リビュエー
PCが予め知ってていい情報
特になし。
「リビュエー」については、関連技能を持たないPCが知らないでいても不自然ではないと思われます。
追加情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
:小辞典版推奨判定:「表現+知性 目標値10〜12」
- やや詳しい情報 リビュエーは、古代ギリシアの神話、伝説で語られる女性キャラクターの1人。
- イオの息子エパポス?が、ナイル川の川神の娘メムナピス?との間にもうけた娘、と語られた。
- ヘレネス(ポリス時代の古代ギリシア人)は、「ナイル川の渓谷より西の、地中海南岸一縁を指すリビア(古代リビア)の地名は、リビュエーの名にちなむ」と、伝えた。
- ヘレネスの伝統的なイメージでは、世界は円盤状とイメージされていた。彼らのイメージした「リビュエー」を現在の地名で表現してみると、ナイル川谷よりも西の地中海南岸部全域を意味した。(と言っても、ヘレネスが現代人のようにアフリカ大陸を認識していたわけではない)
- 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
:小辞典版推奨判定:「表現+知性 目標値12〜14」
:小辞典版推奨判定:「表現+知性 目標値14以上」
- さらに詳しい情報 異伝によればリビュエーは、アルゴス王国?でヘラ女神?の女神官だったイオの娘で、孫娘ではないと言う。
- また、異伝は、リビュエーがポセイドン神との間なした子には、アゲノール、ベーロスの他に、エニューアリオス?や、メガラ?の王となったレレクス?、他もいたと伝える。
- 別の異伝では、リビュエーは、オケアノス神?の娘で、アシアー?、エウロペー?、トラケー?の姉妹だと語る。この異伝は、より後代に語られたものと思われる。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど
リビュエーにまつわる神話は、仮に“エジプト神話群”とでも呼べるような一群の神話に含まれるエピソードをなしています。
ヘラ女神の女神官だったイオは、エジプトに渡ったヘレネスたちによってイシス女神と同一視されたキャラクターです。彼女は、ゼウス神に見初められたため、ヘーラー女神の呪いを受け世界をさまようと、エジプトの地に渡りナイル河畔を治めていた王の妃になった。そしてゼウスとの息子エパポス?がその王位を継ぎ――といった荒唐無稽な物語が延々続きます。
普通は、古代エジプトの神々の幾柱かを、自分たちの神話神と同一視したヘレネスが、神話的想像力でつむいだ物語とも、古代オリエント世界に後進民族として乗り出したヘレネスが、コンプレックスから先行文明の起原を自分たちの神話にこじつけた物語とも言われます。
もちろん、「ブルーローズ」の場合は、歴史上の古代ギリシア文明とも、古代エジプト文明とも別の宇宙文明なり、異次元文明なりがあって、それら超古代文明とヘレネスが古代に接触した経験が、彼らの想像力で解釈されて異伝を産んだ、とか。いろいろな料理材料に使うことができるでしょう。
活用や検討
活用
- このページの記事を踏まえた、アイデア・フック、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど
- “エジプト神話群”(仮称)について
“エジプト神話群”を、シナリオ材料に使うときは、神話群の全部や、ある神話エピソードを丸ごと、古代の真相だった、って使い方は避けた方がいいと思うな。多分、シナリオ・メイクはその方が楽だと思う。
例えば、「異常との遭遇体験をした古代人が、自分たちの神話で異常事態を無理やり解釈した結果が神話異伝」とでもした方が、気ままに宇宙人でもなんでも、古代の真相に設定できそうな気がする。
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キーワード:
参照:[大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国] [+αのワールド用語] [古代リビア] [エウロペ]