カラクム沙漠
- カラクム沙漠 カラクムさばく (Karakum Desert) 簡易版
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カラクム沙漠は、中央アジアの南東域で、カスピ海?南部の西方を占めている沙漠地帯。
北は、アム・ダリヤ?(アム川)、及び、カザフスタン領南西部からウズベキスタン領西部に渡る丘陵地に縁取られている。南縁は、コッペ山脈?に縁取られ、さらに外縁には、エルブルズ山脈と広義のヒンドゥークシュ山脈?とが存在。
現トルクメニスタン領?の過半を占めている。
【参照地図】
(アラル海?とアム・ダリヤ?及びシル・ダリヤを示した略地図,Wikimedia Commons)- Physical map of Central Asia(World Sites Atlas)
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地域はチュルク系の言語で「ガラ・クム」と呼ばれる。「黒い土砂」を意味する「ガラ・クム」が、ペルシア語などに入って訛化した地名が「カラクム」。
土壌が泥沙漠で黒色であるため、「ガラ・クム」の名がついた、とされている。カザフスタン領内のアラル海北部にも、土壌が黒い泥砂漠があり、アラル・カラクム?と呼ばれているが、これはカラクム沙漠とは別の沙漠。
面積は、350,000平方kmほどで、トルクメニスタン領の7割ほどを占めている。ウズベキスタン領南縁の、東西中ほどにある、アム・ダリヤ左岸の地域も、地理的にはカラクム沙漠に含められる。
カラクムの土壌は、水供給があれば、植物の育成が可能な泥沙漠であるため、旧ソ連?時代から、灌漑農業地の開拓が盛ん。綿を主作物とする大規模農耕地が開拓されている。しかし、現在、カラクム沙漠に開拓された運河流域の農耕地は、強引な農耕地化のため、かえって土壌の塩化を招き、農業生産効率が低下してきている。
他に、沙漠内の複数の地点で、石油、及び、天然ガスの採掘もおこなわれている。
カラクム沙漠には、北を縁取って、クィジルクム沙漠(キジル・クム沙漠)との間を分かつアムダリヤの他、ムルガブ川?、ハリー・ルド?(テジェン川)が流れている。これらの川の水源は、広義のヒンドゥークシュ山脈、及び、パミール高原にある。
また、ムルガブ川流域にはマルイ?、ハリー・ルド流域には、テジェン?のオアシス都市がある。両者は、トルクメニスタン領南東部に位置。
旧ソ連時代の1954年から、灌漑用水路、カラクム運河?が開削され、広域の灌漑農耕地に農業用水を供給している。現在、世界最大の用水路になっている運河は、水質管理のため、専用の燃料電池で動くモーター・ボート以外の航行が禁止されている。
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参照:[ランド・マーク] [トルクメニスタンの有用地図集] [トゥラン低地] [クィジルクム沙漠] [アジア州のランド・マーク] [コッペ・ダグ] [エルブルズ山脈]