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報告書作成

報告書作成 ほうこくしょさくせい

 「報告書作成」は、ゲーム後ブリーフィングで、経験点配布の参考資料をまとめることになっている作業。(ルールブック、p.29)

報告書作成の作業

 報告書作成ルールには、ルールブックの記述に不備がある。

 詳細は、「ゲーム後ブリーフィング」の項を参照してほしいが、現状では、報告書作成ルールを使うにしろ、使わないにしろ、ハウスルールの導入か、GM裁定によるルールの停止をおこなうしかない。

 スザク・ゲームズによるオフィシャルなフォローが待たれるが、ここでは、報告書作成をおこなうとしたら、どんなふうにやっていくか、についてまとめてみる。

誰が作成するか

 報告書の内容はプレイヤー全員で相談し、概要を報告書用紙に記入することになっている。

 報告書用紙の方を見ると、担当者の項目と、担当者補足の項目とが設けられており、担当者補足の部分は、ある程度記入できるよう、比較的広いスペースが用意されている。

 従って、報告書の内容はプレイヤー全員で相談するが、実際に記入するのは、誰か1人のプレイヤー(担当者)である、と判断される。

 報告書を作成し、出来ばえ判定もおこなう場合、担当者は「分析+知性」の数値が高い者とするのがプレイの定石になるはずだ。

 報告書を作成はするが、出来ばえ判定はおこなわない運用の場合は、プレイヤー間の協議で担当者を定めてもいいし、キャンペーンを通じた持ち回りで担当者を代えていってもいいだろう。

どんなふうに記入するか

 ルールには「概要を記す」とある。

 要するに本式に報告書を書くのではなく、物語内でPCが財団に提出する報告書の要点だけを記す、ということだろう。

 ダイス・ロールで射撃判定をして、プレイヤーが実際に銃を撃つわけではないのと変わりはしない。

 例えば「ミッションの展開した場所」という項目があるが、記入用スペースはあまり広くない。

 例えば、次のように記せばいいだろう。

エジプト(ルクソール)→ 北インド(デリー → アムリッツァ)→ イラク(バビロン遺跡)

 記入スペースが比較的広い項目も、要点だけを記していけばいいだろう。たいていは箇条書きで充分と思われる。

 記入スペースが広い項目とは、「(ミッションの)経過」「補足意見」「担当者補足」である。

 「補足意見」の項目と「担当者補足」の項目が別に建てられている点が注目される。

どんなことを記入するか

 「ミッションの主旨」と、達成度評価の尺度とを意識して整理していけば、何から書いていけばいいか、自ずと明らかになるだろう。

 この場合、「ミッションの主旨」とは、オープン・ミッションヒドゥン・ミッションも含む。

 ミッションの関係を主に記入するのは、「ミッション内容」と「ミッション目的」になっている。

 ヒドゥン・ミッションが発生したときは、一言でいいから「ミッションが再定義された事情(理由)」にも触れた方がいい。この件は「(ミッションの)経過」に記してもいい。

運用例

 スザク・ゲームズからのオフィシャルなフォローが公表されるまでは、実際の運用例はGMごと、セッション・グループごとに様々にならざるを得ないだろう。

 実際にオフィシャルなフォローが公表されても、ミッション主旨やシナリオ傾向によって、具体的な運用にはヴァリエーションが生じざるを得ないだろう、と予想される。

 例えば、オープン・ミッションだけで達成できたセッションと、ヒドゥン・ミッションが発生したミッションでは、運用の細かな点が変わってくるかもしれない。

運用例A

 「補足意見」の項目と「担当者補足」の項目が別に建てられている点を重視すると、次のような運用が考えられる。

 まず、プレイヤー全員で異論が生じない事柄から記入していく。

 無理にすべての意見を統一しようとせず、一通りの検討が済んだら、細かな点は異論併記で記した方が、効率がいい。

 例えば、「担当者補足」の部分に、少数派の異論を記すようにするといいだろう。

 物語内で報告書と共に財団に提出される遺物オーパーツ)や、証拠写真などがあったら、それは忘れずに記していく。ミッションにもよるが「最終的な結果」か「目的の達成度」の項でいいだろう。

 余裕があれば、ミッションの達成目標とは直接関係しないが、「冒険を通じて明らかになった新たな謎」や、「財団やPCチームが今後気にすべきNPC(特に陰謀組織関係)の言動」を記すといい。

 これらは、ルールブックの記述で言うと「今後への提案」にあたる。

 ここは、プレイヤーとして先々のキャンペーンでネタに使われるとおもしろそうだ、と思う希望を、PCからNPCへの提案という型で盛り込んでいくといいだろう。

 GMは、プレイヤーたちが、報告書の内容をまとめている話し合いを横で聞きながら、ミッション達成度の評価ポイントを見直しておくといい。

 報告書を受け取ったら、必要に応じて確認や質問をしてから、NPCが受理したことにする。

 出来映え判定?を採用する運営では、この確認、質問の後に、判定の目標値を告げるといいだろう。(出来栄え判定をおこなう場合の運用例は、「ゲーム後ブリーフィング」の項を参照のこと)

活用や検討

活用

検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)

更新日時:2005/12/25 19:53:43
キーワード:
参照:[報告書] [知名度] [小辞典道具編] [熱煙手榴弾(ハウス設定)] [経験点] [ゲーム後ブリーフィング]
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