新規作成  ソース  BlueRose Wiki  ページ一覧  検索  更新履歴  RSS  ログイン

古代リビア

(古代)リビア 簡易版

簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。

英語
(Ancient)Libya((エィンシェント)リビア)

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 「(古代)リビア」は、ヘレネスによって伝えられた古代地域名。

 「古代エジプトの領域とされたナイル川谷よりも西方」を漠然と指した。

 概ね、現在のモロッコからシーワ・オアシス?までの北エジプト?にあたる地域がイメージされたようだ。

 ちなみに、ヘレネスたちは、リビア地域の住民を「リビア人(古代リビア人)」と呼んだ。古代リビア人は、現在のベルベル系諸族の祖先集団の内、有力だった一派と推定される。

やや詳しい情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

 古代地域名、及び、古代民族名の「リビア」は、主にヘレネスたちの言語活動を通じて後世に伝えられた。例えば、「現在のモロッコからシーワ・オアシス?までの北エジプト?にあたる広域」を「リビア」と呼んだ事例は、ヘロドトスの文書にも見られる。

 ただし、いわゆるヘレニズム期に到るまで、ヘレネスは現在知られているような広さ、形状のアフリカ大陸を認知していなかった。ヘレネスの常識では、世界は円盤状だったから。

 つまり、ヘレネスは、ナイル川谷よりも西方で、アトラス山脈以東の地中海側の陸地全域を「リビア」とイメージした。リビアの南方に連なる陸地が「エチオピア」とイメージされていた。

 古典ギリシア語で「リビア」を用いた例で、現在知られる内で最古(と思える)例は、ホメロスの『オデッセィア』に見られる。ただし、『オデッセィア』での用例は、地域名のみで、リビア人の用例は見られない。ホメロスは「リビアの地の住民は、「ロトファギィ(蓮を食べる人々)」と記している。

 ヘレネスたちの間では、いつの頃からか、「リビア(古代リビア)の地域名は、イオの孫娘リビュエーの名に由来する」との神話的な由来譚が唱えられるようになった。

 他方、フェニキア系の言語、古代ヘブライ語、ラテン語、さらにアラビア語でも「リビア」の名は伝えられた。

【参照イメージ】

 古代エジプトでは、ヘレネスの言う「(古代)リビア人」の一部が、「リブ(族)」と呼ばれていた。

 「リブ族」の名は、ファラオの碑文類にも見られ、まず、間違いなくヘネスが伝えた「リビア」の語源だろう、と目されている。ただし、古代エジプト人は「リブ族」の他にジェヘヌ族(Tjehenu)、タマフ族(Tamahu)、メシュウェシュ族(Meshwesh)など、複数の部族を、古代リビア人の間に弁別していたようだ。

 その後、地域名としての「リビア」は、ローマ帝国の時代には、概ね現在のエジプト領の西方沙漠のあたりだけを指すようになり、ヘレネスが呼んだ「リビア」にあたる広域(現在の北アフリカの中西部)は「アフリカ」と呼ばれるようになった。

 イスラム時代にも、「リビア」の地域名は、概ねローマ帝国時代の用法が継承されたようだ。エジプトのナイル流域の西方を漠然と指したが、決して北アフリカ広域とはイメージされなかった。

 現在の地名、国名の「リビア」が用いられるようになったのは、第1次世界大戦と第2次世界大戦との戦間期に、当時のイタリアが植民地として統合したトリポリタニアキレナイカフェザーンを総称した用法に由来する。

さらに詳しい情報

  • 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。

 「増補待ち」

GM向け参考情報

 「増補待ち」

活用や検討

活用

{{comment}}
Hiki::PluginException (not plugin method): inline plugin

重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
{{comment}}
Hiki::PluginException (not plugin method): inline plugin

検討

  • このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など
  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます)
{{comment}}
Hiki::PluginException (not plugin method): inline plugin
更新日時:2007/07/26 20:23:59
キーワード:
参照:[小辞典ワールド編] [リビュエー]
このページは凍結されています。