中央アフリカ地域

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　「中央アフリカ地域（Central Africa）」は、アフリカ州?の中央部を、どちらかと言うと漠然と指す地域概念。

　中央アフリカ共和国（Central Africa Republic）と紛らわしいので、ここでは「地域」を付けているが、必ずしも常に「地域」付けで用いられるわけはない。

（日本語では「中部アフリカ」と表記される例も増えてきているようだ。しかし「中部アフリカ」には、後述の国連定義による“Middle Africa”がある）

　一般的には、次のような範囲が、中央アフリカ地域の共有イメージになっているようだ。

• サハラ沙漠よりも南
  いわゆるブラック・アフリカの一部
• 西アフリカよりも東
  ギニア湾?の北域は含めないようだ
• 東アフリカよりも西
  大地溝帯?以西とされることが多いようだ
• 南アフリカ地域よりも北
  中央アフリカの南部に位置すつアンゴラ共和国、コンゴ民主共和国は、しばしば南アフリカ地域の北部に含められることもある

　よく似た地域概念に、国連定義の「中部アフリカ（Middle Africa）」がある。

　国連定義の中部アフリカは、以下の隣接９カ国の領土とされている。

• アンゴラ共和国
• ガボン共和国
• カメルーン共和国
• コンゴ共和国
• コンゴ民主共和国
• サントメ=プリンシペ民主共和国?
• 赤道ギニア共和国
• チャド共和国
• 中央アフリカ共和国

　報道メディアなどで言われる「中央アフリカ地域」には、上記の国連定義の中部アフリカの他に、ブルンジ共和国、ルワンダ共和国が含められることが多い。まれにザンビア共和国も含まれることもある。

【参照地図】

• （Wikimedia Commons）
  ダーク・グリーンで彩色された、ブルンジ、ルワンダを除いた彩色部が、国連定義の「中部アフリカ」になっている。

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　国連定義の「中部アフリカ」に、ブルンジ共和国、ルワンダ共和国を加えた11カ国は、一般に中央アフリカ地域の諸国と見なされることが多い。この11カ国は、「中部アフリカ諸国経済共同体（ECCS，Economic Community of Central African States）」の構成国に一致している。

　カメルーン、ガボン、コンゴ共和国、赤道ギニア、チャド、中央アフリカの６カ国は、「中央アフリカ経済通貨共同体（CEMAC，Communaute Economique et Monetaire de l'Afrique Centrale）」を構成している。

　1953年〜1963年の間存在した「中央アフリカ連邦」（Central African Federation，ローデシア連邦とも）は、その後、ザンビア共和国、ジンバブウェ共和国?、マラウイ共和国と、現在南アフリカ共和国の地方に含まれている幾つかの地域に分離した。

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関連項目

• アフリカ

資料リンク

• Wikipedia英語版:Central_Africa
  Wikipedia日本語版:中部アフリカ

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