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ポート・サイイド市

ポート・サイイド市 ポート・サイイドし

アラビア語名の音
B?r Sa??d)(ブール・サイィド)
英語名
Port Said(ポート・サイド)

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 ポート・サイイド市は、エジプト=アラブ共和国北部にてナイル・デルタの北東外縁に位置。スエズ地峡北縁の西岸に位置して、スエズ運河の北の玄関口にあたる港湾が、地中海に面している。市域はフリー・ゾーン(非関税地帯)になっている。

 ポート・サイイド県の行政中心地でもある。

 英語などで、時として、「ポート・サイド」と読まれるが、地名は、ムハンマド・アリー朝?の王族だったサイイドの名にちなんだもの。

【参照イメージ】

  • ポート・サイイド及び周辺
    (ポート・サイイド及び周辺のイメージ,Wikimedia Commons
    写真はスエズ運河の北方やや東寄り上空からのもの。写真に向かって、右手で、手前の地中海に面している市街地が、ポート・サイイド市の市域になっている。

【参照地図】

追加情報

  • 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
小事典版推奨判定
「操縦+知性 目標値8〜10」「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 スエズ運河の北の玄関、ポート・サイイド市の港湾には、スエズ運河の通航順を待つ船舶が常時数隻停泊している(と、想定)。これは、スエズ運河では、船舶は船団〔コンボイ〕を組んでから通航する方式が採られているため(参照 ⇒ スエズ運河)。
小事典版推奨判定
「交流+知性 目標値8〜10」「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ポート・サイイド市の市街は、マンサラ湖の北東端に形成された大きな砂州を、ほぼ占めている。この砂州は、歪んだ4角形に近い形状をしているが、内でも賑やかな中心市街は、地中海スエズ湾の両方に面した北部。
 主要産業は、まず、観光業、貿易業、漁業も営まれている。
 ポート・サイイド市のスエズ湾を挟んだ対岸には、ポート・フアードの港町が開けている。ポート・フアードは、ポート・サイイド市の人口増加、ポート・サイイド港で扱う乗降客、貨物量の増加に対処するため、1927年に新たに創建された町。港は、ポート・サイイド港の副港(と、想定)。ポート・サイイドの市街地と、ポート・フアードの港町は、スエズ運河を横断する有料ボート(渡し舟)で結ばれている。
 ポート・サイイド、ポート・フアードの両港からは、米、綿花、塩などの産物も積み出されている。市街地以外の県域では、石油精製、化学工業、繊維産業なども営まれている。
(ポート・サイイド港には、観光客の乗降が多いが、ポート・フアード港の方はもっぱら貨物船の発着が主、と想定)
小事典版推奨判定
「交流+知性 目標値8〜10」「情報+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ポート・サイイドの町には、19世紀の西欧風の町並みが目立つ。
 高級店が立ち並ぶ区画もあるが、ローカルなスークもある。
 ローカル・スークには、外国製品を扱うスーク・アフランギと、食料品なども扱っている商業市場、スーク・トガーリとがある。普通、スークは、アラブ都市風の入り組んだ街区であることが多いが、町並み自体が西欧風のポート・サイイドのスークは、スーク・トガーリ、スーク・アフランギのそれぞれが細長い敷地を占め、露天商も並ぶアーケイドと言った風情。8:00頃から20:00頃まで開いている。
 ポート・フアードの町では、渡し舟の船着場あたりからメイン・ストリートが延びている。このメイン・ストリートは、西欧風の町並みで、フリー・ゾーン(非関税地帯)になっている。メイン・ストリートに通じる小さな辻の幾つかでは、ポート・サイイドよりアラブ色の濃いローカル・スークも営まれている。
小事典版推奨判定
「歴史+知性 目標値10〜12」
やや詳しい情報 ポート・サイイドの町は、スエズ運河が開通した1869年に開港された。名は、ムハンマド・アリー朝?第4代総督で、スエズ運河の開削をレセップスに許可したサイイド・パシャ?にちなむ。スエズ運河が開通したのは、ムハンマド・アリー朝第5代イスマイリ・パシャの代のことだった。
 ちなみに、スエズ運河の中ほどアフリカ側に位置するイスマエレーヤ?の町名は、イスマイリ・パシャ?にちなんで着けられたもの。
小事典版推奨判定
「魔術+知性 目標値10〜12」「歴史+知性 目標値14」
やや詳しい情報 19世紀の開港以来発展したポート・サイイドには、1976年にコプト教の主教管区が設けられた。

GM向け参考情報

  • GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど

参照地図

用途、用法

 ポート・サイイドは、港、及び町の規模ではアレクサンドリアに及びませんが、各国船舶や諸国の旅行者の往来は、スエズ?と共に多く、アレクサンドリアをしのぎます。アレクサンドリアの方は、リゾート地としての性格も強いからです。

 諸国の旅行者の往来が多く、人口密度も高いポート・サイイドは、派手なアクションには向きません。その代わり、セッション冒頭でのちょっとしたアクション、ミッション途上での探索や、NPC間の情報戦めいた駆け引きには適した舞台と言えます。

地勢と環境

 ポート・サイイド県もポート・サイイドの市街も、地勢は平坦。

 気候は、地中海性気候。

主要スポット

ファラスティーン通り
 スエズ運河に面した通り。19世紀の西欧風の建物が並び、第2次世界大戦前の植民地都市、例えば上海や香港の目抜き通りのような風情。
 通りの中ほど北寄りにポート・サイイド国立博物館が位置。通りの南端は、ポート・サイイドの小港に面し、スエズ運河事務所が位置する埠頭に臨む。埠頭のすぐ手前でスエズ運河に面した角には、スエズ対岸のポート・フアードに渡る渡し舟の船着場がある。
ポート・サイイド国立博物館
 運河沿いにある国立博物館は、小ぶりで大きな展示品もない。
スエズ運河事務局
 ファラスティーン通りの南端で、スエズ運河に直交するように掘り込まれた小港と、その南でより大きく掘り込まれた大港との間の埠頭に位置。
ポート・サイイド駅
 スエズ運河事務局が位置する埠頭の西側に位置。埠頭から、大港に面したムスタファ・カメル通り沿いに西に進むと左手にポート・サイイド駅が。駅からは、貨物便の引込み線が大港に伸びている。
 鉄路は、イスマイレーヤ?を経て、スエズ?やカイロ?に通じている。
スーク・アフランギ(外国製品市場)
 ムスタファ・カメル通りの中ほどから、角を曲がった通りを少し進むと、スーク・アフランギの南端に入る。スエズ運河が流れる方向と平行に設けられた通りの350mほどが、スーク・アフランギになっている。
シェル広場
 ポート・サイイド駅の西で街区数ブロックを隔てた位置にあたる。長方形の広場は、駅に近い方の短辺ショハダー通りに開いたコの字型。ポート・サイイド駅を左手に見ながら、ムスタファ・カメル通りを西端まで進み、ショハダー通りに出たところで左折、1〜2ブロック進むと右手はシェル広場。
 ショハダー通りに接した辺以外の、広場の3方は、外国人向けの高級店に囲まれ、各国の旅行者で賑わう。
スーク・トガーリ(商業市場)
 小港北側で、フィラスディーン通りと直交しているサアド・サアグルール通りをずっと西に進んだ後、一本南側に入った裏通りがスーク・トガーリになっている。
 シェル広場の北東端から、ショハダー通りを地中海方面に進むと、サアド・サアグルール通りと直交する交差点の手前で、左手にスークの東端が開けている。スエズ運河が流れる方向と直交向きに設けられた細い通りの530mほどが、スークになっている。
軍事博物館
 古代から近代までの武器や防具などが展示されている。4次に渡る中東戦争で使用された武器や、作戦地図の展示もある。
 博物館は、市街でも地中海に面したビーチ寄りの一角で7月23日通りに面している。ポート・サイイド駅の北方600mほどにあたる。

正規の出入国ゲート

スカイ・ゲート
 近傍に国際空港はない。最も近いのはカイロ郊外の国際空港。
海港
 ポート・サイイド港

主要交通路

空路
 調査中
鉄路
 スエズ運河沿いをイスマイレーヤ?に至る鉄路が、スエズ?やカイロ?へも通じている。
主要自動車道
 スエズ運河沿いにイスマイレーヤに至る自動車道が主要地方道。他に、ダミエッタとの間にも地方道が敷設されている。

活用や検討

活用

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重要な改訂の情報

  • 内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。
    (誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要)
  • 2007-02-06 (火) 09:02:41 鍼原神無 : 少し補完しました。
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検討

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