北極圏のランド・マーク
北極圏のランド・マーク
- 北極圏 ほっきょくけん
- 北極?を中心とした高緯度地方を指す。北極海?(北大洋)、北アメリカ大陸や北欧?、アジア州の北部(概ね北アジア地域に近い)、グリーンランド?などが含まれる。
- 通例、「北緯66度33分あるいは34分以北」とされることが多い。北緯66度33分〜34分の線上では夏至の日に陽が沈まず、冬至の日には陽が昇らない。つまり、この線以北の地域では季節によっては白夜を迎える。
- ただし、地理学、生態学、気象学などの専門分野では、それぞれに異なる定義が用いられている。
- グリーンランド
- 北アメリカ州の東北方向の近傍で、北極海?から北大西洋に渡って存在している、世界1の大きさの島。島域の大半は北極圏に属している。
- 北で北極海?に、北西でネアス海峡?に、西でバフィン湾からディヴィス海峡に、南西でラブラドール海に面している。ネアス海峡からラブラドール海にかけての海域を挟んでカナダ領と対面。南で北大西洋に、南東でアーミンガー海?とデンマーク海峡?に、東でグリーンランド海?に面している。デンマーク海峡?を挟んでアイスランドと対面。グリーンランド海を挟んで、ノルウェー領の、ヤンマイエン島?、スヴァーバル諸島?を望む。
- デンマーク領の自治領?が営まれている。
- スカンディナヴィア(地域)
- 北ヨーロッパ?地域に含まれる、広域地域を指す地域概念。しばしば、地理的なスカンディナヴィア半島?の領域と混同されたり、政治的な「スカンディナヴィア諸国」の領域と混同されたりする。
- 歴史的、文化的な意味では、また別の範囲を指すが、一般的には、地理的な意味や、政治的な意味で用いられることの方が、多いようだ。
- チュコト海 チュコトかい
- アジア州東端と、北アメリカ州西端との間で、ベーリング海峡の北に広がる海域。北極海?(北大洋)の一部を成している。ロシア語で「チュコトスコ海」、英米語で「チュクチ海(Chukchi Sea)」とも。
- チュコト半島?の北岸が、海域の南西縁で、アラスカ半島?の北西岸が南東縁。西方のロンガ海峡?を通じて東シベリア海に連なり、東方ではボフォート海?に接している。
- チュチク海 チュチクかい
- ⇒ チュコト海
- ハドソン海峡 ハドソンかいきょう
- 北アメリカ州北東部で、ラブラドール半島北岸の西部と、バフィン島?南岸とに挟まれた海峡。南西方向でハドソン湾?に、南東方向でラブラドール海に、北西方向でフォックス海峡?に続いている。海峡東部のラブラドール半島岸にはアンガヴァ湾?が位置。
- ラブラドール海を介して、ハドソン湾と北大西洋とをつないでいる。
- バフィン湾 バフィンわん
- グリーンランド西岸の中部とバフィン島?東岸との間の北極圏の海域。「湾」と呼ぶ慣例だが、実態は海峡になっている。ただ、北域は、エルズミーア島?、デヴォン島?、他に扼されていて、湾に近い。南方ではディヴィス海峡を介して、ラブラドール海に続いている。
- 東シベリア海 ひがしシベリアかい
- アジア州北岸の海域を幾つかに区切る北極海?縁海の1つ。
- 南は、シベリア?東部北岸に縁取られ、コルイマ川?などが注いでいる。ノボシビルスク諸島?とウランゲリ島?の間で、東はチュコト海に、西はラプテフ海に通じている。北は、狭義の北極海?。
- ベーリング海 ベーリングかい
- 北太平洋?最北部の海域で、ベーリング海峡を介して、北極海?のチュコト海に連なっている。
- 北西は、カムチャッカ半島?からチュコト半島?にかけての北アジア南岸に縁取られ、北東はアラスカ?に縁取られる。南縁は、アラスカ半島?とアリューシャン列島?とに縁取られる。
- 時として北極圏に含められることもある。
キーワード:
参照:[地理関連の用語] [小辞典ワールド編] [ランド・マーク] [北極圏] [東シベリア海] [チュコト海] [スカンディナヴィア(地域)] [ラプテフ海]