神聖言語メッセージ・カード
神聖言語メッセージ・カード しんせいげんごメッセージ・カード
何に使うか
アストラル・システムとの接触や、神聖言語に接触したキャラクターが得る神聖言語イメージを表現し、処理するためのカード。
神聖言語との接触では、キャラクター側から働きかけなくても、神聖言語の方から超自然的な影響力がキャラに及び、神聖言語イメージを垣間見ることもある。
基本的には、アストラル・システムに接触したキャラが、人間の認知能力では整理をつけ難い情報の奔流を、脳裏で一挙に感知した状態を表現するために使う。
用紙
5×5の魔方陣から、四隅を除いたような構成の、21のマス目からなる。
用紙はAPPENDIXに掲載されている。また、より小さなサイズのブランクカードは、ルールブックの公開情報、p.113にも掲載されている。
いちいちコピーをとるのが面倒な人は、ワードやエクセルで、ブランクカードの表組データを自作して、必要に応じてプリントアウトしていく手もある。
ハガキ大のカードにプリント・アウトすると手頃だと思われる。
あるいは、A5やB5のシートに2面が入るようにデータを組み、プリントアウト後に半裁していってもいい。
使い方
アストラル・システムとの接触をしたPCの担当プレイヤーは、最初の判定に成功すると、記入された神聖言語メッセージ・カードを受け取る。
カードに記された神聖言語イメージは、アストラル・システムとの接触で、PCの脳裏に流れ込んだ心象イメージのようなものを現す。
普通は、GMに、メッセージの意味を尋ねても、ストレートな回答は帰ってこないだろう。
GMの方針にもよるが、原則として、プレイヤーは受け取ったカードを他のプレイヤーに見せない方がいいだろう。
GMも、カードを2つ折りにして渡していくと、特に断らなくても、ほとんどのプレイヤーは他のメンバーにみせようとしないらしい。
カードを受け取ったプレイヤーは、担当PCが、神聖言語イメージにどこまで対抗できたかの判定を連続することになる。
運用例
例えば、崩壊する遺跡や、高Levクリーチャーの出現、オーパーツの暴走に伴う天変地異など、クライマックスに想定している危険の予兆を、オーパーツや、神聖言語に能動的接触を試みたPCに限って、神聖言語イメージで示していく、という使い方もある。
あるいは、GMのマスタリング方針にもよるだろうが、神聖言語イメージを「シナリオの重要な背景情報を、わざとわかりづらく錯綜させてプレイヤーに示す」ものとして扱う、使い方もある。
考え方は、いろいろあるだろうが、神聖言語イメージを得なくても、ミッション達成には支障はないが、もし、神聖言語イメージを得ると、背景の謎解明に近づく大きな手がかりを得られる、あたりが基本的なさじ加減の1種と思われる。
チップス(ちょっとしたコツ)としては、シナリオ・メイクのときに、21マスすべてを文字で埋めた、比較的分かり易いカードを用意しておき、セッションの展開や、プレイヤーのアプローチ、判定の達成値などに応じて、適宜、文字を抽象記号に置き換えていく、という手法が結構便利だ。
キーワード:
参照:[APPENDIX] [黄金の樹の枝(限定情報以上級設定)01] [神聖言語イメージ] [神聖言語] [小辞典道具編] [チップス集]