ヨルダン川
PCが予め知ってていい情報
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「ヨルダン川(ジョォルドゥン・リヴァ)」は、西アジアの地中海東岸で、アンチ・レバノン山脈?南域に発し、概ね南流。ガリラヤ湖?を経由するなどして、死海?に注いでいる国際河川。
「ヨルダン川」は、英語他による地名。アラビア語による地名は「ナハル=アル・ウルダン(nahr al-urdun)」。
流域は、ヨルダン渓谷?(ヨルダン地溝帯)をなしている。ゴラン高原、シル・ヨルダン(ヨルダン川西岸地区)?の、紛争地にも面している。近年、水資源の枯渇に警鐘が鳴らされている他、水質汚濁も著しい。
【参照イメージ】
(ヨルダン水系衛星イメージ,NASA,Wikimedia Commons)
やや詳しい情報
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ヨルダン川の総延長は、およそ322km。
現レバノン領南東部にて、アンチ・レバノン山脈のシャイク山?に発したアヤーン川、他が、現イスラエル領北部、セデ・ネヘミヤのキブツ?近辺で合流。合流点から死海に注ぐ河口までの川長は、275kmほどになっている。
イスラエル領北部のヨルダン川は、比較的急流を75kmほど流れ、かつてフーラ湖?があった干拓地に至る。
川幅がわずかに広がったような状態で伺える、かつてのフーラ湖湖面は、概ね海抜0m内外。近辺以南は海抜下の流れになる。
フーラ湖からガリラヤ湖?までは、およそ25kmほど。ガリラヤ湖湖面は、海抜−210mほど。
ガリラヤ湖から死海?への流出口までは、およそ120kmほど。死海湖面は、海抜−430mほど。
流域では、ヨルダン渓谷?に向かって複数の地方河川が注ぎ、ワディ(涸谷)も穿たれている。
イスラエル領北端から、ガリラヤ湖南端の流域の東岸は、1967年以降イスラエル国が占拠し、1981年以降、一方的に併合を宣言しているゴラン高原に面している。
この区画では、U.K.(連合王国)の委任統治領パレスティナだった時期(1922年〜1946年)も、1947年の国連によるパレスティナ地域分割案でも、ヨルダン川両岸はシリア領ではなかった。境界は、ヨルダン川左岸(東岸)間際まで迫るゴラン高原の西縁だった。
ガリラヤ湖の南端から、7〜8kmほど下ると、ヨルダン川の流れがヨルダン=ハシミテ王国と、イスラエルによる実効支配地も含んだ領域との境界線を兼ねている。
ガリラヤ湖の南端から、30kmほど下ると、ヨルダン川の右岸(西岸)が、1967年以降イスラエル国が占領しているシル・ヨルダン(ヨルダン川西岸地区)?になっている。
ヨルダン川は流域の貴重な水源だが、近年、死海の湖面低下が著しいほど減衰が目立つ。計画的な水資源活用が、国際的にも提言されている。中流域以降で、水質汚濁も著しい。
シル・ヨルダンを含むイスラエル領内では、ヨルダン川の西岸で概ね川筋に沿うように、基幹自動車道の1つ、ルート90が敷設されている。このルートは、ガリラヤ湖南端から死海北端の間の区域で、2箇所、ヨルダン川河畔間際を通っている。
「ヨルダン川」のヘブライ語による地名は、「ネハール・ハヤーディン(nehar hayarden)」。
【参照地図】
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別称類
「ヨルダン川」は、英語他による地名。
アラビア語による現地名は、「ナハル=アル・ウルダン(nahr al-urdun)」。
ヘブライ語による地名は、「ネハール・ハヤーディン(nehar hayarden)」。
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参照:[ゴラン高原] [パレスティナ] [アジア州のランド・マーク] [ヨルダン=ハシミテ王国の有用地図集] [ネゲヴ沙漠] [ランド・マーク] [レバノン共和国] [ティベリウス湖]