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フランス領ヌーヴェル・カレドニー

フランス領ヌーヴェル・カレドニー 
フランスりょうヌーヴェル・カレドニー 
(簡易版)

簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。

フランス語名
Nouvelle-Cal?donie
英語名
New Caledonia

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 「フランス領ヌーヴェル・カレドニー(ニュー・カレドニア)」は、ポリネシアで営まれているフランス共和国の海外領。自治府は営まれているが、外交、軍事、財政は、フランス当局が統括。国連では、非自治地域リストに掲載している。

 現状は、植民地と保護国の間の段階で、自治度、自律度を増しつつある、といったところ。2014年以降に計画されている住民投票で、フランス領にとどまるか独立国になるかが、採決される予定。

 グランド・テール島を主島に、住民は近傍のロワィヨテ諸島にも居住。他の周辺島嶼も、ヌーヴェル・カレドニーの領域に含まれている。オーストラリア大陸の東方1,200km、ニュー・ジーランド島?の北北西1,500kmに位置。北でバヌアツ共和国の領海に、東でフィジー諸島共和国の領海に、それぞれ隣接。

【参照地図】

やや詳しい情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

 フランス領ヌーヴェル・カレドニー(英語名でニュー・カレドニア)は、1985年頃からメラネシア系?住民カナック?らが、激しく独立を主張。当時は、内戦に近い騒乱が続いた。

 1986年に、国連非植民地化委員会(United Nations Committee on Decolonization)が、国連非自治地域リストに掲載。その後、1998年に締結された協定で2014年の住民投票が合意されて、現在に至っている。


 土地面積総計は、18,575平方km。居住人口は、24万人ほど(2007年)。

 9割弱の土地が、グランド・テール島のもの。人口も概ね9割ほどが、グランド・テール島に居住。

 地域の行政中心は、グランド・テール島の南岸東端近くにあるヌーメア?。ヌーヴェル・カレドニーは、太平洋共同体にも参加していて、ヌーメアには共同体本部が置かれている。

 「ヌーヴェル・カレドニー」は、地域の公式名称だが、現地では一般に「カナキィ(Kanaky)」の地域名が好まれている。「カナキィ」は、ポリネシア系の言語で「人間」を意味した「カナカ(kanaka)」に由来している。現地だけでなく、太平洋の島嶼国諸国でもヌーヴェル・カレドニーを指す地域名として用いられる例が増えている。


 住民の民族構成は多彩で、1996年の統計に拠れば、次のようになっている。

 メラネシア系?のカナック?が45%弱、ヨーロッパ系が35%弱でフランス系、ゲルマン系、ブリッツ、イタリア系などがいる。ポリネシア系が12%ほど、インドネシア系が3%ほど。ヴェトナム系が2%弱。ヴァヌアツ系が1%ほど。

 他の少数派総計が4%ほどで、南アジア系(インド系、スリ・ランカ系、ベンガル人、など)、中国系、日本系、フィジー系、カリブ系などがいる。信教では、カソリック信徒が6割ほど、プロテスタント諸派の信徒が3割ほど、その他1割ほどになっている。

 この多彩な住民構成の多くは、世界各地のフランス領からの移住者や、旧フランス植民地からの移住者やその子孫で、少数派の内には、旧植民地出身のアフリカ系の住民も極、少数いる。

 エスニック・グループの統計上のカテゴリーは、いずれも、先住者、移住後数世代を経た人たち、近年の移住者の区別がない。

 ことに、ヨーロッパ系白人については、現地では、数世代を地域で過ごした人たちがカレドッチ(Caldoches,カレドニアっ子)、最近の移住者がメトロと通称されている。

 “メトロ”の大多数は、“フランス本土領”から、主に職業的な理由でやってきて、2〜3年地域で過ごすと、また戻っていく例が多いようだ。一部の“メトロ”の内には、ヌーヴェル・カレドニー独立に反対する政治活動のため、移住してきたグループもいる。

 ヨーロッパ系白人も、地域で生まれた人々のほとんどは、“カレドニアっ子”の自認を持っている。


 地域は、気候帯として熱帯に属す。雨季には多雨で、しばしば暴風雨もに見舞われる。

 鉱物資源に恵まれ、コバルト埋蔵量世界第4位、ニッケル埋蔵量世界5位。他に、マンガン、鉄、クロームなどを産す。ニッケルの生産量は世界第5位。ニッケル鉱業がGRPの2割ほど、輸出の9割近くを占めている。観光業も盛ん。

さらに詳しい情報

  • 「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。

 現地で好まれる地域名「カナキィ」は、ポリネシア系の自称として使われる「カナカ(kanaka)」に由来する言葉。カナカは「人間」を意味した。同じように「カナカ」に由来した言葉に、植民地時代にフランス人がポリネシア系・メラネシア系を含めた太平洋先住民を指して用いた「カナク(Canaque)」があった。

 以前は、「カナク」は蔑称として用いられていたが、1960年代〜1970年代にかけ、ヌーヴェル・カレドニーでメラネシア系先住民が政党を組織し政治活動を開始した後、侮蔑語だった「カナック」は、民族自称として誇りと政治的意図を込めて使われるようになった。

 こうした運動の流れの上に、「カナキィ」も現在のように地域名として用いられるようになっている。

GM向け参考情報

 「増補待ち」。

別称類

  • 別称=Kanaky(カナキィ)
    現地では、英語名、フランス語名よりも好まれる別称。ポリネシアメラネシアの多くの国でも用いられる。

主要国の言語

  • フランス語名=Nouvelle-Cal?donie
  • 英語名=New Caledonia(ニュー・カレドニア)
  • スペイン語表記=Nueva Caledonia
  • アラビア語名の音=(調査中)
  • ロシア語表記=Новая Каледония
  • 中国語表記=新喀里多尼亞

その他

  • ポリネシア系による旧称=kanaka
  • ポルトガル語?表記=Nova Caled?nia
  • ネーデルラント語?=Nieuw-Caledoni?

活用や検討

活用

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