ユトランド半島
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「ユトランド半島(ジャトレァンド半島)」は、ヨーロッパ州の大陸部で、北海とバルト海(バールティク・シー)との間に南から突き出た半島。北海とバルト海との間に連なる海峡部を挟んでスカンジナビア半島(スキャンディネイヴィアン・ペニンスラ)と対面。
狭い海峡で分かたれている北端の島部も、普通はユトランド半島地域に含まれる。
北部2/3ほどがデンマーク王国(デーンマルク王国)の国土で、残りの付け根部はドイツ連邦共和国のシュレスウィヒ・ホルスタイン州?。同州の州域は、両国の係争地になっていたが、1920年には住民投票の結果、ドイツからデンマークに帰属が代わった。
海峡を挟んで臨むのは、スカンジナビア半島のスウェーデン領、ノルウェイ領(ノールウェイ領)?。西では、北海を介してグレート・ブリテン島(グレイト・ブリトン島)?北部の、スコットランド東岸に臨む。
【参照イメージ】
【参照地図】
やや詳しい情報
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半島南部で、ドイツ領に掘削されたキール運河?は、エルベ川?河口近くを介して、北海とバルト海(バールティク・シー)とを結んでいる。ただし、現在、運河には多くの橋が架けられていて、外洋船はほとんどが通航できない。(シー・エクスプローラー級は航行不能、と想定)
ユトラント半島のデンマーク領の部分は、面積、29,775平方km。デンマーク王国本土領の7割弱を占めている。
デンマーク側人口は、2004年の統計で、2,491,852人。平均人口密度は、83人ほど。
ドイツ領シュレスウィヒ・ホルスタイン州の面積は、15,776平方km。人口は、1999年の統計で、2,777,000人ほど。平均人口密度は、176人ほどにあたる。
地勢は概ね平坦で、緩やかな起伏が多い。高い土地でも150m内外。
東部の土壌は肥沃だが、西部にはところどころに砂丘が展開。北西部には、広い低湿地が少なくない。西部、北部は、常に大西洋からの西風が吹く。これらの地域では、古くから防風林が植林され、土壌改良に勤められてきた。
メキシコ湾流の影響で、高緯度に割には温暖で、温帯気候帯に分類されている。
夏季の日中気温は、18℃〜25℃程度。乾燥傾向が強い。
冬季は長く、日照時間の短い日が続く。雨や霧の日が多く、2月頃が最も冷え込む。
普通、ユトランド半島(ユラン半島)に含まれる北端の、北ユトラント島は、1825年に起きた洪水で、渓谷が海と繋がってしまい島になった土地。
【参照地図】
(キール運河の地図,1888年当時,Wikimedia Commons)
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参照情報
ユトランド(ユラン半島)のデンマーク(デーンマルク)領と、ドイツ領シュレスウィヒ・ホルスタイン州?の面積を併せると、45,551平方km。
解説文本文にある両地域の人口数値は、統計年が異なるが、仮に目安として合計してみると、5,268,852人。やはり、目安として平均人口密度を計算してみると、1平方kmあたり、115人ほど、という計算になる。
面積、45,551平方kmは、日本国の九州?の面積39,906平方kmよりも、15%ほど広い。
ちなみに、九州の人口は、2003年の統計で1,477万9千人。平均人口密度を算出すると、1平方kmあたり、324人ほどになっている。
別称類
デンマーク語(デーンマルク語)による地元地名は、「ユラン半島(Jylland)」
ドイツ語による地元名、「ユトラント半島(Jutland)」。フリース語(ドイツ領の少数民族フリース人の母語,フリージアン)では、「ユトラン半島(Jutlan)」。
英語名、「ジャトランド半島(Jutland peninsula)」。
日本語表記が「ユトランド半島」。
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参照:[デンマーク王国の基本情報 2009年版] [バルト海] [デンマーク王国の有用地図集] [ランド・マーク] [デンマーク王国] [デンマーク王国の基本情報 2008年版] [ユラン半島] [ヨーロッパ州のランド・マーク]