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アラス川

アラス川 (Aras)

PCが予め知ってていい情報

 「アラス川」は、トルコ共和国領東部の山地から発して、カフカス山脈(大カフカス山脈)の南を流れる国際河川。

 トルコとアルメニア共和国との国境、アゼルバイジャン共和国及びナヒチュヴァン自治共和国?(いわゆるアゼルバイジャン飛び地)とイラン=イスラム共和国との国境を流れた後、再度アルメニア - イラン国境、アゼルバイジャン - イラン国境を流れる。その後、アルメニア領内に流入し、カスピ海?に注いでいる。

追加情報

 川長およそ914m。

 アゼルバイジャン領内ではクラ=アラクス低地を流れ、クラ川に河口から100kmほど上流で合流。(アラクスは、アラス川のロシア語呼称)

【参考】

GM向け参考情報

 アラス川の流域は、下流のクラ=アラクス低地以外、山地地帯を流れるため、概して急流。

 流域の気候も、山地性の気候で比較的冷涼。クラ=アラクス低地では、ステップ性の乾燥気候地域を流れる。

流域交通

川筋

 トルコ共和国領東部、エルズルム?南方のカラスアラス山脈が水源。
→ カラスアラス山脈東部北麓を東流
→ トルコとアルメニア共和国との国境を成して東南流しつつ、トルコ領のアララト山と、アルメニア領のアララト盆地との間を流れる
→ ナヒチュヴァン自治共和国?領(いわゆるアゼルバイジャン飛び地)とイラン=イスラム共和国との国境を成して流れる
→ アルメニアとイランとの国境を成した後、再度イラン - アゼルバイジャン国境を成す
→ イラン北西部の国境の町、パールサーバードの北を流れつつ、アゼルバイジャン領内に北東流
クラ川に合流した後100kmほど屈曲しつつ南東流。クラ=アラクス低地東部を流れてカスピ海?に流入。

 アゼルバイジャン領内のクラ=アラクス低地に入ってすぐ、クラ川と合流する手前で、クラ=アラクス低地の南縁に掘削された水路と交叉している。

川筋を利用した水運

 下流のアゼルバイジャン領内以外は、急流が多く水運には不適当と想定。この下流域では、河川用小形船舶での遡行往来が可能と想定。

 上流のトルコ領内では、ゴム・ボート、カヌーなどを用いた川下りが、大変困難な難易度で不可能ではない、と想定。

 飛行艇などでの着水は、緊急時などに、どうせ着陸するなら流域諸国いずれかの領土に了解をとって着陸する選択の方がベター、との判断を推奨(好き好んで国境地帯に着水することはない)。下流域、アゼルバイジャン領内での着水は、当局の了解をとれば可能。

流域の交通路

トルコ領内
 カラスアラス山脈から流出し、同山脈北麓を東流しはじめたあたりで、トルコ共和国のエルズルム?からアルメニア共和国のギュムリ?に至る国際鉄路が、短距離、川の北岸沿いを並走。
中〜下流域
 アルメニア領内では、ギュムリ?から、ナヒチュヴァンの領域を経てイラン北西部のタブリーズ?に至る国際鉄路が、アラス川の東岸に沿うように走る。
 この鉄路は、アルメニア領のアララト市を経由した後、ナヒチュヴァン自治共和国?領に入るが、2005年現在、国境部で、列車の運行は途絶と想定。
 ナヒチュヴァンの領域に入った後の鉄路は、ナヒチュヴァン?市を経由した後、アラス川を渡河。イラン領の国境の町ジョルファ、他を経由してタブリーズ?に。タブリーズからはイラン首都テヘラン?へと向う。
 また、この国際鉄路からは、アラス川を渡河し、ナヒチュヴァン-イラン国境をまたぐ直前に路線が分岐。国境沿いにアラス川北岸を東方へ布設されている。
 分岐した路線は、アルメニア領、アゼルバイジャン領へと、アラス川北岸を続いていく。この路線の運行は、2005年現在、アゼルバイジャン側から、アルメニアとの国境に至る地点で途絶、と想定。ナヒチュヴァン 〜 アルメニア間でも運行停止状態と想定。
 支線は、アラス川がアゼルバイジャン領内の平地部に入った後、川沿いを離れ、カフカス山脈(大カフカス山脈)の南麓に布設された鉄路に連絡している。

別称類

 古称、アラクセス川。

 ロシア語で、アラクス川。

リンク

活用や検討

活用

検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)