アルザス地域圏
- アルザス地域圏 アルザスちいきけん (簡易版)
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「アルザス地域圏」は、現在、フランス共和国の“本土領”に設けられている広域地域圏の1つ。
フランス“本土領”西縁の、中北部内陸にてドイツ領に隣接。南西縁では、比較的短い距離、スイス連邦との国境を擁してもいる。ドイツとの国境部では、ライン川?の中流域が屈曲しつつ概ね北流している。
アルザス地域圏は、歴史的にはアルザス=ロレーヌ地方?の一部でとされる。ドイツ語文化圏との結びつきが深いためだ。現在も地域で日常的に用いられているアルザス語は、標準ドイツ語にかなり近い言語。
首府のストラスブール市には、EU(欧州連合)?の重要機関が複数設けられている。TGV?東ヨーロッパ線が、2007年に開業。首都のパリ市?との間が、2時間強で結ばれている。
- 【参照地図】
(アルザス地域圏略地図,Wikimedia Commons)
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アルザス地域圏は、フランス“本土領”に、コルス島のコルス地方公共団体も含め、22設けられている州レベルの広域行政区の1つ。“本土領”にある地域圏では、最も面積が狭い。
西縁の概ねでロレーヌ地域圏と、南東縁でフランシュ=コンテ地域圏と隣接。東部ではドイツ連邦共和国の南東部に隣接している。
地域は山がちで樹林も多い。鉄鉱石や石炭を豊富に産し、古くから鉱業工業が盛んだった。ライン川水運も活用され、古くから開けていた。
現在、ヨーロッパ有数の経済地域であるドイツのライン川中流域との経済的結びつきが深く、生活水準はフランスの内でも比較的高い水準にある。
地域は交通の要衝も占め、ドイツとフランスの間で帰属が争われた歴史が長い。中世には神聖ローマ帝国に領邦として服属した時期もあった。スペイン継承戦争?後にフランス王朝に服属するようになり、ブルボン王朝期には「ブルボン朝に仕えるドイツ人の地」とも呼ばれた。
第2次世界大戦でフランスがナチ・ドイツに降伏した際、ドイツに割譲されたが、戦後はフランスに変換されて現在に至っている。
首府のストラスブール市は、地域圏北部のバ=ラン県?にて、県域西縁の南北概ね中ほどで、ライン川流域に立地。広域地域圏では、北西部にあたる。
現在は、「ライン川下流」を意味した北部のバ=ラン県と「ライン川上流」を意味した南部のオー=ラン県?の2県からなり、土地面積は8,280平方km。人口は 約183万人弱ほど(2007年)。現在でも、地域住民のほとんどが、アルザス語を母語にしているアルザス人、になっている。
アルザス地域圏の公用語はフランス語であり、フランス語は、地域で教養語のように用いられてもいる。現在のアルザス語は、かなりの割合の語彙をフランス語から借用しているが、標準ドイツ語と近縁の言語だ。アルザス地域圏のアルザス人は、そのほとんどがバイリンガルとも言える。
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キーワード:
参照:[トゥーロン] [ストラスブール市] [フランシュ=コンテ地域圏] [アルザス語] [ロレーヌ地域圏] [ラインラント=プファルツ州] [ヴォージュ山脈] [ヨーロッパ州のランド・マーク] [アルザス人] [アレマン語] [トゥールーズ] [アレマン族]