ナイル川州，スーダンの〜

アラビア語の音

Wilayah Nahr an Nil（ウィラァヤフ・ナハル・アン-ニル）

英語名

River Nile state of Sudan（リヴァ･ナイル・ステイト･オブ･スゥダーン）

• 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

　スーダン共和国?の「ナイル川州」は、現スーダン共和国に26設けられている州の１つ。北スーダン地方の東部１／４ほどを占め、カッサラ地方の西方に隣接している。

　北縁は、スーダン - エジプト国境の１部を成し、北東縁はスーダンとエジプトの間で帰属が未決着な土地の西端にかかっている（2008年現在、エジプト側が実効支配を続けている）。アラビア語州名「ウィラァヤフ・ナハル・アン-ニル」は、「ナイル川の州」を意味しているが、流域が州域に入っているのは南部。北部は、ヌビア沙漠に占められている。

　州都アッ-ダミールは、第５急湍〔きゅうたん〕の下流で、ナイル川が北流から南流に転じる屈曲点あたりの右岸に位置。

　行政上の州都アル-ダミールよりは、その北方に近接しているアトバラ市の規模の方が大きい。

• 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

　ナイル川州の州域は、東西よりも南北が細長く、南部が東に張り出している。

　北縁では、国境を挟んでエジプトの紅海県?と接している。

　スーダン領内では、東の概ねで、カッサラ地方のスーダン紅海州と、南東でカッサラ州?と隣接。ナイル川州南部で、州域が東に張り出している部分は、紅海州とカッサラ州との間に食い込んだような位置関係になっている。西では、北スーダン地方のスーダン北部州と、南では中部スーダン地方のハルトゥーム州と州境を接している。

　環境は、基本的には乾燥した沙漠気候。南部のナイル川流域では、、水路を設けた灌漑農耕も営まれている。７〜８月が降水量のあまり多くない雨季。雨季の前後、それぞれ２〜３ヵ月ほど極暑の季節が続く。

　州域内には、古代ヌビア王朝の重要遺跡、ジュベル・バカル?などが存在。

• 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。

　「増補待ち」。

• GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど

補足情報

人口分布

• ナイル川州の面積は、122，123平方km。人口は、2000年の統計で、およそ90万人ほど。平均人口密度は、１平方kmあたり７人ほど。
  数値上はスーダン領内で過疎になる。ちなみに、スーダン全域での平均人口密度は、同じ2000年で、12人ほど。
• 【参照地図】
  Sudan（Gridded Population of the World, version3）
  統計に基づいた人口分布地図が公開されています。（コンテンツの上部に記されている統計準拠年には注意）
• 2000年の統計に基づくGPWvr3の人口分布図を見ると、人口はほぼ均一に州域に分布しているかに表示されている。しかし、人口は、ナイル川流域に偏り、特に都市部に集住、と想定。ナイル川流域以外の沙漠地帯は、事実上の無人地帯と想定。
• 2000年当時の数値に拠れば、ナイル川州では、北スーダン?地方の、26％ほどの面積に６割ほどの人口が居住していた見当になる。同年のスーダン全域と比較すると、全土の、５％弱の面積に、総人口の３％弱の人口が居住していた見当になる。

地域区分

• 2008年現在、ナイル川州は、行政上、６つの郡に区分されているようです。
  郡まで把握する必要があるシナリオが多いとは思えませんが。遺跡の位置関係を確認するのに役立つこともあるでしょう。“覚え”として記しておきます。
• 【参照情報】
  Wikipedia英語版:Districts of Sudan - River Nile

主要交通路

　「北スーダン地方」の項を参照のこと。⇒ 北スーダン地方

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ワールド編
  ⇔ 現存国家

関連項目

• 北スーダン地方
• ジュベル=バカル?
• スーダン共和国
• スーダン共和国の参照コンテンツ集
• スーダン共和国の諸地域?

資料リンク

• Wikipedia英語版:River Nile (state)
  Wikipedia英語版:States_of_Sudan

活用

• このページの記事を踏まえた、アイデア・フック、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど

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