者の娘」とキャラが被り易い。
  • もし、PCチームに学者の娘がいたら、「木星・牡牛座」の運命をキーにして、やはり土星か金星の運命を加えて作成するといいだろう(組み合わせる運命の候補は前記キャラと同じ)。
    「木星・牡牛座」の運命の内容は、次のようにカスタマイズ。「実家の古文書蔵」は無い。その代わり、「先祖代々」の伝承を知っているとして、「エデンの園」、「生命の樹」についての判定には常にノーコストで+3。精霊舞踊と神聖憑依は持たない。
  • どのような運命の組み合わせでも、カスタマイズとして以下の縁故を追加設定。
    「(黄金の樹の枝の)継承者」3。この縁故は、黄金の樹の枝とのリンクとして扱う
  • また、正当継承者であることから「導きの天使」から「□天使の加護」を得て、「■回復支援」の効果を常に受ける。
  • 縁故値に余裕があれば、「亡父」や「一族」などの縁故から追加してもいい(縁故値上限いっぱいまで使い切らないように注意はした方がいい)
導きの天使
 ルールブック限定情報第21章にある守護天使Lev3をベースにアレンジ。
外見・印象 柔和で中性的な外見。優美な振る舞い。常に宙に浮いていて、地に脚を付ける事が無い。
数値データ 数値データは、ルールブック記載データのままで構わないが、あまり意味が無い。と言うのは、このシナリオでは、導きの天使が姿を顕すのは夢の内が基本で、現実世界に姿を顕す場合は顕現体として処理するからだ。(なんだったら数値を変更してもいい)
特技
■顕現=強度はシナリオに併せて調整。ルールブックにある「強度15」から変更してもいい。
■テレパシー(常動)=次のように限定処理していく。
 導きの天使は人間キャラが口にした事は常にわかる。内心も見通せることにしてもいいが、対象キャラがLev2以上なら抵抗判定に挑める。
 天使の語ることの意味は普通人にはよくわからない。エノク語と思える天使の言葉で、ソプラノの歌声のように語り、優雅な身振りで意思を伝えるからだ。
 次の判定に成功すると大意を直観することができる。「魔術/表現+直観 目標値N」か、「交流/表現+直観 目標値N+2」、「言語/交流+直観 目標値N+2」。
 大成功では、成功段階に関わらず、天体カードを裏返して担当プレイヤーに渡す。カードのイメージに沿った、曖昧な印象かイメージをGMから伝えた後、カードを回収。
 「魔術+知性」では、どれだけ大成功しても「これはおそらく伝説のエノク語だろう」としかわからない。「言語+知性」では、どれだけ大成功しても「これはおそらく地球人の言語ではない」としかわからない。
□□□□祝福= この能力は、継承者のNPCが代行で他のキャラに与えられるものとする。継承者NPCは自身がピンチになると、「祝福」の使い方を突然悟る。
 効果は、このセッション終了時まで継続するものとする。
守護の天使
 ルールブック限定情報第21章にある真の天使Lev3をベースにアレンジ。
外見・印象 サイズは「大型」としておく。翼を持っている巨人のような姿。
 怪物じみた姿でなければ、キリスト教の天使のイメージでなくても構わない。例えば、古代ギリシア風でも、古代エジプト風でもいいし、中央アジアの天人のようなイメージでもいい。あるいは、古代ペルシア風の鳥頭の精霊でもいい。シナリオの題材に併せて決めよう。
 もしなんだったら、「半透明、あるいは全身が光り輝いていて、細かな姿はよく見極められない」でもいい。
数値データ 数値データは、ルールブック記載データのままで構わない。
特技 「■テレパシー(常動)」のみをカスタマイズ処理。他の特技はルールブックのままで構わない。
 守護の天使は人間キャラが口にした事は常にわかる。内心も見通せるが、Lev2以上のキャラは抵抗判定に挑める。
 守護の天使の語る言葉は、エノク語と思える天使の言葉で、鳴り響く雷鳴のようだ。何を語っているかはテレパシーでわかる。ただし、守護の天使は、常に謎かけのような言葉しか語らない。
 もし面倒そうなら「エノク語を聞いたキャラの脳内で理解されたイメージ」を天体カードで示して、曖昧に補足説明するマスタリングが楽。
 あるいは、多少手間をかける余裕があるなら神聖言語メッセージ・カードを使うと面白いだろう。
行動 守護の天使は、どちらも、黄金の樹に人間や高い知性を持つ存在が接触しないようにするのが使命。樹に手を触れさせないためなら相手を殺すことも躊躇わない。
 実は、普通の動物の類が樹に触れる事は、止めようともしない。
 守護の天使は、継承者NPCやPCに敵対的な勢力が「楽園」の閉鎖空間に侵入していたとしても関知しない。彼らが楽園で破壊行為に及んでも、黄金の樹に攻撃を加えても関知しない。黄金の樹はあらゆる攻撃を素通しにしてしまうからだ。
 さすがに、天使自体が攻撃されたら反撃するだろう。
天使が倒されたら 守護の天使は敵対せずに、オーパーツや聖地、楽園について質問をすれば、謎めいた仕方ではあってもある程度答えてくれる。
 つまり、守護の天使と敵対する事は、PCチームのミッションにとっては賢い選択ではない。
 守護の天使を倒して、あるいは、何らかのトリックで、黄金の樹に手を触れたキャラクターは、瞬間的に幽霊のような光り輝く姿に変身すると、樹に吸い込まれ、さらに天空の彼方に飛ばされる。ゲーム的にはロストする。
 物語的には、アストラル・システムの深いところに飛ばされ虜になったものとするが、この件は秘匿情報に準じた扱いとする。

アイデア・ソース

 聖地に生える聖なる樹と守護する精霊のイメージには、アイデア・ソースがあります。

 古代に流布した、アレクサンドロス大王を主人公とした空想的なフィクション(アレクサンドロス伝奇)の一節をベースに、いろいろアレンジを加えました。

 以下に、主要なアイデア・ソースにした一節を引用しておきます。「アレクサンドロス伝奇」の題材自体は、シナリオに盛り込まなくても構いません。あるいは、キャンペーンを想定して、アレクサンドロス大王を関わらせても構いません。

〔前略〕河にぶちあたりました。軍に野営を命じ、いつものように武装を解かせました。河には木があり、太陽の昇るとともに木は成長し、第六時まで続き、第七時からは萎縮しはじめ、最後にはまったく跡形もみえなくなってしまうのです。この木は、ペルシアの没薬のような樹脂を出していて、そのかおりはたいへん甘美でかぐわしいものでした。わたしは木を切り、スポンジで樹脂を採取するよに命じたが、樹脂を集めていた者たちが目に見えない霊によって突然に鞭で打たれたのです。鞭打たれるときの音も聞いたし、背中に鞭がふりおろされるのも見たのですが、鞭を振るっている者のすがたは目には映りませんでした。すると声が響いてきて、木を切ったり樹脂を採取したりしないようにと、このようにいったのです。
 「もしやめなければ、軍全体がことばを失うであろう。」
 そこでわたしは畏れのあまり、兵士の誰彼に、木を切ること、樹脂を集めることを禁じることにしました。
伝カリステネス 作、橋本隆夫 訳,『アレクサンドロス大王物語』(叢書アレクサンドリア図書館),国文社,Tokyo,2000.ISBN 4-7720-0401-7

 引用箇所は、西方遠征に出たアレクサンドロス大王が、本国の母后オリュンピアスに宛てて書いたと言う想定の架空の手紙の一部、になっています。

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
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検討

  • このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など
  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます)
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更新日時:2007/08/05 18:05:47
キーワード:
参照:[黄金の樹の枝(公開情報級設定)] [オーパーツ設定集] [シナリオ]
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