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チャド共和国の有用地図集

チャド共和国
有用地図集(外部リンク集)

 チャド共和国の地図で、「ブルーローズ」のプレイング、シナリオ・メイク、マスタリングに有用な地図のセレクト・リンク集です。

  • 狙いとしては、プレイヤーにとっては、各国の地形、位置、周辺諸国との関係などが最低限イメージできる線を、GMにとっては、世界地図帳を持っているとの前提で、シナリオ・メイクやマスタリングに有益な情報を得る線を、意識してセレクトしていきたいと思います。
  • 推奨方針としては、できるだけ、個人サイト以外からを優先としたいと思います。

注記

  • 細部については、できるだけ、手元の世界地図帳と相互参照して、自己判断していくのが吉。
    地名など、地図によって結構異なっていることもあります。リンク先の地図が最新版とも限りません。(製作時期は、要チェック。わからないこともありますが)
  • プレイヤーの人も、「B)GM用参考マップ」のリンク先マップを見てももちろん構いません。
    ただ、あまり細かな情報は、セッションで使うかどうか、その都度、GMの指示に従った方がいいでしょう。
    シナリオの狙いによっては、細かすぎる部分がGM判断で省略されるかもしれません。

A)プレイヤー用プレイングの参考になるマップ

1.チャド共和国(レピュブリク・デュ・ッチャド)の略地図
(アウトラインを掴む用)

2.チャド共和国と周辺諸国との位置関係をイメージする用
(レンジの違う地図を並べてみました)

3.地勢把握用

4.チャド共和国の概況と地域構成

 チャド共和国は、アフリカ北部の内陸国だが、どちらかと言うと中央アフリカ地域北部の国、とされることが多い。北アフリカに区分されることは稀だろう。


 地域は8世紀頃からイスラム化。北部を中心に、少なくない数のイスラム王朝が盛衰した。内陸国故に、西欧諸国の侵出は遅めで、19世紀半ば頃からU.K.(連合王国)、フランス、ドイツの探検家たちが探索に入った。

 19世紀末、U.K.とフランスとが協定し、現在のチャド-スーダン国境にあたる線を境に、両国の勢力圏を策定。1900年には、フランスの保護領とされた。

 1910年、フランス領赤道アフリカの一部に、チャド州として編入される。第2次世界大戦?後の1958年、フランス共同体内の自治国に昇格。1960年完全独立。


 国土は、岩石沙漠で高い岩山も多い北部、乾燥気味だが年間2ヶ月ほどの雨季もある中部平地、比較的湿潤な南部に3大別できる。

 独立後、北部に多いイスラム教徒と、南部に多いキリスト教徒との対立が激化。政治対立も関わった複雑な内紛に発展、軍事クーデタ、大統領殺害、フランスの軍事介入などが続いた。

 近隣諸国による調停もあって、1979年に各勢力連立の政権が発足。しかし、北部支持派だった大統領と軍部が対立。政権発足後の1980年、社会主義人民リビア=アラブ国が軍事介入。1981年にはリビア、チャドの合邦計画が公表された。しかし、軍事介入時点から、非難も受けていたリビアは、合邦計画公表をきっかけに厳しい国際非難にさらされた。

 結局、リビアは1981年年末にはチャド撤退を余儀なくされた。その後も、各派入り乱れた内紛が続き、1990年には、軍事クーデタが発生。1996年に、複数政党制と普通選挙を採用した民主化プロセスに着手されたが、2001年におこなわれた大統領選挙では、国際監視団から不備が指摘された。

 2002年、議会選挙がおこなわれたが、当時13派あったとされる反政府武装勢力と野党とが連合して選挙をボイコット。

 この間政府は、1994年にリビアとの国境問題を解決。1998年に南部を拠点にした反政府勢力と停戦協定調印。2002年に北部の山岳地帯を拠点にした反政府勢力と和平合意。2003年、南東部を拠点とした武装勢力を和平協定締結なども進めてきた。

 一方、停戦や和平に応じない武装勢力はなお多い。解除などは遅々として進まず、各地で小競り合いは断続している。特に、東に隣接したスーダン共和国ダルフール紛争が激化してからは、30万人と見積もられている難民が、チャドに流入。ダルフール地方に隣接したチャド東部の混乱は著しい。2005年には、スーダンと国交を断行し、国境を閉鎖した。


 2008年現在の国内情勢は、極めて混乱し不安定。首都ンジャナメ?周辺や、南部の主要都市でこそ治安が保たれているものの、各地は武装勢力が隠然と活動している。首都でも、2004年からクーデタ未遂や国軍幹部の離反や、兵士の脱走が断続。2006年4月には反政府勢力FUCが、首都近郊まで侵攻、政府軍と銃撃戦がおこなわれた。同年10月、南東部にて起きたアラブ系住民の非アラブ系住民襲撃事件で、400人以上の死者、数千人以上の負傷者、多数の国内難民が発生。

 北部地域には、中央政府の統治は及んでいない。次に、スーダンに隣接した東部では、脱走兵集団と正規軍との交戦が断続。ダルフール難民のキャンプや、キャンプ支援のために入国している諸外国の支援団体も被害を受けている。南部や南東部の治安も完璧なわけではない。

 さらに、スーダン、ニジェール、リビアとの国境部を中心に、敷設されたままの地雷、埋没不発弾などの放置が多い。


――2008年現在、チャド共和国領にPCが入る場合、ここまでは、PCが予め知ってていい情報としておいた方が、楽に遊べると思われます。が、裁量はGMに委ねられます。

 上記情報以上の細かなチャド情勢や地域構成は、シナリオ依存の限定情報扱いとして、GMが処理していくといいように思います。

B)GM用参考マップ

1.リアル・ワールドでの危険状況調査用

2.地勢補足資料

3.補足情報調査用

3-1.略地図

3-2.ポリティカル・マップス

3-3.人口分布図

3-4.ルート・マップ

3-5.複合地図

3-6.インタラクティブ・マップ類

3-7.各種テーマ地図

3-8.地図集

GMの運用

PCがチャド共和国の領域にはじめて立ち入るシナリオをGMする人は――
 B-1を、A-2、A-3と相互参照していくと、シナリオ・メイクやマスタリングに役立てられることでしょう。
 正規出入国の場合は、World Travel Guide の地図にマークされた国際空港などを意識するといいでしょう。
チャド共和国を経由地程度に使う予定のシナリオでは――
 B-3からたどれる、Greenwich Mean Time の、Map of Chad をベースに参照し、必要に応じて、他の地図も相互参照していくといいでしょう。左記の地図は、簡単な冒険のシナリオで、不要な情報を削り必要スポット絞り込んでいくのに、向いているかもしれません。
 シナリオによっては、izf.netLa carte du Tchad や、Super Travel Netチャド 地図も使えると思います。
チャド共和国領内で、クライマックスなど重要なシーンを想定したでは――
 各種地図を、シナリオの狙いに併せて取捨選択。相互参照していくことをお勧めします。
 シナリオによっては、National Geographic Society - Mapsのインタラクティブ・マップで“Chad”を検索すると便利でしょう。

活用や検討

活用

 「リンク先地図を使用しての感想、簡単なレポート」、「地図を見ての疑問」などをどうぞ。 {{comment}}Hiki::PluginException (not plugin method): inline plugin

検討

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