オムドゥルマン

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　「オムドゥルマン」は、スーダン共和国の中部スーダン地方北部を占めるハルトゥーム州で、ハルトゥーム・ノースの、ナイル川を挟んだ対岸を占めている都市。アラビア語では「ウンム・ドゥルマーン」のように読む。

　市域は、首都ハルトゥームからは、白ナイルを挟んだ北西にあたる。ハルトゥーム市街と、事実上の大都市圏を成している。

【参照地図】

• Sudan Travel Guide - Map（World Travel Guide）

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　オムドゥルマンは、1993年頃に人口120万人を越えた、とされている。中心市街には、女子大を含む高等教育機関、複数の図書館、国民劇場など、現代的な文化施設や、観光客向けのスーク（市場）も設けられている。オムドゥルマン、ハルトゥーム、ハルトゥーム・ノースの３都市の内では最も現代的な景観の市街を有す。

　他方、ナイル沿岸部（左岸の河畔）には、古くからの魚河岸なども存在。また、修復されたマフディーの墓所は、現在のスーダン共和国の国民的英雄の墓所として扱われている。

　19世紀後半、現在のスーダン領にあたる地域をほとんど支配していたアングロ=エジプト?政府に対し、反乱を興したマフディー教団?は、1884年に当時のオムドゥルマンに拠点を設け、ハルトゥーム市を攻略した。

　ハルトゥームは、激戦で大きなダメージを受け、駐留軍などは全滅。1885年にマフディー教団に制圧された。その後もマフディー教団が拠点を置き続けたオムドゥルマンは、急速に発展した。

　ただし、1898年、アングロ=エジプトから派遣された反乱討伐軍との決戦で、オムドゥルマンは、ほぼ壊滅。この戦いでは、マフディー教団も壊滅し、スーダンの地域は、アングロ=エジプトに再征服された。現在のオムドゥルマン市街は、そのほとんどが、1898年の戦いの後、新たに建造されたもの。

【参照イメージ】

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  （ハルトゥーム大都市圏外略図）
  
  （オムドゥルマンに位置するマフディーの墓所）
  （Wikimedia Commons）

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　2007年現在、オムドゥルマン市の南郊外に、ハルトゥーム国際空港に代わる、新しい国際空港が建造中。完工予定は、2010年。

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど

　「ハルトゥーム市」の項を参照のこと。⇒ ハルトゥーム市

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ワールド編
  ⇔ スーダン共和国

関連項目

• スーダン共和国
• スーダン共和国の参照コンテンツ集
• ハルトゥーム市
• ハルトゥーム州

資料リンク

• Wikipedia英語版:Omdurman
• Wikitravel英語版:Omdurman

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