北スーダン地方
- 北スーダン地方 きたスーダンちほう （Region of Northern Sudan） 簡易版
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「北スーダン地方」は、現在のスーダン共和国領を大別するときにしばしば用いられることがある地域大別。行政実体はない。
「北スーダン」の地名は、スーダン領の内、「山地で他から隔てられた、紅海沿岸部を除いた地域の北部」を意味している。
【参照地図】
- Sudan - regional boundary（Relief Web）
実は、地図は古い行政区分図。図示されている旧行政州は、2006年現在、“Khartoum”（図中の16）以外すべてが、公的には行政実体を失っている（より細かな行政州に解体されている）。 - Sudan（HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS）
やや詳しい情報
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北スーダン地方は、元はアングロ=エジプト?統治時代に策定された行政区だった。現在は、２つの州に区分されて、かつの行政区分は解消されている。北ナイル地方に含まれる２つの州とは、西部の北部州、東部のナイル川州?。
地域北縁は、エジプト=アラブ共和国との国境線で、北西縁は社会主義人民リビア=アラブ国のフェザーン地方と国境を接している。
南西では、スーダン領内のダルフール地方北部、コルドファン地方北部とに接し、南東部ではハルトゥーム州と、東部ではカッサラ地方と接している。
地域の環境は、中東部を南北方向に流れながら大きく屈曲するナイル上流部流域以外は、沙漠地帯?。広い意味でのサハラ沙漠南東外縁に連なる沙漠にあたり、たいへん乾燥している。
７〜８月が降水量のあまり多くない雨季。雨季の前後、それぞれ２〜３ヵ月ほど極暑の季節が続く。
人口は、ナイル上流域に集中。上流域を中心にした一帯は、古代の地域名では上ヌビアに含まれている。沙漠地帯は基本的には無人に等しく、数の多くないオアシス都市以外には、集住地は見られない。
地域の中心的都市は、北ナイル州州都でもあるドンクゥーラ?。ナイル川流域で、エジプト領に近いワディ・ハルファの町も、貿易中継点として、比較的賑やか。
ＧＭ向け参考情報
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参照情報
| 領域名 | 面積 | 面積比率 | およその推計人口 | 人口推計順去年 | 人口比率 | 平均人口密度／１平方km |
| 北スーダン地方（全域） | 470，888平方km | 100％ | およそ150万人 | 下記データの総計による目安概数 | 100％ | ３人ほど |
| 北部州 | 348，765平方km | 74％ほど | およそ60万人 | 2000年 | 40％ほど | １人ほど |
| ナイル川州? | 122，123平方km | 26％弱 | およそ90万人 | 1980年 | 60％ほど | ７人ほど |
| スーダン共和国全域 | 2，506，000平方km | 532％ | 3109万３千万人 | 2000年 | 207％ | 12人 |
人口分布
【参照地図】
- Sudan（Gridded Population of the World, version3）
統計に基づいた人口分布地図が公開されています（コンテンツの上部に記されている統計準拠年には注意）。
2000年の統計に基づいたＧＰＷvr3の分布図では、北スーダン地方の人口は、地域に満遍なく広く、薄く分布しているかのように表示されている。シナリオでは、人口はほとんど、ナイル水系?流域の都市に集中し、沙漠地帯は事実上無人とみなした方がいいだろう。
主要交通路
【参照地図】
- 鉄路
- 北スーダン地方では、ワディ・ハルファからヌビア沙漠内を概ね南東方向に、アトバラに至る基幹鉄路ガ敷設されている。この鉄路は、アトバラを経て、首都ハルトゥームに至っている。
- アトバラからは、紅海沿岸方面に向かう路線が分岐している。また、アブ・ハメドの北では、ナイル川流域の地方都市カレイマ（Kareima）に至る支線も分岐している。
- 自動車道
- 北スーダン地方では、ナイル川第３急湍〔きゅうたん〕の下流に位置するドンゴラから上流に向かって、ナイル左岸に主要道が敷設されている。この道は、ナイル川が大きく屈曲する西の屈曲点の手前で、エド・デバ（Ed Debba）の町を経由した後、ナイル流域を離れ、沙漠内を首都ハルトゥーム方面に向かっている。
- ドンゴラよりも下流のナイル左岸には、古いキャラバン道がある程度（と、想定）。
- ナイル右岸では、ワディ・ハルファからヌビア沙漠内を概ね南東方向に、主要地方道と想定される格の自動車道が敷設されている。この道路は、ナイル川の東の屈曲点あたりで、地方都市アブ・ハムド（Abu Hamed）を経由。以降は、ナイル川沿岸右岸を、首都ハルトゥーム方面に向かう。
- この道路は、北スーダン地方、及び、ナイル川州の南東部、ナイル右岸でアトバラの町を経由している。アトバラからは、紅海沿岸方面に向かい、沿岸山地の鞍部に分け入っていく主要地方道が分岐している。
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キーワード:
参照:[中部スーダン地方] [カッサラ地方] [ナイル川州，スーダンの〜] [ハルトゥーム州] [ダルフール地方] [アフリカ州のランド・マーク] [北コルドファン州] [アスワン県] [紅海州，スーダンの〜] [カリマの町] [ドゥンクーラ] [北部州，スーダンの〜] [ランド・マーク] [北ダルフール] [オールド・ドゥンクーラ] [ワディ・ハルファ]